ユーザーだけではなく占い師も幸せにするためには。トーク占い(コンテンツ事業部) 佐藤氏インタビュー
みなさん、こんにちは。LINE エンターテイメントカンパニー「SHOWCASE」です。
以前もご紹介したエンターテイメントカンパニー事業の一つ「占い事業」には、「占い師とのアライアンス」という仕事があります。
「占い師」とのアライアンスとは一体どんな仕事なのでしょうか??
今回のSHOWCASEでは、コンテンツ事業部の佐藤氏に登場いただき、占い事業のアライアンス業務について教えていただきました。
※尚、現在LINEでは新型コロナウィルス対策として在宅勤務を行っておりますため、インタビューはオンラインによって実施しております。
1.これまでのキャリアについて
——佐藤さんのLINEに入社するまでのキャリアについて教えてください。
私はLINEが2社目でして、前職には24歳からLINEに転職するまで13年間在籍していました。
前職は、メディア運営をしている会社で、メディア運営からカスタマーサポート、営業など本当に幅広く経験しました。
辞める3年程前に社内で新規事業の募集が始まりまして、応募したところ企画が採用され、そこから辞めるまでの間は新規事業の立ち上げに関わっていました。
メンバーは誰もいなくて、開発以外はほぼ一人で担当していましたね。
マーケティングやフロントデザインなども自分でやりました。
知識があった訳ではなく、ネットで調べながら、まさに手探りの中で進んでいました(笑)
——いきなり全てを一人で担当するとはすごいですね。新規事業には元々興味があったのですか?
そうですね。興味を持っていたこともありますが、前職の社風として「社長をどんどん産み出していこう」という文化だったこともあり、自分で一つサービスをつくって、ゆくゆくは起業出来ないかと思っていました。
——転職を考えたのはなぜですか?
サービスも無事ローンチし、最初は赤字続きでしたが、なんとか成長の兆しが見えるところまでたどり着いたので、そろそろ新しいことを経験したいな、と思ったことがきっかけです。
転職先としては、「誰もが知っているサービスを持っている会社」ということを軸に探していました。
レベルが高い人が集まる会社で、自ら成長していきたいと思ったからです。
2.LINEでのキャリア
——LINEに入社した決め手は何だったのですか?
転職軸であった「誰もが知っているサービス」を持っていることはもちろんですが、面接を通じてLINEというプラットフォームを使って新しいことが出来そうだと感じたことが決め手になりました。
与えられる裁量も大きく、自由度が高い印象もありました。
——実際に入社した後にギャップはありましたか?
思った以上に裁量がありましたね(笑)
入社してすぐリーダーとなり、様々な業務を任されることになったのですが、個人的には自由にやらせてもらえることは好きでしたので、良い意味でのギャップですね。
——いきなりリーダーになるのはすごいですね(笑)。入社してからは、どのような業務を担当していたのですか?
現在も継続していますが、占いのアライアンス業務です。入社当時のミッションとしては、トーク占いに登録する占い師をとにかく増やすことでした。
その後、占い師だけでなく、弁護士やトークCAREのカウンセラーのアライアンスも担当しました。
3.現在の業務について
——現在の業務について詳しく教えていただけますか?
先ほどもお話しした占い師のアライアンス業務を担当しています。
具体的には、応募があった占い師や、我々が占い館等に営業してスカウトしてきた占い師を審査しトーク占い上でデビューしていただくことです。
また、デビューした占い師に対しては、ユーザー獲得のアドバイスやモチベーションを上げるための施策を考えて実施しています。
その他には、これからの取り組みになりますが、占い師のプロデュースも行っていこうと考えています。
——人気になる占い師の特徴はありますか?
人気の占い師に共通して言える特徴はメンタルが強いことですね。
あとは、人と話すことが好きな人ですね。
占いのスキルが高いのはもちろん、相談してきたユーザーに占いを通じて希望を持たせられる占い師は人気が出ますね。
——アドバイスするとありましたが、どのように行うのですか?
私たちがアドバイスするのは、占いのやり方等ではなく、どうやったらユーザーの満足度を上げることが出来るかという点です。
アドバイスとしては、LINEというプラットフォームだからこそ改善した方が良い部分が多いです。
例えば「一分間に何回くらい相手と会話しましょう」とか、「チャットは感情が伝わりづらいので1トーン明るいテンションで」など、我々のこれまでの経験を活かしたノウハウをアドバイスしています
アドバイス通りにやるだけでも、ある程度ユーザーの満足度は上がっていきますね。
——何名くらいの占い師を担当しているのですか?
トーク占いでは、現在1,600名以上の占い師の方々に登録いただいています。先ほどのアドバイスはチームで蓄積しているので、適宜占い師にも共有をしています。
もちろん個別の相談にも乗っています。改善すべき点はどこなのかを調べた上で、「こうした方がいいですね」と直接アドバイスすることもあります。
——アライアンス業務のやりがいはどんな点ですか?
我々のサービスを通じて、ユーザーだけではなく占い師も幸せに出来ることはやりがいですね。
まさに今はコロナの影響もあり対面型の占いは休業せざるを得ない状況ですが、だからこそトーク占いというプラットフォームで占いを続けることが出来ます。改めて自分たちのサービスの重要性を感じることが出来ました。
4.今後について
——今後は占い師のプロデュースも行っていくとありましたが、どのような構想でしょうか?
トーク占いの占い師の中から有名占い師をつくりたいと思っています。
そのために、デジタルコンテンツ化したり、PRと組んでメディア露出することを検討しています。
——占い師のスタイルは今後どうなると思いますか?
占いというと、対面型のオフライン占いがメインでしたが、これからはオンラインでの占いにも対応出来ないと厳しくなってくると思います。
間違いなく対面型の占いは減っていくので、対面もやりながら空いている時間でオンラインの占いも行う、というスタイルになっていくのではないでしょうか。
——今後の展望はありますか?
トーク占いに登録している占い師の中には、沖縄に移住した人や世界を旅しながら占いをしている人もいます。
こういったことは、トーク占いがオンライン占いであるからこそ実現できることです。
ユーザーだけではなく、占い師にもこのサービスをもっと知ってもらい、自己実現できる場としてたくさんの方に参加してもらいたいと思います。
いつか、トーク占いに参加するのが占い師の中で当たり前になると嬉しいですね。