文字にはない「声の魅力」LINEボイスメッセージの利用例3選。夜寝ちゃう甥っ子との会話、孫ボイスでおばあちゃんが鬱から回復、親スマホで子ども同士で「遊びの約束」丨 @appmarkelabo #今日もLINEからつながる
ちょっとマイナーだけど、特定のシーンではとても便利だという声もある、LINEのボイスメッセージの、利用事例を3つまとめました。
事例1:非リアルタイムで「声のやりとり」ができる
LINEのボイスメッセージは、リアルタイムに声でやりとりする通話と違い、都合の良いときに聴いたり送ったりできます。
例えば、20代の社会人のアヤさんは、離れて住んでいる小学生の甥っ子と、日常的にボイスメッセージをつかっているそうです。
小学生と社会人では「生活サイクル」が違います。
そのため、仕事終わりに一息ついてから、ちょっと通話しようと思っても、小学生はもう寝てしまっているわけですね。
それが、LINEのボイスメッセージなら「元気?」「今日なにしてた?」と、文字が打てない小学生とも、こまめにコミュニケーションがとれると。
この「非リアルタイム✖︎声コミュニケーション」という対話手段は、手軽なものだと留守電くらいで、代替手段は意外とありません。
そのため、生活スタイルや時差があっても、声でやりとりできるボイスメッセージが、特定の状況では便利という声も挙がっています。
事例2: 感情や気持ちの「伝達効率の高さ」
ボイスメッセージは「本人の声」を介して届けられるため「自分の気持ち」をダイレクトに相手に伝えることができます。
文字による「ありがとう」は見た目が同じですが、ボイスメッセージの「ありがとう」は全て違いますし、文字のようにコピペもできません。
産地直送の野菜のような感じで、ひたひたの感情をそのままに、相手の心に直接届けやすいのは、ボイスメッセージの特徴だと思います。
この特徴をあらわすような、あるユーザーのエピソードをご覧ください。
もちろん「簡単だから使えた」という背景もありますが、
病気や不幸で落ち込みがちだったおばあちゃんが、孫との毎日のボイスメッセージによって、気分が回復していったのだそう。
こちらのおばあちゃんの場合、ガラケーをずっとつかっていて、フリック入力も難しいため、スマホへの乗換にも抵抗がありました。
また、息子さんから「○○(奥さん)も会いたがってるよ」というと「気を遣っちゃって。そんなこと思ってないでしょ」と返されたそうですが、
奥さん本人から、ボイスメッセージを送ると「本人の気持ち」がちゃんと心に伝わって喜んでくれたとのこと。
「ありがとう」「誕生日おめでとう」のような一言も、ボイスメッセージで送るだけで、気持ちが伝わりやすくなるのかもしれません。
事例3:ボイスメッセージは誰でも使いやすい
最後は「簡単さ」です。最低限のコトバさえ喋ることができれば、ボイスメッセージだとコミュニケーションが成立します。
チャットと比較しても「読み書き不要」で入力も簡単なため、スマホを上手くつかえない人や、文字の読めない子どもでも利用できます。
このように、子ども同士の「あそびの約束」などのやりとりを、ボイスメッセージでしている人もいます。
このケースでは、お母さん同士のLINEを中継して、子どもの声をボイスメッセージで収録して、届けているという感じですね。
小さい子どもだと「一言だけの会話」も多いので、「あそびたい」「いいよー」「いまから行くね」くらいで良いわけです。
すごく近い関係性ではない人に、いきなり通話するのは気が引けてしまう、という心理も、今は自宅に固定電話を持たない人も減って、スマホのチャットが当たり前になったことでの、今風な悩みなのかもしれません。
TEXT:アプリマーケティング研究所 ( @appmarkelabo )
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