年の瀬に寄せて

2024年はももうすぐ終わり
という訳で今年1年の競馬を振り返ります

今年は亡くなった騎手が3名出てしまったのが非常に悔やまれる年でした。
藤岡康太騎手、角田大河騎手、そして高知の塚本雄大騎手。
改めてご冥福をお祈りします。

また、スマホ問題で藤田菜七子騎手、永野猛蔵騎手が引退。

将来有望な騎手が相次いでいなくなってしまったのが残念でした。

来年はこのような事が起きない事を切に願います。

という訳で今年の競馬を振り返ります。

今年の競馬で1番大きいのは3歳ダート3冠レースの誕生です。
実際に先日の東京大賞典では1着フォーエバーヤング、3着ラムジェットと3歳馬が上位を占めました。

これは非常に大きな事だと思います。

フォーエバーヤングはまだ日本では負け知らず。
来年はサウジ、ドバイ、アメリカでタイトルを取って欲しいなと。

3着のラムジェットも来年日本に専念すればどこかで必ずタイトルを取れる馬だと思いますので、合わせて楽しみに。

路線毎に簡単に振り返ります。

①2歳戦
牡馬戦線はアドマイヤズームとクロワデュノールがG1制覇しました。
アドマイヤズームは皐月賞なら勝負になる可能性が有るので、皐月賞が楽しみですね。
ホープフルSを勝ったクロワデュノールは北村友一騎手の涙のインタビューが印象的でしたが、競馬自体は完勝。
初めての右回りも全く問題なかったので、無事なら皐月賞はほぼ間違いなさそうな感じはします。

牝馬戦線はアルマヴェローチェが阪神JFを制覇しましたが、牝馬戦線は混戦と見てます。

注目馬:マイエレメント
来年クラシックの有力候補と見込んでます。
末脚の破壊力は有るので、気性面が解消されれば。
次はシンザン記念みたいなので、あっさり勝つ事が条件ではありますが。。。

②3歳戦線
牡馬戦線は3冠を1つずつ分け合う形
皐月賞はジャスティンミラノ、ダービーはダノンデサイル、菊花賞はアーバンシック
ジャスティンミラノが屈腱炎により引退しましたが、ダノンデサイルとアーバンシックは有馬記念に挑戦し3着と7着。
来年はどちらも2000~2400が良さそうで、天皇賞春に出る様であれば、危険だと思います。

牝馬戦線はステレンボッシュが桜花賞、チェルヴィニアがオークスと秋華賞の2冠制覇。
さらにレガレイラが有馬記念制覇。
結果的に3歳牝馬はこの3頭が抜けていた形に。
チェルヴィニアはジャパンカップ4着でしたが、相手を考えれば善戦ですし、上位の馬は来年もやれると思います。

マイル以下はジャンタルマンタルがマイルカップ制覇したのみ。
マイル以下の路線は来年新興勢力台頭に期待します。

注目馬:アドマイヤテラ
菊花賞3着馬ですが、菊花賞の競馬は非常にステイヤーとしての可能性を感じますので、来年注目していきます。

③古馬戦線
中長距離は前半は悲願の初制覇
後半はドウデュースが圧倒からの有馬記念出走取消でした。
ドウデュース、シャフリヤールが引退となりますので、来年の古馬中長距離戦線は非常に混戦模様になるのでこれも楽しみ。

短距離、マイル路線は簡単にいうと本命不在。
春の短距離王、マッドクールが暮れの阪神カップで復活の2着で来年に向けて逆襲に期待。
秋の短距離王、ルガルは高松宮記念での逆襲に期待します。

マイル路線は群雄割拠
春は香港のロマンティックウォリアーに蹂躙されましたが、秋はソウルラッシュが悲願のG1制覇。

明け4歳馬達の飛躍に期待します。

注目馬:エコロヴァルツ
暮れのディセンバーSで古馬相手に勝利
1800がベストな気はしますが1600と2000がこなせれば。
伸び幅は十分有ると見てます。

④女性騎手
今年は女性騎手に関しては大きな出来事が有りました。
それは藤田菜七子騎手の引退。
今年の夏に結婚された際に引退は近いなぁとは思ってましたが、秋のスマホ事件で引退。
今はもう一般人なので、ただ幸せを祈っております。

菜七子騎手の引退により来年以降の女性騎手達は大きく変わると思います。
今年デビューの大江原比呂騎手が2度体重調整失敗も有り、女性騎手に対しての風当たりは悪い方向に向いた年だとは思いますが、個人的には孤軍奮闘の永島まなみ騎手に来年以降期待します。
今年は昨年より勝ち星は減りましたが、関東での騎乗や人気薄の馬に多数騎乗してましたので、この経験は来年に活きてきます。

まなみ騎手の得意技といえるのが、画面外から人気薄の馬が差し込んでくるシーンです。
全部が全部では有りませんが、人気有る無し関わらず、急に飛び込んできますので、来年注目してみて下さい。

長々となりますが以上です。
来年はとにかく悲惨な事故が起きない事を祈ります。
皆様良い年をお迎え下さい😊

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