すばらしき練習試合 〜 vs 渋谷ARTISTA
5月19日(日)
「 渋谷ARTISTA vs LINDA SMILES 」
(渋谷区二子玉川運動施設グランド)
東京都の老舗クラブ、渋谷ARTISTAさんにお呼ばれしてのTRM。
渋谷ARTISTA・代表の長田さんとは昔からの付き合いで、とてもお世話になってます。
見た目ファンキーで実際クソおもろいおっちゃんなのですが、今では東京都U-15女子の重鎮にのし上がり、昔からの旧態依然としたルールや慣習をどんどん変革して新しい風を吹かしているやり手の指導者でもあります。
そしてやはりおもろいおっちゃんなので、今日の試合でもLINDAの子たちをたくさんイジってくれてましたw
NICE👏👏
久保田が前職・INAC東京でU-15を指導していたときもいろいろ交流がありましたが、ようやく2年越しの再戦。
新しく自分で始めたクラブでまた長田さんと対戦できるというのも、なんだか不思議な縁でとても幸せな思いでした。
そしてARTISTAもう1人のコーチ・中山さんとも数年前からのお付き合い。
1年前、彼女が当時コーチをしていたクラブを辞めると聞いたときに「LINDAにおいでよ」と誘ったのだけれど「実は渋谷ARTISTAに決まっちゃったんですよー」と言われていた経緯があります。
長田さんも中山さんも、渋谷からLINDAに通ってくれている小6選手のことを以前から知っていて実際指導もしてくれていたり
中山さんが以前指導していたフットサルスクール出身の中1選手との再会(本人気づいてなかったw)もあったり
何本やるかも選手次第。
「次、何分後にやるー?LINDAのみんなで決めていいよ」(長田さん)
終始こんな感じ。
こんなフレンドリーな練習試合もなかなかないです。ギスギスした雰囲気も一切なく、良い空気しか流れていない。
先週のフロンターレ戦のようなザ・真剣勝負も絶対に大事だし必要。
でも今日のような牧歌的でゆるりとした時間が流れる練習試合も、やっぱりとても大切だし必要なんですよね。
「リラックスした中で、安心してチャレンジしよう」と選手たちにも伝えてからの試合でした。
試合は30分 x 4本。
1本目、スーパーすぎる相手FWの選手に強烈なミドルシュートをボコスコ決められるという展開。
その1本目の後
「何本もやる練習試合では、一番最後のゲームが一番良くなっていれればいい。そうなるようにここから改善していこう」
と意思を共有し、ではスーパーなあの子がシュートモーションに入るところから一つずつ逆算して考え、その対処法とこちらのプレーの改善をしていくべく、頭の整理、やることの整理をしてもらってからの2本目以降。スーパーウーマンへの対応に変化が見られ粘り強さは増し、そしてフォーカスした「味方のミスを拾う速さ」も良くなり、明らかに徐々に良くなっていきました。
試合は生モノ。こういう変化が見られる練習試合も、なかなかオツなものです。
そしてボールを受けるときのヘソの向きをまた共有して臨んだ最後の4本目が、理想通りこの日一番良い内容となりました。
受ける姿勢と向きが良くなった味方が増えたので出し手の迷いも消えてパスが小気味よく回るように。
そして受け手も1stタッチ目で失うことが減り、味方間の距離が近くなったのでミスやこぼれ球も拾える回数が増えた。
結果的にピンチが減り、チャンスが増える、前向きでパスを出せる展開が増え、GKと1v1になるような決定機も多数。
(バーに嫌われすぎましたが泣⋯でもNICE!)
結局ゴールを奪うことはできませんでしたが、何本も決定機を外した選手は悔しさを隠しもせず表情ににじませていて、それもまた成長の確かな表れ。
何本もシュートを外したということは何本もシュートを打ったということだし、数々のシュートチャンスをみんなでつくり出したということ。
試合を通じ、最後に向けてどんどん変わっていった彼女たちの変化は、見ていて本当に素晴らしかったです。
良い相手と良い空気、そして選手たちの意思、明るさ、柔軟性がもたらした、3時間の中での変化。
間近で応援してくれた保護者の方々には、きっと伝わったのではないかと思います。
すばらしき練習試合。
みんなお疲れさまでした!来てくれてありがとう。
対戦して下さった渋谷ARTISTAの選手の皆さん、長田さん中山さん、ありがとうございました。またお願いします!
先週の川崎フロンターレ、今週の渋谷ARTISTA
良いチームとの試合が続いたこの2週間は、選手を大きく成長させてくれました。
今後も良いチームとの試合をどんどん組んでいきたいです。
ひとつひとつステップアップするために。これからも良い日々を過ごしていきましょう。