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【今週のリンダ】 映画『ジョーカー』を観て...
こんにちは、LINDA HOSTEL 106 の張本です。
今日から、#今週のリンダ を始めます。今回のテーマは『ジョーカー』です。
#今週のリンダ とは
LINDAスタッフの関心事(本、雑誌、映画、スポーツなど)を文章にまとめ、週1回、月曜日に更新する取り組み。LINDA BAR に訪れてくださる方々とカウンターで話し、視野を広げ合ったり、深められたらいいな...
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みなさま、映画『ジョーカー』は見られましたか?
先日、遅ればせながら見てきました。
この映画を観て、人によって印象に残るシーンも、受けたメッセージも違うと思います。ですので、皆さんにとっての『ジョーカー』を伺えることを楽しみに、感想を書いていきます。
※ ネタバレを含みます。見る予定のある方は読まないほうが良いかと...!
『ジョーカー』を見た感想
なんかもう、めちゃくちゃゾッとしました。
アメリカが舞台で、ずっと前の時代を描いていたのに、「自分はジョーカーにも、ジョーカーを生み出した社会にもなり得るぞ」「いや、過去を振り返ると、彼らのような振る舞いをしてきたんじゃないか」と、怖さを感じる映画でした...
なんだか他人事じゃないんですよね。
貧富の格差が大きい、生きづらさを感じる人が多い、といった時代背景が似ている描写も沢山あったからなのかもしれません。
自分も映画の登場人物の一員かのように感じ、特に、自分はジョーカーを生み出す社会になりかねないな... と感じたのが印象的でした。怖い。
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「心の病などない、普通の人のようにしてろ」
冒頭のシーンではいきなり、ピエロの衣装で踊っているジョーカーが不良少年にボコボコにされるという。雲行きが怪しすぎませんか、最初から...
そして、貧しい家庭で生活し、突然笑い出すという理解され難い病を抱えているジョーカーは、人の目が気になり、周囲に合わせようとするもうまくいかず、職場、バス、アパート、電車、、、どこでも人から気味悪がられ、笑われてしまうという辛いシーンが続きます。
その中でズシンときた言葉がありました。
「心の病などない、普通の人のようにしてろと訴えかけてくる」
というジョーカーの言葉です。
「普通こうするやろ」と誰かに思ったことはありませんか?僕はあります。
自分の人生を通して培った”自分の普通”がより強固になればなるほど、”他者の普通”が受け入れられなくなり、「普通にしろ」と思ってしまうのかもしれません。
ジョーカーの周りにいる人は、「なにも面白くないのに、なんで今、彼は笑っているんだろう。気味が悪い」と思っていたはず。
”彼らの普通”には、突然笑い出す病気をもつ人はいない。だから、彼は普通じゃない。普通じゃないから、気味が悪いと笑う。
そしてジョーカーは、「自分は病気だ。もっと話を聞いてほしい。優しくしてくれ」と思っていたはず。それなのに聞いてくれず、虐げてくる、だから、間違っている社会(大勢の人)は壊してもいい。そんな考えが、徐々に”ジョーカーの普通”になっていくのだと思いました。
そして、それはジョーカーの行動を賞賛する貧困層の影響でより強固になってく...
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”本当の悪は笑顔の中にある”
より多様な人と出会って話し、本を読み、いろいろな経験して拡げていかなきゃ、自分の中の”普通”が凝り固まり、自分がジョーカーを生む社会になってしまうんだろうなと感じました。
”本当の悪は笑顔の中にある”
この映画のキャッチコピーであるこの言葉は、自分が普通だと思わない人たちを嘲笑することで、ジョーカーが生まれていくと言っているのかも...
みなさんとお話したいこと
・ジョーカーをみた感想 / 気づき / 考察
・最後に暴れたスタジオで見たメモの「この人生以上に硬貨(高価)な死を望む」は、どういう意味?
・”本当の悪は笑顔の中にある”の真意は?
・ジョーカーを生まない社会ってどんなのだろう
・自分ならジョーカーにどう接するか
などなど
最後に
なんかまとまりないし、長文だしですごく読みづらかったと思うのですが、ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
これからは週イチで、月曜12時にとみーと交代しながら、僕たちが関心をいだいていることなど発信していきます。
ぜひ、また読んでやってください!