【ドラマの感想#にしぼし】 西荻窪三ツ星洋酒堂が近所にあったら行くかどうかの視点で考えた
こんにちは〜
なんちゃって腐女子50代イケメン好きリンダです。
いやー、始まりましたね!
この数週間(確か発表が1月20日だったか)2月11日木曜日になるのを、
待って待って待って待って......
普通、年取るのは嫌なモンですが、
今回ばかりは早く年取りたかったもんね(苦笑)。
この見逃し配信のおかげで、
12日の金曜の朝早く7時から、PCの前で正座して視聴してましたもんねー。
それで、ご存知?
最近のドラマの始まり方にはパターンあるんですね。
まずTwitterとInstagramで毎日毎日、連続して公式からの通知が来ますよね。
大体出演者の発表が先で、
次に主題歌とか挿入歌が誰でどんな曲でと来て、
予告とかポスターとかが公開されたと思いきや!
「初回放送まであと◯日!!!」
と出演者の皆さんが交代で1週間前からカウントダウン。
こりゃ否が応でも「始まるぞ」の期待感が高揚しますよ。
アドレナリン増発でっせ。
特に今回、原作者の浅井西先生のこのカウントダウンが秀逸で。。。
見てくださいな。
ぜひこの上のスレッド、最初から見てください。
感動しますよ!
さて、、、
にしぼしの場合の前宣伝では、
出演者どころかもっと大勢がつぶやいていました。
脚本書いた人とか、
挿入曲使われましたっていうアーティストとか、
ウチのバーも協力してますって事業主さんとか、
なんか総出で「うちも」「うちも」なんで面白かった。
こりゃ町田君、主役(座長)大変だな、と思った次第です。
だってここまで期待が膨らんでて、いざ番組視聴して、
「イマイチだね」と言われたら大変だよ。(言わないけど)
ということで、リンダの初見の感想、
「勝手にやってろ評論」で〜す!
なんかね、複雑な気分〜これが感想〜
そうなんですよ。
終わった時「あー良かったあ!」ではなかったの。
それで考えたんです、なぜかって。
色々ありますがTwitterでざっくり書いたのがこちら↓
①原作での台詞量の少なさに比べて、雨宮、中内、小林の紹介にかけた情報量が圧倒的に多いこと。
まずセリフの量にびっくりしたんです。
原作では中内シェフと小林オーナーって、最初の3〜4話はセリフほとんどないのよ。
雨宮が1人で喋ってるのが特徴で、それだけ2人には隠し味があるというか。
なんだけどドラマでは、最初から中内の問題が浮き彫りになっていたし、小林も結構しゃべってくるし。
雨宮が抑え役で、立場逆転してるのよね。
いやー、こりゃ原作の世界とは違うと思って、
違うならそれなりに楽しもうと途中から変わりました。
次に、
②思ったより雨宮が不思議なキャラ(優しさと大胆さが混じってる)だったこと。
小林はなんとなく荒くれ役で、まだわかりやすい。
横川さん(とても文章が素敵なライターさん)のご感想であったように、シェフの中内の「普通さ」に助けられてる展開だったなと。
これがちょっと気になりました。
通常私たち視聴者は、「主役」に共感してドラマの世界を生きていくのが常套手段なんだけど、
今回は中内智というサブキャラが、一般の人に一番近しい人間像で自分もほっとするという構造みたいなのです。
てことは?
主役の雨宮涼一朗は逆に謎キャラになってるのだ!
あんまり関係のなさそうな、小林の亡くなったおじいちゃんのため?にバーテンダーになって、しかもたった1ヶ月だって言う。
その上、客で来てる中内に突如として料理させたり、結果ウチで働きなよと言っちゃったり。
優等生で学級委員で、っていう設定に続く、
強引さとしたたかさが魅力っちゃー魅力だけど。。。
この謎キャラ、どこまで持つかだなー。
町田君だから見ることができるが、主役への共感がなかなか得られないと、視聴側にはキツイと思いましたよ。
これからも展開は楽しみではあるが。
③チェリまほから入ってきた私は、どうしても黒沢を探してる。そのためか、見つからず寂しい。
しょうがないよね。
黒沢じゃ、もうないんだよなー。
知り合いのチェリまほファンの人も言ってた。
「笑い方がもう雨宮だ」と(涙)
そうなんだよねー、、、寂しいーねー。
④初回では、視聴する側がドラマの世界に自分を合わせにいかねばならない。
映像と音とシチュエーション全てが見知らぬバーの中で、カクテルが3つ4つあると少し混乱した。
これもただのグチですが、
今回のゲスト役の女性には、雨宮が3回カクテルを出していて、どうなんだろ、それは気にしないでいいんだろうけど、料理と酒も一つのドラマの楽しみ方だとしたら、1つぐらいでいいよね、と思っちゃった。
多すぎると混乱してくる。
あ、はい、だたの私の好き嫌いなんだけどね(汗)
ただし。
中内に出したカクテルに関してのくだりはイケてるなと思った。
結構この中内の問題は、黙っていたらわからなかったはずだから!
脚本家さん、やるなーと思いましたよ。
癒しを提供したい...「ドラマの意図」へ期待します
とまあ評論家ぶって色々言っちゃいましたが、
じゃ来週から観ないの?というと「観ます」キッパリ。
だってー、イケメン3人も出てるよ。
観ますよ、観ます!
でもあのバーが近所にあったら、私は行かない気がする。
結局小林オーナーも雨宮バーテンダーも「趣味程度」で経営してるみたいで、あの中で本当のプロは中内だけだった。
プロって、その仕事で生きてくことに、どうしようもなくしがみつく人っていう意味がある。
必死なところがある。
そうでなくて「人生のひと休み」のために、たまたまバーを持っている人が今日も開店して、利益度外視でやってるのって、客としてはあんまり居心地よくないかもなーと思った。
どんな店かもわからずに、わざわざ地下まで降りて行って、バーに入るのは勇気がいる。
でもそれでも入って、
「お酒飲んで落ち着きたい」とか
「グチ聞いてもらいたい」とか
思わせてくれるとしたら、その店で働いてる「人そのもの」に魅力があるはず。
私は雨宮とか小林に、まだちょっと魅力感じなかったなー。
もうちょっと年輪重ねた、おじさま風になればいいかもしれないな。
でも本当、これから「癒しの空間」を意図としたドラマの展開ならめっちゃ期待します!
まだ観ていないあなたにもオススメします。
とにかく町田君の横顔と長い指が観られるんは至福ですよ。
全体的に映像は美しいし、セリフもパンチあるから。
では今日はこの辺でー。
リンダ@そうか、癒されたいんだ...とつくづく年取ったなと空を見上げる今日この頃。