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年末の過ごし方 年賀状は私の美的センスの発信の場

 小学3年生からだったと思うのですが…
年賀状を意識して出すようになったのは。

 自我に目覚めて、文字も曲がりなりにも書けるようになり、友達に対しての意識がハッキリしてきた時、年賀状を作る時間というのが、ある意味でとてもフォーマルな私的、素敵(韻を踏んで見ましたwww)なひと時として私に定着しました。

 1枚1枚手書きで表面も裏面も思いを込めて作りました。
特に裏面のデザインは1年間色々考えて温めてきたものを選び抜いて採用し具現化する楽しみは年末の最大の楽しみの1つでした。

 小学校5年生から大学に合格するまでは時間を最大限節約しつつも受験勉強の呪縛から抜け出した瞬間を夢見て連続性だけは担保しました。実際に出したいと思える方々に恵まれていたというのも大きな要因ですが…

 そして大学に合格してからは流石に差し出したい相手が増え総手書きへは戻らず、毎年意匠を工夫して出していました。特に今ではセキュリティ上あり得ないことですが、何故か私の住所が学習塾講師間だけではなく教え子にまで広まり、思い掛けず年賀状を貰う事が多々有りました。と言っても専(もっぱ)らマメな女子生徒さんからだけで、男子生徒さんからはゼロ…

 社会人になってからは会社に年賀状文化が有ったので、上司、同僚、部下、間接部門とお世話になっている方々には全て出していました。

 因みに入社初年度は会社関係の年賀状は会社が用意した年賀状で出していました。しかし翌年の大不況で

虚礼廃止

という括りでそのお作法は絶滅。
 これに凝りて以降会社関係も全て自分の人生にとって大切な方々という理解で自宅から送ることにしました。その後経済状況が復活し年賀状もお作法が復活しましたが、2度と会社用の年賀状は使って居ません。今までずっと…

 会社に入った頃からは劇的に枚数が増えてソニーのワープロが活躍し始め、表書きはワープロ、裏面はプリントゴッコ

で手書きで一枚一枚コメントを加えるというスタイルに。
米国駐在時に、年賀状からクリスマスカードに移行しましたが、帰国後は年賀状とクリスマスカードの併用になりました。
 その後のワープロやプリントゴッコはパソコンの年賀状ソフトとカラープリンターに収斂(しゅうれん)して今日に至っています。

 その間、裏面デザインも変遷し、子どもができてからは子どもの成長の写真を多用。と言っても顔が余り鮮明にならない絶妙の倍率と分解能で毎年楽しんでいました。プライバシーとセキュリティの担保のために。
 国内外、転勤や会社の社宅や自宅のアップグレード、今の別荘生活と10回以上の転居やパソコンのクラッシュで住所録や裏面デザインのデータを失うなど色々なことが有りました。
 
 今、子どもも独立し夫婦二人の別荘生活になり、落着いた日々を過ごせる様になりました。

 ですから手抜きを…。

 ITを駆使して手抜きしつつもデザインを楽しむという最高の境地に居ます。

 因みに今年の裏面デザイン。コンセプトは

読まずにデザインのみを楽しんでもらう。

ということでこんな感じに
一応文字も埋め込んではありますが
謹賀新年は思い切ってサブドミナントに subdominant
コメントはサブオーディネイトに subordinate

読まずにデザインのみを楽しんでもらう…
謹賀新年は思い切ってサブドミナントに subdominant
コメントはサブオーディネイトに subordinate

我ながら、シンプルで気に入っていて印刷後に喪中はがきが届いた方の年賀状(この写真)を絵はがきの様に飾って眺めて楽しんでいます。こんな年賀状をもらったことが無い。しかも60歳を超えた爺さんから(笑)。個性的だなぁ。正に…

自画自賛…
(独りよがりとも言うwww)

 因みにこの流れの発端になった昨年の年賀状のデザインはこちら

昨年の年賀状

何か遠くから眺めて

ホワッとした雰囲気が届けば良いなぁ

と言う思い。これも一緒に眺めて楽しんでいます。

そんな年末の過ごし方が好き🩷…

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