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日本語会話ナイトVol.5 イベントレポート


テーマ:あなたは何タイプ!?  境地開拓型、社会維持型?

皆さんこんにちは、Lincインターン運営チームの小林レジーナです。
今日は先日行われた留学生向けコミュニティイベント
「日本語会話ナイト」のイベントの様子をレポートでお届けします。


イベントの目的
当、日本語会話ナイトは、4つの主なイベントの目的を持っています。

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また、この目的をしっかりと達成させ、かつ対話の密度を濃いものにするため、毎回少人数での実施を心がけております。

当日は、Linc Internの運営チームから2名、Linc Intern登録ユーザーからは、一橋大学院、慶應義塾大学、名古屋大学院、横浜市立大学に在籍している中国人留学生7名が参加しました。


イベントのテーマ

今回のイベントテーマは「あなたは何タイプ!?」と設定していました。
イベントの途中で15個の質問に答える時間を設けて、参加者自身がどういった傾向を持っているのかということに気づき、それをもとに自分の将来や生き方について考えてもらうことが、大きな目標でした。

今回のイベントを企画するにあたり、
『内向型の生き方戦略―「社会から出て、境地を開拓する」という生き方提案』著者:中村あやえもん
という本を参考にしました。

こちらの本では、人々は性格をベースに見ると「内向型」と「外向型」に分類できて、各々のタイプには社会において各々違う役割があるとまとめてあります。その役割に呼応してつけられた名前が、『境地開拓型』、『社会維持型』なのです。社会はこの社会維持型が8割を占めており、境地開拓型である内向的な性格をもつ人々は息苦しさを感じやすい、生きづらい世の中となってしまうとあります。そういった方々が、自分の強みや傾向を理解し、これからさらに輝ける生き方はどういった生き方なのかということに言及されている本です。

こういったテーマで書かれている本になかなか出会ったことが無い私ですが、イベント準備のために当本を読破した時に、新しい視野を得た気持ちになりました。

その本から得た、各々の特徴をもとに15個の判断テストを作成しました。
そして、参加者にこういった場面ではどのように考えますか?ということを聞き、考えたり振り返る機会を設けることで、彼ら自身の傾向を分析することにしたのです。


イベント当日(内容)
今回は時間厳守で、19:00ジャストからスタートをしました。前回のイベントから、「早く打ち解けることで、しっかりと自分の意見や考えをシェアできる」と思ったので、簡単な自己紹介と参加した心境に加え、「冬だなと感じる瞬間」を一言でまとめてもらうことにしました。
「火鍋を食べる時」、「金木犀の香り」、「ベッドの下から冬服を出すとき」など、「あー、それよくわかる!」という答えが連発し、和気藹々とスタートしました。

この自己紹介の後に、質問を答える時間を設け、実際に振り返りをしてもらいました。あえてここで答えあわせはせずに、グループに分かれて「印象に残った質問とそれに対するあなたの考え」を話してもらいました。

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特に質問7、11、15が人気のネタでした。
秩序を守らないと変に思われる、変人に思われたくない
VS
ルールは新たなものを作るためにある土台であり、壊すべき

就活中だから安定した職が欲しい(涙)
VS
興味無いものを仕事にするのは辛い

お金欲しいからポジションが欲しい(切実)
VS
ワークライフバランスが大切
VS
ワークライフバランス取るにもポジションなければ無理じゃない?
などと、本日第一回目のシェアリング会は白熱したものになりました。

(個人的には、ワークバランスを取るにも地位が必要という意見にとても興味を持ちました。諸外国の時間への概念や、バケーションを取ることが権利で働くことのインセンティブになるという考えと、日本社会における休みや時間の概念とは異なることから、こういった考えが生まれるのかなと思いました。やはり、日本では地位が上に行けば行くほど、自由で咎められにくく、そうでなければ休みを取りにくい風潮やイメージがいまだに多いですよね(汗))

1回目のグループトーク時間を終え、先ほどの問題の答えあわせをしました。
それぞれの問題がどちらかの特徴を表しており、答えあわせをすることでどちらの傾向が強いのかを知ることができます。
今回の参加者はバランス型が多かったですが、偏り内向型も偏り外向型もいたので、とても面白い結果となりました。
2回目のグループトークでは、結果をもとに、自分自身の傾向とそれに対応したこれからの将来設計の仕方を考察していきました。それと同時に、自分の強みはなんなのか、そしてそれを生かすにはどうしたらいいのかを考えることができました。
また今回のイベントを通して、参加者の皆さんには自分とはどういう人間なのかを答えられるようになって欲しいと思っていたわけですが、それも叶いました。イベント終了時に、トークテーマであった「自分の強み」を上手に利用した参加者皆さんの自己PRも聞くことができて、イベントは盛大に幕を降ろしました。

イベントの感想
今回のイベントのあとも、参加者から感想を聴く機会を設けました。
一番嬉しかったことは、総合的な満足度が高く、100%であったということです。こういう結果を頂けると、準備した私たちも嬉しくなりますし、これからのモチベーションに繋がります。

またイベントテーマであるタイプについての感想で、極端にどちらかであるということはありえないのではないかという意見がありました。もちろん、どちらかになるべきということを示唆したわけではありませんが、この本の内容であると、あなたはどちらかであってそのタイプの傾向に沿ってこれからを決めなさいと言われているようなきがします。

私個人は、どちらかである必要はないと思いますし、また逆にどちらかの傾向が強くても、今日話に出てきた反対のタイプ用の生き方戦略を使っても言い訳です。今回のテーマは、自分自身を振り返る機会に利用してほしいということでした。その点、参加者の皆さんは自分の経験や今までを十分に振り返り、自身の傾向を知ることができました。
また、イベントを企画している私たちもテーマを通して考えることで、再度自分のことを認識できる、意義のある時間となりました。


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