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オイシックス新潟アルビレックスBC7月・8月上旬成績まとめ


成績は8月8日以前までの通算成績

投手起用・成績

起用


7月8月上旬までの登板表

前川・飯田が登板間隔があいていたが7月の終わりに復帰。投げていない組も北海道遠征の際に登板機会があった。田中択が6/12から出ていないが北海道遠征には参加しているので現状全員が投げられる状態?
ローテーションの変更は6月下旬に加入した笠原がそのままローテーションに組み込まれた。6月の終わりごろは5人ローテのようになっており薮田→牧野→下川→目黒→笠原のようになっていたが7月の休みを抜けたからローテが変更となり以前前川が行っていた50球スターターを小林が担当したり、下川が5月中旬以来のリリーフに再転向などあり不規則ながらも頭から先発でしっかり投げる組は薮田・牧野・目黒・笠原の4名であとは小林・前川・安城を組み込みながらという感じである。また能登はロングリーリーフを担当し小林登板時などにそのあとを投げ切るような運用方法になっている。
リリーフ陣は吉田が8/2日に台湾の台綱ホークスに移籍するということになり8回の穴をどうするか注目である。とりあえずは勝ちパターン組の西村や三上などを繰り上げる?

成績


8月8日までの投手成績

変わらず相も変わらず成績が全体的に悪い。メイン投手陣の中でFIP-が平均以下の選手が吉田・鈴木・三上・飯田しかおらず飯田は復帰直後で復帰後2登板のみ。そして大黒柱の吉田は退団とこれからどう耐えるかが見せ場。
最終的に吉田は36.7IPでK%20.7、BB%4.1%とFIP2.76、FIP-が71.6と非常に優秀な成績を残し退団となった。これによりメインメンバーの平均以上のチームが三上のみと非常に厳しい状態となる。
6月以降しっかり投げ始めた山田と笠原も成績はかなりいまいちでピリッとしない。成績も昨月から下がり気味で成績が上向いたのは能登・小林・鈴木ぐらい。疲れも出始めているか?
鈴木はこれまで登板機会が少なくいわゆる敗戦処理的な使われ方をしていたがそこまで悪くない成績なので吉田が抜けた穴を頑張って埋めてほしい。

8月8日までのイースタン投手成績

現状チームFIPが4.48と1チームだけとびぬけて悪い状態となっている。1チームだけBB%2ケタ台、K-BB%は3.1%とほかのチームとはダブルスコアどころかトリプルスコア以上になっているチームもいるほど悪い。

野手

起用

7月以降スタメン守備位置

スタメンではセンターとセカンドは知念と園部でほぼ完全固定。捕手は7月前とあまり変わらないが島崎の数が増えた?一塁は中山が多かったが8月以降は小西と佐藤になった。サードは基本田中でほか内野手がちょこちょこ。ショートは6月から増え始めていた永澤の数が7月下旬からかなり増え始めた、7月頭は田中も多かった。レフトは基本小池、ライトは基本藤原に松尾高山など。指名打者は陽と高山で半々ぐらい?
ただ気がかりなのが8月3日以降中山と高山の出場がないことである。遠征にも帯同しなくなり…。

ここまでの捕手起用法

これまでのスタメン捕手

基本的には薮田・牧野には片山がマスクをかぶることが多いようだ。また小林も島崎・片山のみで大体ベテラン組移籍組はこの二人で回している?逆に下川・目黒・笠原などは片野・片山・島崎の割合は均等ぐらいで片野がかぶる機会も少なくない。

成績

8月8日まで打撃成績

打撃陣は知念がかなりいいもののほかのバッターはかなり苦戦している。現状平均以上のOPSのバッターは知念・陽、少ない打席数であるが松尾のみでほかは平均以下と苦戦。ただ調子のよくなったバッターも多い。特に陽・篠田・藤原・松尾は調子を上げてきている。しかし開幕辺り調子のよかった小池はますます調子が悪くなりOPS+は90へと低下と苦戦が続いている。
また長打力に乏しくISO+が平均以上のバッターが知念・松尾・比嘉しかいない。

8月8日までのイースタン打撃成績

HR数がチーム19本とワースト。ISOも最下位とイースタンの中では楽天と並び低い打撃成績となっている。K%とBB%はそこまで悪いわけでもなくほかチームと比べ普通ぐらいなので単純に打撃内容が悪いだけ?盗塁数も31盗塁とワースト、盗塁刺も27と成功よりわずか4低いだけでかなり成功率が低い。他チームは成功が失敗の約2倍ほどとなっているためこの成功率は顕著に低い。

チーム成績

8月8日までのイースタンチーム成績

現状91試合を折り返し勝率は.337と最下位、得失点差も-159と他チームに比べとても低い。ただし現状回帰予想ピタゴラスでも勝率3割を切らない計算となっているので何とか勝率2割台は回避しそう。
残り約30ゲームをアルビレックスはどのように戦っていくのか?上村のイースタンセーブ記録挑戦などを重点的に見ていきたい。


観客動員数


イースタン8/8までのチーム観客動員数

現状アルビレックスは1試合平均で3位、合計で2位と変わらず好調な客入りを記録している。相も変わらず上位4球団と下位4球団という形になっている。


球場別観客動員数

昨月に引き続きエコスタはイースタン本拠地で最も1試合当たり観客が入る球場となっている。他長岡・三条・みどり森・柏崎も普通にそこそこ入っており順調である。ただ他チームは1軍本拠地や地方救助でドカンとお客さんを入れているがそれがないのは痛手。


コラム ドラフト会議へ向けて

10月24日が近づいてくる…そう、ドラフト会議である。このチームの1つの目標であるドラフトに選手を輩出することは叶うのだろうか?ゆっくり見ていきたい。

現状成績が良い選手はセンターの知念、ショートの高、またネット上の評価が高い目黒・上村の4人について真剣にドラフト指名されるかを考えてみる。

知念

改めてプロフィールを
知念 大成
2000/04/27生まれ 181cm/75kg 左投げ左打ち
沖縄県出身 沖縄尚学高‐沖縄電力

8月8日までの知念打撃成績

大卒2年目来季25歳の外野手。特徴はあてに行くバッティングだ。四球も三振も少ないタイプでとりあえずバットに当てことを起こす。そのうえ長打も多くこのあたりが好成績の裏側であると考えられる。ではもう少し深堀ってみよう。
知念は8月4日までのイースタンで50打席以上たったバッターの中でスイング率が24/176位とかなり積極的に振る方。その中でストライクゾーンのwhiffはwhiffは下から11番目とスイングし且つとらえている状態。ただ面白いのが0-0のカウントではスイング率35.7%とファーム平均30.2%のやや上ぐらいなのだが2ストライクカウントになると急にスイングをかけるようになる特性がある。2-3のカウントは平均から見てもスイング率が高まるので普通ぐらいなのだが急に7割以上の確率で2ストライクからは振る。特に2-1のカウントではスイング率驚異の82.9%と平均の60.5%を大きく超える。しかも謎なのが平均のご多分に漏れず2-1,2-2の内容は悪い。つまり追い込まれてから多く振るくせに勝負はその前に決まってしまっているみたいなことである。実は積極的に振ることはあまり成績の向上につながっていない?だから結局はただただ長打力で成績をカバー?しているような感じなのか?
ここに知念成績向上と懸念点の2つが入り混じっているような気がする…多分。
またまっすぐ系には強いもののスライダー系とフォーク系に弱いというわかりやすい弱点もある。
守備はいまだ1失策とそこそこ?詳しい数字はdeltaなどを確認してほしい。1軍でセンターを守るのは厳しいかもしれない?

ドラフトでの懸念
知念最大の懸念は年齢だろう。大卒2年目・社会人解禁組と同年齢となるためなかなか厳しいところがある。野手のピークが27歳ごろと考えればあと伸びるのは3年ほど。豊作の大学生外野手陣を抜けるためには下位の指名を待つことになるか。

高 義博
2004/05/31 172cm / 75kg 右打ち/右投げ
広島県出身 関西創価高

高8月8日までの打撃成績

若干20歳でこの成績をどう見るかが最大の争点であると思う。同04年生まれならイヒネ・金田・中田歩あたりが比較対象だろうか?(金田は今季SSを守っていないが)

同年代3SS系選手

同年代の3内野手と打撃を比較しても全く遜色ない成績を高は見せている。シーズン前から考えるとかなり成長したように思える。20歳でこの打撃成績は立派だ。
アプローチはここまで癖のないアプローチを見せ安心して運用できる?
では守備はどうだろうか?
詳しい数字は出せないが普通にプラスを記録している。守備がうまいイメージの中田と比較しても遜色しないレベルだ。ただエラーが多いのが気になるが。

ドラフトでの懸念
この年齢でイースタンの厳しい環境でここまでやれているのはかなりの高評価を得れるのではないか?ドラフト4位のイメージを筆者は持っているがどうだろうか。少なくとも支配下での指名は必ずあると思う。創価出身者が多くショート系の選手が不足してるファイターズはぴったり?

目黒

目黒 宏也
2001/11/06 175cm / 75kg 左投げ/左打ち
新潟県長岡市出身 長岡商業高‐新潟医療福祉大

目黒8月8日までの成績

まず目黒は四球が多い。三振もそんなに取れないためK-BBはマイナスに行ってしまっている。ただ被弾ゼロとここでFIPを良くしている。
投球割合は以下のようになっておりシンプル?

目黒8/4までの投球割合

ストレートは平均142.7キロでMAX149キロ。ファームは平均143キロなので平均よりやや遅い。
球種別に1つ1つ見るとストレートはストライクゾーンには投げ込めているが空振りをとれていない。そのこともあり決め球にならない・相手有利の結果になる。
スライダーは甘く来ることが平均より少なく、しっかり空振りも取れているため勝負できる球になっている。決め球としても平均以上の空振り率を奪いこのボールはファームレベルでも通用しているようだ。
チェンジアップも平均ぐらいのストライク/ボール率でしっかり空振りを取れ相手を打ち取れるボールとなっているようだ。
カーブも平均ぐらいは投げ込めており現状や哉運がいいような状態になっているが平均ぐらいは使えるボールだと思われる。
現状目黒はまっすぐの速さが先行して取り上げることが多いが実情はまっすぐは通用しておらず、逆に変化球が通用しているという真逆の状態となっている。ただ被本塁打0をどう評価するか?

ドラフトでの懸念
支配下では厳しいか。真っすぐを悪いとみるか修正可能とみるかだと思われる。スライダーに光る点があるのは好印象。使うなら変化球の量を増やす?年齢は大卒1年目なのでそこまで。

上村

上村 知輝
2000/03/23 182cm / 90kg 右投げ右打ち
東京都出身 創価高‐創価大

上村8月8日までの成績

現イースタンセーブ王。FIP-は112とあまりよくない。四球が多い。

上村投球割合

ほぼスライダーとまっすぐの2球種。ストレートは平均141.5キロ、MAX148キロ。
3球種を解説するとストレートはともかく空振りが取れない。ストライクゾーンへ投げ込めて入るのだがwhiffが4.4%しかない。
逆にいいのがスライダーである。whiff30.3%をマーク、平均のスライダーwhiffが28.1%なので平均やや上。だが実はまっすぐの被OPSが.694でスライダーが.520とストレートがおもいきりやられているわけではない。
次にフォークだが50球投げて1安打しか許していない魔球になっている。ボールゾーン率が84%なのに対しwhiffは25%とかなりの凄い球になっている。

ドラフトでの懸念
変化球は結構いいのだが真っすぐがかなり悪い。割り切って変化球を多投するフォームに変えるしかない。また年齢が高齢なのがネック。




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