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女王様のお気に入り、東方美人茶
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夏から秋にかけては、東方美人茶を作る季節。東方美人茶の特徴は、蜜香紅茶と同じく、蜂蜜のような甘い香りがすることがよく知られています。
夏は特に虫の繁殖が多く、虫害が多かった時期で伝統製法の烏龍茶に向いていなく、ほとんど休耕でしたが、ウンカという虫に噛まれ茶葉のキズから発酵が進みながら、不思議な甘い香りが出てきます。その甘い香りは実は、茶ノ木から発信するヘルプの象徴です。甘い香りは、ウンカを取って食べるクモを引き付け、自分の身を守って欲しいと、不思議な行動であります。今は夏の代表的な台湾茶として、国内外問わず東方美人が人気となりました。
元々このお茶を作った茶農家は、ひどい虫害を受けたにもかかわらず、烏龍茶と同じ製法でお茶を作りました。しかしながら虫に噛まれたキズに既に発酵が進んでおり、普通の烏龍茶と同じ作り方で作っても発酵、酸化のレベルがより高く、紅茶により近い発酵度となって分類上は烏龍茶ですが見た目も味も一般的な烏龍茶と大きな違いがあります。
※発酵のレベル:烏龍茶は30%〜50%、東方美人茶は60%〜70%、紅茶は90%〜100%
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東方美人茶にはもう一つの名前、白毫烏龍とも呼ばれています。若い芽先の茶葉を白毫と呼び、まだ緑になっていないうちに採られ、カテキンや酵素がまだまだできていなく酸化が進まないので黒くなりません。新芽が多ければできたお茶に白い部分も多くなり、上等物だと知られている。元々白毫烏龍と呼ばれていたが、いつの間には東方美人という名前が主流にな里ました。ある遥かな伝説によると、確実な年代はもう辿りつけられないようだが、当時台湾でお茶の貿易をやっていたイギリスの商人が、イギリスの女王に白毫烏龍茶を献げ、女王様が凄く気に入って、コップの中の茶葉をじっと見ながら、「これはまさに東方からの美人だ(Oriental Beauty)」と喜んでいたそうです。その後、Oriental Beautyが中国語に訳され、東方美人茶となりました。
東方美人茶
夏から秋にかけては、東方美人茶を作る季節。ウンカという虫に噛まれ茶葉のキズから発酵が進みながら、不思議な甘い香りが出てきます。白毫烏龍と呼ばれていたが、東方美人はイギリス女王が名付けてくださったという伝説もあり、上品で紅茶に近い烏龍茶です。
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