COAⅦから第五人格プロシーンにハマった初心者の24夏季IJL前半戦雑感

タイトル通り、COAを見てまんまとyoutubeの長時間配信に張り付くことになった素人の日記です。
後から「こんなこと考えてたんだなー」と思うために書いているのでとんちんかんな記述があるかと思いますが多目にみてください。情報の間違いなどあればご指摘いただけると幸いです。

書いたひとの情報

・競技シーン観戦歴ほぼなしのeスポーツ素人
・COAⅢはわりと真面目に見ていた記憶あり
・第五人格は画家、アンデッドが実装されたあたりからほとんどプレイしていない

以上のとおり、第五人格のプレイ経験はありますがゲームの知識は古いし選手の方に関する情報はほぼありません。
ちなみにCOAⅢの環境がどのあたりかというと、魔女女王環境でMWs戦隊がベスト4になった大会です。自分がやってたときフライホイールなんてなかった。


本題に入る前にIJL運営さんに言いたい。同じ画像をアップするだけでいいので勝敗や試合データをHPにもあげてください。配信だけでなくX(ツイッター)にもあげてもらえるのはありがたいけど、あとからさかのぼりにくいよ!
毎回動画とXを確認するのがめんどくさくなったので自分でデータ表つくりました。以降これを参照していくのでとんでもないミスがある可能性があります。ご了承お願いします。

自分で手打ちした。なおマップ以外のBAN情報は入ってないです。

2024夏季IJLの環境

COAから一ヶ月も経たないうちにはじまった夏季IJL。その環境を語るうえで外せないのは、なんといっても新ハンター時空の影(アイヴィ)の登場。
あいかわらずオペラ歌手(サングリア)が猛威をふるっているというのに、さらに特殊な立ち回りを求められるハンターが追加されてしまった。サバイバー側には対オペラ歌手で強いと言われている人形師が追加されたが焼け石に水、完全にハンター有利環境。day7までサバイバーが4逃げした試合はありません。

ラウンド2までほぼ確実に出てくるハンターが決まっているという状況、うろ覚えだけど魔女女王環境のときもここまでではなかったのでは。3年前よりハンターの数も増えたのにこの状態、どれだけアイヴィとサングリアのキャラパワーが圧倒的かを物語ってますね。

ラウンド2までにオペラ歌手、時空の影以外を使った試合(day7まで)
day1 FAVvsAWG yukakina 夜の番人 1吊り
day3 AXIZvsFAV Chikin  隠者 1吊り
day6 RCvsAWG yukakina「使徒」  1吊り
day7 AXIZvsZETA alf    「使徒」  2吊り
day7 AXIZvsZETA KaKaKa 隠者   4吊り
day7 FAVvsSZ MiraiK   蝋人形師 1吊り

上記の試合はすべてラウンド2。ラウンド1は全試合オペラ歌手か時空の影です。そりゃそうか。なおラウンド1のそれぞれの使用率は21:21でちょうど半々でした。
やはり高練度で時空の影を持っていないハンター、ひいてはチームが厳しい状況におかれている前半戦。alf選手、MiraiK選手は時空の影で4吊りをした試合があるのですが、alf選手はDay8で使わず(勝率自体は悪くなく、Day7まで時空の影を使用した7戦中引分け2回3吊り3回4吊り2回)。MiraiK選手も引分け以上を取りたい場面で蝋人形師を優先したので、自信を持って出せる練度にまでは至っていない様子(時空の影が苦手な広いマップである湖景村をきらった可能性もあるが、FAV戦以前の2回の湖景村戦ではどちらも時空の影をピック、3吊りと3逃げ)。
Chikin選手のAXIZ戦は永眠町、時空の影BAN、人形師傭兵占い師空軍編成でオペラ歌手はきついとみての隠者ピックでしょうか。
オペラ歌手と時空の影を捨てても得意ハンターで勝ちを取れればいいのですが、なかなかそうはいっていない。そんななかで唯一勝利しているのがKaKaKa選手。この傾向はラウンド3以降も続いています。

オペラ歌手、時空の影以外を使いハンターが勝利した試合(day7まで)
day2 FAVvsFL   Hasha  夢の魔女  3吊り
day3 ZETAvsAWG alf   「使徒」   4吊り
day3 FAVvsAXIZ  Chikin  断罪狩人  3吊り
day3 FAVvsAXIZ  KaKaKa ガードNo.26 4吊り
day4 FAVvsZETA  alf   「使徒」   3吊り
day4 SZvsAWG yukakina 「使徒」  4吊り
day4 RCvsAXIZ   Aka   隠者     4吊り
day7 AXIZvsZETA  KaKaKa 隠者     4吊り ※ラウンド2
day7 AXIZvsZETA  KaKaKa 隠者     4吊り

KaKaKa選手は時空の影での勝利がないのですが、その分他ハンターでは勝率高め+サバイバーの勝率が高いので、高練度の時空の影を持っていないチームのなかでAXIZはプレイオフ圏内(4位以上)をキープしてますね。

オペラ歌手はとくに言うこともないくらいあいかわらず強いんですが、すこしおもしろいのが対オペラ歌手戦でサバイバーが3逃げした6戦のうち3戦がZETAサバイバー。
時空の影の対策は時空の影を高い練度で使えるハンターがいるチームが上手いのでは、という仮説をたてていたのですが、戦績だけをみるととくにそういう傾向はありませんでした。

各チームについて

ほんとはこれが書きたかったのに前置きが長くなりました。
以降さらに主観強めでお送りします。

AWG

がんばれAWG!!! まずは一勝だ!!!!!
前半戦全敗で夏季を折り返してしまったAWG。COA予選で4吊りbotと化していた前半ハンターbrontal選手、中国本土地区の古豪Alex選手相手に白熱の隠密を決めたbanban選手の離脱が影響していそうなのはもちろんですが、延長戦など状況が拮抗している場面で勝ちきれないのが惜しい。
サバイバーは引分け率が高く(16試合中7試合)粘り強さはあるのですがなかなか勝利できていない。ハンターの特徴としては環境キャラの時空の影、オペラ歌手の合計ピック率が低いこと(16試合中時空の影6試合、オペラ歌手4試合)。オペラ歌手のピック率だけで言えばFAVも低い(19試合中3試合)のですが、時空の影のピック率は高い(10試合)ので、AWGハンターの合わせて6割弱というのは特徴的な数字です。
なかなか勝利までこぎつけられてはいませんが、永眠町でのKaeru選手の2連続巡視者避け踊り子チェイスやyukakina選手のラウンド3での4吊りによる延長戦持ち込みなど見所のあるシーンは随所にあります。それが噛み合えばきっと勝てる! がんばれAWG!!
後半戦では選手たちが笑顔で終わる試合が見られるように願っています。

AXIZ

ハンター有利環境においてサバイバー勝率1位のめちゃくちゃすごいチーム。公式アカウントのIJLデータノートweek1データに至っては2位のSZが33%、1位のAXIZが71%と圧倒的な数字をたたき出していましたね。すごすぎて逆に意味がわからない。week2データではさすがに落ち着いていましたが、依然トップでした。
サバイバー陣は勝率もさることながら、4吊りされた試合も少なく(3試合)非常に安定しています。数少ないサバイバーでMVPを取ったTuNa選手をはじめ個人のチェイスも見応え抜群、VCもめちゃくちゃうるさいとてもにぎやかで見ていて楽しいです。
一方ハンターは、先述した通り自身の得意キャラでの圧倒的な成績が光ります。KaKaKa選手のボンボンや隠者が出てくるとわくわくする観戦者も多いのではないでしょうか。自分はしてます。
そこまで手が回らずIVLはあまり観戦できていないのですが、IVLでは時空の影をあまり出さないハンターもそこそこいるらしいので、今後の環境によってはAXIZが真っ先にそちらへ舵を切ることもあるのかもしれません。楽しみです。
後半戦も波に乗っていけ~~~!!

FAV

Chikin選手の時空の影が強すぎる。
day8の中華街戦、終盤でなぜかサバイバーが崩れていく光景、怖かったですね。
サバイバー陣も救助職のDacho選手がMVPを獲得するなど活躍。救助職の活躍嬉しい! 救助職以外にday8月の河公園での祭司も、救助、タゲチェンからのセカンドチェイスと大活躍でした。
FAVはストレートでの決着がなく、さらに対SZで延長戦を戦っているため試合数が多めです(19試合)。Dacho選手もXで「Bo1でセット取れないのは永遠の課題」とポストされていましたが、逆に言えばストレートでの高速決着が多い今環境で3セット、延長戦まで持ち込んで勝てるということ。両陣営の噛み合った粘り強さはたしかな魅力だと思います。
そんな状況で鍵になるのは後半ハンターYami選手。Chikin選手とはすこしキャラ幅が違うのが強みでもありBANピックでは若干の難しさもあると思いますが、控え室の映像やハンター席での振る舞いを見ていてとても応援したくなるのでがんばってほしいです! FAVの控え室、いいよね。
Kokuaコーチの試合前のモノマネにも注目!

FL

Hasha選手の時空の影が強すぎる。
引分けが1度あった以外は3吊りか4吊り、驚異的な勝率です。
というか、Hasha選手は今季必ず引分け以上の成績をチームに持ち帰っているので、もはやHasha選手の時空の影が強いというよりHasha選手が強い。
また、多キャラ使いでありながらday7までの14試合を時空の影、オペラ歌手、夢の魔女の3キャラクターのみで戦い抜いており各キャラの高い練度にも脅威です。
サバイバー陣の特徴は選手それぞれにはっきりと使用率が高いキャラクターがいることでしょうか。maeken選手の傭兵(9試合)、Sasori選手の航空エンジニア(7試合)、yougg選手の曲芸師(8試合)。Emmko選手のみ探鉱者が4試合でもっともピック率が高いものの、そのほかのキャラも3試合、2試合など横並び気味です。
救助職のピックキャラが偏るのは役職の特性として当然ですが、他の選手にも同様の傾向が見られるのはFLのおもしろいところ。その編成を可能とするBANピックにも注目してみるとおもしろいかもしれません。そして勝利をもぎ取ったあかつきには、noNinoコーチに選手たちをめっちゃ褒めてほしいです。

RC

このハンターたちが強い!2024夏季IJL
書いてる途中で運営さんからweek3のデータノートが公開されたのですが、Peter選手の平均脱落人数ご覧になりましたか? 3.63人だそうです。このゲーム、MAX4人までしか脱落させられないはずなんだが。
光の速さで移動するオペラ歌手だけでも脅威だったのに時空の影までいる。ではラウンド2or3でハンターが交代するとどうなる? まだオペラ歌手と時空の影がいる!
後半ハンターのAka選手も高練度のオペラ歌手と時空の影を持っており、元々BAN枠が足りないという声が上がるハンターだったのにさらにBANピックが難しくなりました。BO5を戦うことになったとき、BANピックで間違いなく相手をもっとも苦しめるチームではないでしょうか。というかラウンド2の時点で「Peter選手のオペラ歌手か時空の影と戦う」か「1キャラクターだけ止めたうえでAka選手のキャラ幅に対応する」という択を迫れるの、強すぎる。
相手チームもハンターが4吊りしていればルール上セット負けすることはないですが、RCサバイバーはなかなか4吊りさせてくれない。
全チームのなかで4吊りされた回数が15試合中2試合ともっとも低いのがRCサバイバー。ファーストチェイスで即ダウンがあった試合もセカンドチェイス以降を伸ばすなど、なかなか崩れません。
前半戦終了時点で1位。両陣営の力をあわせてこれからも勝ってほしいです。後半戦もがんばりじぇくと!
ところでRCメンバーから「練習のPeterサングリアは試合より速い」という話がたびたび上がるんですけど、あれ以上ってどういうことですか?

SZ

COAまでともに前半ハンターだったBurio選手、MiraiK選手のハンター2名体制であることから、ラウンド2で必ずハンター交代を行う今季では珍しいチーム。サバイバー陣もCOAからメンバー変更があり、とくにリーダーを務めていたShinami選手の移籍の影響は大きく見えます。
チームの大改造の時期とCOA→夏季IJLの期間の短さが重なったこと、時空の影の対策が浸透していないday1に2試合が組まれていたこと、などなかなか調整が難しい条件が揃ってしまったが故に調子が上がっていなかった印象です。
ただ、今季day7までに2回あった延長戦はどちらもSZの試合。調子が上がらないなかでも粘り強さは見せています。また、今季選手として加入したMiraiK選手はSZでの選手経験があり、gnk選手はCOAまでコーチを務めていたということで連携面は時間とともに向上していきそうです。実際day7ではBurio選手の4吊り、サバイバーの耐えの3人逃げで延長戦に持ち込み、day8ではラウンド2まで全くの同点だった試合のラストをMiraiK選手が4吊りで飾りました。
後半戦での巻き返しに期待大。がんばれSZ!!!

ZETA

負けていないハンターと勝率の高いサバイバー。
alf選手は今季Hasha選手と同じく負けなし。4吊り、3吊り、引分けそれぞれ5回という成績です。そのうちラウンド1での引分けが3回ということで、ハンター1名体制への挑戦はもちろん負担があると思いますがやはり強いものは強かった。
片やサバイバー陣も、対オペラ歌手ですこしふれましたが実は3逃げ回数がもっとも多く5試合で勝利しています。
一方で4吊りされる試合も多く(6試合)、強さと並列する脆さが課題と言えそうです。
なかでも専門性の高い救助職の不在はやはり大きな影響があると思います。
現在救助職を務めているのはShinami選手ですが
①SZから今季移籍
②SZ、ZETAともにCOA決勝トーナメント進出チームで夏季IJLの準備期間が短い
③救助職を専門的に務めた経験がない(たぶん)
この状況で救助職を務めているの、本当にすごすぎる。
勝利する力は高いチームなので、後半戦に向けて連携面の強化や救助シーンが安定すれば成績も安定しそうです。実際week3のデータノートではサバイバー勝率33.3%でトップになっていました。
大接戦のIJL、まだまだいけるぞ絶対王者! がんばれZETA!!

おわりに

長っ。長いですね。こんなはずでは。
COAⅦで久しぶりに熱中して第五人格を見て、昔と色々変わった(変わりすぎ)環境やルールに驚き、見覚えのある選手たちや初めて見る選手たちを応援してとても楽しかったです。なので初めて見るプロリーグの感想は残しておきたい! と思って書き始めたのですが、なんか長くなりました。
個人的に嬉しく思ったのは日本代表、日本最強チームといった印象だったAL戦隊の系譜であるZETAがIJL4連覇という国内最強な成績を残していたこと。選手も全員入れかわっているのですが、チームとして「最強」という印象を与えつづけているのが嬉しかった。
たとえばドイツのプロサッカーチーム「FCバイエルン・ミュンヘン」は圧倒的な成績を残しつづけているチームですが、選手は当然入れかわるし国内リーグでもドルトムントやレバークーゼンというチームに1位を奪われるシーズンもある。それでも海外サッカーを見る多くのひとがドイツの最強チームといえばバイエルンを思い浮かべると思います。
そういうものをZETAに感じることができたのが嬉しかったです。eスポーツとスポーツ、同じところあるじゃん、という感じで。

まずい、余談も長くなりました。
本当に最後になりますが、今回使用したデータを置いておきます。なにぶん地道に手打ちしたためどこかミスがある可能性が高いです。ミスを見つけた場合是非お知らせください。また、もしもなにかに使いたいという方がいらっしゃればご連絡いただけると嬉しいです。


いいなと思ったら応援しよう!