下原重仲フォーラム開催
下原重仲という人がいます。
江戸時代後期に伯耆国でたたら製鉄 (日本古来の製鉄のことね)をしていました。
当時、たたらの技術は秘術とされ、弟子に口伝されるのみでした。
それがすたれてわからなくなってしまうことを恐れた下原は、たたらの技術全てを詳細にかつ正確に書物にしました。
それは全8巻に及びます。
鉄山必要記事または鉄山秘書 と呼ばれたその書物は、写筆を重ね現在では、東京大学、筑波大学、九州大学に残っています。
そして現代のたたら研究家の人たちは、その書物を分析することによって、昔の日本の製鉄技術について知ることができます。
地元では、遺跡の確認や、もう一つの書物『鉄山要口訳』の研究などもしています。
下原重仲が亡くなって今月でちょうど200年。
その製鉄技術や人物像について知っていただこうというフォーラムが開催されます。
午前中は、下原の生誕地、たたら遺跡、墓地などを視察します。
午後は鳥取県江府町役場2階でフォーラムをします。
未だ定員に達しておりませんので、ぜひご参加ください。
お申し込みは江府町教育委員会 電話 0859-75-2223
ファックス、EーMAILでも承っております。
参加費無料、駐車場無料ですが、午前のツアー参加者は献花料200円をお願いします。
ご希望のかたは1000円でお弁当も承っております。
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