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まちたんけん隊が来る。
近所の小学校から「まちたんけん」の指令書がまいりました。
子供たちが社会見学のために、町のあちこちの施設を見学に行くようです。
私のお店には5人の小学二年生がやって来ると書いてあります。
もちろん返事はOKしておきました。
子供の頃に見た記憶が将来どこで役に立つかわかりません。
出会いは大切にしたいものです。
どんな子供たちが来るんでしょう?
首を長くして待っていると、お昼前に担任の女先生に連れられて、おとなしく子供たちがやってきました。
目が点のようになっていて、かなり緊張しているようです。
こんにちはと呼びかけると、子供たちは一列に整列して「根雨小学校からまちたんけんに来ました」
と聞こえないくらい小さな声でお返事をしていました。
なんとか子供たちの気分をほぐさないといけません。
さっそく、そばにあったドライクリーニング機械の説明をすると、「おおっ!」と驚いていました。
先生が……
仕上げ台、包装機、ワイシャツロボットなどを見てもらい、次の棟は水洗いの機械。
子供も大人もその機械の大きさに驚いていました。
そりゃ、家庭用とはわけが違うでしょう。
布団の包装場を見た後、中庭に出て(ここの錦鯉を一番喜んでいました)インターネットの事務室へ。
ホームページやアマゾンでの申し込みを説明すると、ここでも先生が一番驚いていました。
「田舎のクリーニング店だからってなめんなよ」という気持ちでございます(笑)
あれやこれや質問を受けて、もう一回工場内をまわりなおして見学は終わりでした。
この頃になると子供たちははしゃぎ始めて、あっちに行ったりこっちに来たり。
遊ぶときは元気いっぱいなのですが、先生の指示を聞くときはスローモーションになります。
メモを取ったり、カバンに仕舞ったり、何をするのものんびりで時間がかかります。
子供ってあんなにゆっくりしてましたっけ。
もうとうに子育ても終わった私には不思議な感じがしました。