【SS】台にアニバーサリー|#毎週ショートショートnote(㊗️2周年記念㊗️)
植物学者の木下と助手の井上は、勤務先の研究所が開催するクリスマスイベントに向けて準備をしていた。
「今年もクリスマスツリー(マツ科モミ属のモミではなく、マツ科トウヒ属のドイツトウヒ)の手入れと飾り付け、そしてクリスマスローズの庭園作りは当然やりますが、もう少し何かしてみますか?博士」
「そうだな、井上。この研究所も50周年らしいし」
二人は研究所入り口近くにある時計台の周りを、ハボタンやビオラ、シクラメン等の植え込みできれいに囲んだ。華やかになり、式典感が倍増した感じだ。
「よし、井上。もうひと頑張りだ!」
そう言うと博士は何故か研究室に向かった。
「何をするんですか?博士… あ!」
博士は新聞の『目指せ!ショートショート王』のコーナーに久々に投稿しようとしていた。
「この投書コーナーも2周年だそうだ。お題も『アニバーサリー』とは、好都合だな。井上」
「あぁ、バッサリと没になることでしょう」とは言えない井上だった。
[404字] noteエディターカウンター値
たらはかにさん、毎週ショートショートnote2周年おめでとうございます🎉 こちらのコーナーで誕生した博士と助手のネタで、綴らせていただきました。あの頃は毎週無理やりお題を『博士と助手』に絡めて書いていました。途中からなんとなくお題に絡めなくなったのと、井上の恋路話風になってしまいましたが… 久々に博士との楽しい絡み?が書けました。
2周年お祝いに向けて、なんとか今週中に、もう一つの認めている長い話をupさせたいと思っています。遅くとも年内には…😅