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【SS】かもしれない弁天｜＃毎週ショートショートnote
天上には、人智を超えた世界が広がっている。
「今日は良い天気かもしれないな」
「そうかもしれない」
相手の言葉を決して否定せずニコニコして相槌を打つ人たちがいた。
「今日は、あの人たちが来るかもしれない」
「ちょっと厄介なことになるかもしれない」
「そうかもしれない」
天上の人たちはざわついていた。そこに噂の人たちが来た。
「着いたじゃん！」
「あそこに人がいるじゃん」
「行くしかないじゃん！」
噂の人たちは天上の人たちの方へ近づいて話しかけた。
「ジャンジャジャーン！宜しく頼むじゃん！」
「あなた方は、お客様…かもしれない…ですね」
「お客に決まってんじゃん。あんたバカじゃん？」
「バカ… そうかもしれない」
『かもしれない弁』を使う天と違う言葉を使う天がたまに交流すると『かもしれない弁』天側がへりくだる。
しかし、仲が悪いわけではないのだ。
「冗談に決まってるじゃん！」
天上には摩訶不思議な世界が広がっている…のかもしれない。
［402字］
なんだか訳のわからないこじつけ話となりました…
とさ😅