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【エッセイ】私とサイゼリヤ|#サイゼ文学賞(約1000字)

福島太郎さんの企画に参加します!
宜しくお願いいたします。



仕事が終わった夜の7時頃にスマホを覗くと…

今日は飲んでから帰る

旦那から届いた素っ気ないメールに

             承知いたしました

と、こちらも素っ気なく返信し 「じゃあ、作るの面倒だからサイゼに行くか」が私のよくあるパターンだ。帰り道の途中にあるサイゼリヤ(以降"サイゼ"と記す)。女性お一人様でも気軽に入れる嬉しいお店のひとつ。

初めてサイゼを利用したのは…約30年前だろうか。あの頃は都内の社宅に住んでいた。最寄駅そばにあるサイゼは、幼稚園前後の子どもたちを連れて入れる貴重なありがたいファミレスだった。そして何より『ミラノ風ドリア』の美味しさ!私は『たらこソースシシリー風パスタ』も大好きで、どちらにしようかと良く迷った。ワンコインでお釣りが来る廉価格も嬉しい。「なんでこんなに安いんだろう?」と思いながら、大人も子どもも大満足なファミレスに良く通った。

ただ、あの頃は食べることと安さのみに喜びを感じていた。というか、以前はなかったサービス?だと思う。

20年ほど前に現在住む横浜の片田舎(ヨコハマ感全く無し)へ転居して、近所にサイゼがあり喜んだ。「こっちの店の方が広くていいな」とか言いながら家族で入り、変わらぬ味にホッとした。

そして何かの時、お子さまメニューなど(あっても)見なくなって久しかったのだが何となく「あれ?」と思い手に取ると、表紙が『間違い探し』になっていた。お子さまメニューの表紙だし、間違いが10個あるとは書いてあるけれど簡単だろう…とたかを括っていたが、かなり難しい。

今、私はサイゼに食べる喜び以外に『間違い探し』をする時間も楽しみにしている。一回の食事で全解するのは稀で、たいてい1〜2個わからずじまい。それを次回に解くのだ。ひどい時は3回通ってもわからない時もある。わからないまま、メニュー更新されることもある。悔しいけれど、それも人生(なんか大袈裟)。

そして間違い探しメニューには、サイゼの食材の流通経路やどんな環境で育てているかとか、毎回いろんなテーマで可愛らしいイラストで表現されている。楽しませながら、ちゃっかりと自社宣伝もしているなんて… やっぱりサイゼは凄いしステキ。

ちょっと最近はサイゼに通えていないけれど、また『間違い探し』をネタに記事を書いてみたいなと思う。

※ TOP画像には7カ所間違いがあります。Let's  try.

#サイゼ文学賞

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