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9月定例会一般質問から②

2.横田基地について
(1)横田飛行場内における泡消火薬剤の漏出について

【質問】令和5年7月4日、北関東防衛局から「横田飛行場において2010年から2012年までの間に3件の泡消火薬剤の漏出があった。これら3件について、「飛行場の外へ流出したとは認識していない、との説明を米側から受けている」との情報提供があったが、発生からかなりの時間が経過しており、迅速に情報提供がなされなかったことは極めて遺憾である。市の受け止め及び対応について伺う。

【市長答弁】7月4日、防衛省北関東防衛局より、東京都及び基地周辺自治体に対して、情報提供があり、内容としては、「横田飛行場においては、2010年から2012年までの間に3件の泡消火薬剤の漏出があったが、これら3件について、飛行場の外へ流出したとは認識していない、との説明を米側から受けている。米側から提供を受けた資料の内容を確認したところ、2010年1月、格納庫における漏出、2012年10月、ドラム缶から漏出、2012年11月、保管されていた容器から漏出、の3件の泡消火薬剤の漏出があったことを確認した。」とのことであった。

 この情報提供を受け、7月5日、防衛大臣及び北関東防衛局長に対し、「今回、情報提供のあった漏出は、発生からかなりの時間が経過しており、速やかに情報提供がなされなかったことは、基地周辺住民の不信感につながりかねず、極めて遺憾である」とした上で、「漏出場所や漏出量等の詳細な情報を東京都及び基地周辺自治体に迅速に提供するとともに、国の責任において基地内のPFAS漏出に係る地下水への影響について調査・分析・評価を行い、その結果を公表する等必要な対応を行うこと。PFASの漏出等が判明した場合には、東京都及び基地周辺自治体に速やかに情報提供すること。」を要請した。

【再質問】泡消火薬剤の漏出に関しては報道でもとり上げられた。市民の反応について伺う。

【部長答弁】PFASに関する報道等を受け、「福生市の水道水は大丈夫か」等の問い合わせが、基地・渉外担当や環境政策課に対して数件あった。福生市の水道水については東京都水道局が管理をしており、水質検査の結果などについても東京都水道局のホームページに公開されていること、その検査結果を見ると、福生市の水質は基準値を下回っていることなどを丁寧に説明した。また、健康被害等を御心配されている方には、東京都保健医療局が開設している、「PFASに関する電話相談窓口」を案内した。

私も、8月2日の横田基地対策特別委員会の要請行動では委員長として、速やかな情報提供がなされなかったことに対し、きわめて遺憾である旨、防衛省に対して強く伝え、また、PFASの認識の甘さについて申し述べた。一方で、泡消化薬剤、PFASに関し正しい知識に基づいて、冷静に、正しく恐れることも大切だと考える。環境省の資料なども参考に、科学的根拠に基づいた、正しい知識の普及についても今後検討していただきたい旨要望しました。

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