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コースを学ぼう!-part9-【阪神競馬場芝コース】

こんばんは!碧馬らいむです🍀

日曜日の夜から体調を崩してしまい休んでいましたがようやく回復してきました🌟
季節の変わり目で寒くなってきているので皆さんも体調の変化には気をつけてくださいね❄️💦


さて、今回は今週から開催される阪神競馬場芝コースについてまとめてみました!
ここでは競馬場のコース毎の特徴や抑えておきたいポイントについて記載しています!普段何気なく見ているレースも、コース形態や特徴を把握して見ていると面白い部分があったり、レースの振り返りや馬券購入のヒントに繋げられる部分もあります✏️📖
「ここはこんな特徴があるんだ!」と思っていただければ嬉しいです✨


🟢コースの概要🟢

コースの全体像

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阪神競馬場は右回りでレースが行われる競馬場で、内回りコースと外回りコースを使用します。一周距離等をそれぞれ見ていくと
【内回り】
一周距離 1,689m
直線距離 356.5m
高  低  差 1.9m

【外回り】
一周距離 2,089m
直線距離 473.6m
高  低  差 2.4m

となっています(どちらもAコース使用時)。外回りコースの直線距離は新潟競馬場外回り、東京競馬場に次いで3番目に長く、右回りの競馬場では最も長い直線距離となっています。ゴール前には1.8mの急坂がありパワーも必要なコースです。



使用されるコースと距離

🟢芝コース🟢
【内回り】
1200m、1400m、2000m
2200m、3000m、3200m

【外回り】
1400m、1600m、1800m
2400m、2600m、3200m


🟤ダートコース🟤
1200m、1400m、1800m、2000m、2600m


【行われる重賞】
・阪急杯(3月.GIII内回り芝1400m)
・チューリップ賞(3月.GII外回り芝1600m)
・阪神スプリングJ(3月.JGII障害3900m)
・フィリーズレビュー(3月.GII内回り芝1400m)
・阪神大賞典(3月.GII内回り芝3000m)
・毎日杯(3月.GIII外回り芝1800m)
・大阪杯(4月.GI内回り芝2000m)
・阪神牝馬S(4月.GII外回り芝1600m)
・桜花賞(4月.GI外回り芝1600m)
・アーリントンC(4月.GIII外回り芝1600m)
・アンタレスS(4月.GIIIダート1800m)
・鳴尾記念(6月.GIII内回り芝2000m)
・マーメイドS(6月.GIII内回り芝2000m)
・宝塚記念(6月.GI内回り芝2200m)
CBC賞(7月.GIII内回り芝1200m)
プロキオンS(7月.GIIIダート1400m)
中京記念(7月.GIII外回り芝1600m)
ファンタジーS(11月.GIII内回り芝1400m)
みやこS(11月.GIIIダート1800m)
京都JS(11月.JGIII障害芝3140m)
デイリー杯2歳S(11月.GII外回り芝1600m)
エリザベス女王杯(11月.GI内回り芝2200m)
マイルCS(11月.GI外回り芝1600m)
京都2歳S(11月.GIII内回り芝2000m)
京阪杯(11月.GIII内回り芝1200m)
・チャレンジC(12月.GIII外回り芝1800m)
・阪神JF(12月.GI外回り芝1600m)
・朝日杯FS(12月.GI外回り芝1600m)
・阪神C(12月.GII内回り芝1400m)

※日程は2020年のものとなります。太字は京都競馬場の改修工事により阪神競馬場で開催となった重賞です。



🐴抑えておきたいポイント🐴

内回りコースと外回りコースの違い!

主な違いは
直線距離
下り坂のスタート地点

内回りは外回りに比べると直線距離が短くなるものの、356.5mと全競馬場のコースの中でも標準的な長さであり、コーナー角もそこまできつくないので小回りコースの中では比較的広めのコースとなっています。とはいえ外回りコースと比べると先行力や器用さといった小回り適性が求められるコースなので小回りコースでの実績も重視したいです!
また、内回りと外回りでは下り坂の設置箇所が違うという特徴があります。
内回りコースは3コーナー途中の残り800m付近から緩やかな下り坂となっており、外回りコースは4コーナー途中の残り600m付近から内回りよりも急な下り坂となっています。その影響もあり、内回りコースでは早めにペースが上がりやすく持続力が求められるコースとなっています。一方外回りコースは直線が長いこともあり前半はペースが落ち着き、下り坂となる残り600m付近で一気にペースが上がりやすいため瞬発力が求められるコースとなっています。そのため外回りコースでは直線での末脚も重要です。また、内回り・外回りコースどちらもゴール前200m付近に高低差1.8mの急坂が設置されているため、パワーのないお馬さんは最後にバテてしまうので急坂をこなせるかどうかもチェックしておきたいですね!

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(坂が苦手なボクでも走れそうな競馬場はいつ出てくるのだろう…?)



外回りは京都競馬場ほど内枠有利ではない!

京都競馬場の外回りコースは、4コーナーから下り坂となり徐々にスピードが上がっていく状態で最後の直線を迎えるため馬群がばらけやすいという特徴があります。また、すぐに内回りとの合流点を迎えるためイン差しも決まりやすいコースとなっています。それに対し阪神競馬場の外回りコースは、4コーナーから直線までの角度が緩やかなため馬群がばらけにくく、イン差しを狙おうと内で待機していたお馬さんが進路をなくして力を出せずに負けてしまうケースがあります。内枠の差し、追い込み馬はコースの形態上詰まるなどごちゃついて不利を受けるリスクが京都よりも高いことは覚えておきたいですね!

下記の表は2016年1月〜2020年11月1日までの京都、阪神芝外回りコースで16頭立て以上で行われたレースの枠順別成績です!成績の良かった上位3位までは赤色、逆に成績が良くなかった下位3位までは青色で示してます。色分けして見ると京都と阪神での内枠有利の差がわかると思います!


京都芝外回りコースの枠順別成績

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阪神芝外回りコースの枠順別成績

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季節による馬場の違いに注意!

阪神開催は3〜4月に第一回、第二回開催が行われ、6月に第三回開催、9月に第四回開催が行われ12月に第五回開催が行われます。基本は芝が綺麗な状態で開催が行われますが、6月に行われる第三回開催のみ前開催との間隔が短く梅雨の時期と重なるため、馬場が重くなり芝が荒れた状態での開催になりやすいという特徴があります。そのためこの時期は雨を苦にしなかったり、荒れた馬場もこなせるようなパワーのあるお馬さんが活躍しやすい馬場になることは意識しておきたいですね!

※今年は京都競馬場改修工事のため6〜7月に第三回、第四回開催が行われ、11〜12月に第五回、第六回開催が行われます。来年は2〜5月1週目まで第一回、第二回開催が行われ、6月に第三回開催が行われます(2週間のみ)。10〜12月に第四回、第五回、第六回開催が行われる予定です。阪神競馬場にはAコースとBコースしかないため、例年よりも4週間多い開催となる第一回、第二回開催で馬場の傷みが激しくなるかもしれません。6月の第三回開催は2週間のみの開催ですが梅雨の影響があれば来年も馬場は重くなりそうです。

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(ボクは雨の日も結構好きです☔️🎶)



以上が阪神競馬場の特徴となります🐎
他にも競馬を見ている中で気が付いたことなどがあれば、随時追加してよりよいコース解説にできるよう頑張ります!✏️📖
最後まで読んでくださりありがとうございます🍀✨








(無敗の三冠馬対決が楽しみ…!)

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碧馬らいむ@競馬はRPG
いつもボクの記事を読んでくださりありがとうございます! これからも根拠のある記事、面白い記事を作成していけるよう努力します!