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2歳ダート戦で大活躍!新種牡馬アジアエクスプレス産駒の特徴って?

こんばんは!碧馬らいむです🐴🍀

今回はボクが注目してる新種牡馬アジアエクスプレス産駒についてまとめました!昨年の2歳戦の成績を基に見えてくる傾向と今後について考察しています📊
ボクが好きな種牡馬でもあるので最後まで読んでいただけると嬉しいです✨
(お馬さんの紹介としてnetkeibaさんのリンクを貼らせていただいています。そちらではプロフィールや過去の戦歴等詳しい情報が記載されておりますので気になる子がいれば是非覗いてみて下さい…!)


🐴アジアエクスプレス🐴

現役時代

2011年にアメリカで産まれ、2013年のセリで日本にやってきたお馬さん。新馬戦、オキザリス賞とダートでデビュー2連勝を飾ると、次走では芝のGI朝日杯FSに挑戦し見事勝利を飾ります。3歳春はスプリングS2着、皐月賞6着と惜しいレースが続きますが、ダート路線へ転向するとGIIIレパードSを勝利しました。その後もダート重賞で活躍を見せますが脚部不安もあり2016年11月の福島民友Cを最後に引退。芝ダート問わない活躍を見せ、通算成績は12戦4勝でした。


種牡馬入り後

2017年に優駿スタリオンステーションにて種牡馬入り。初年度は175頭に種付けを行い、以降は205頭、172頭、161頭と種付けが行われています。


産駒成績

昨年産駒がデビューし現3歳世代が初年度産駒となります。まずは昨年の2歳戦の種牡馬別成績を見てみましょう。

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アジアエクスプレス産駒は8勝をあげて全体のなかでは22位という成績でした。次に2歳ダート戦のみでの種牡馬別成績を見てみましょう。


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ダート戦のみに限定すると大きく順位をあげて5位となりました。単勝回収率も123と高い数字を残しています(単勝57倍での勝利があるため上振れの可能性もあります)。次の項目でアジアエクスプレス産駒の好走条件について詳しく見てみましょう。



アジアエクスプレス産駒の狙い目

以前アジアエクスプレス産駒についてボクが呟いたものがこちらです。



特に好成績だったのはダート戦且つ1600m以下のレースに出走した時でした。この傾向に変化はあったのか、ほかではどんな条件を得意としているのかを詳しく見てみましょう。


🟢芝コース🟢
【0-1-3-32/36】
勝率0.0%  連対率2.8%  複勝率11.1%
単勝回収率0  複勝回収率35

🟤ダートコース🟤
【8-10-6-69/93】
勝率8.6%  連対率19.4%  複勝率25.8%
単勝回収率123  複勝回収率81

🟢芝→ダート🟤
【2-3-0-13/18】
勝率11.1%  連対率27.8%  複勝率27.8%
単勝回収率151  複勝回収率110

アジアエクスプレス産駒の8勝は全てダートで、芝での勝利はまだありません。ダートへの適性が非常に高い種牡馬といえそうですね。また、芝→ダートは単勝回収率・複勝回収率が100を超えています。芝で負けていてもダートで一変することがあるためアジアエクスプレス産駒のダート替わりは覚えておきたいですね…!


次に距離別のダートでの成績を見てみましょう。

1000m〜1200m
【6-6-1-21/34】
勝率17.6%  連対率35.3%  複勝率38.2%
単勝回収率315  複勝回収率160

1300m〜1400m
【2-1-3-23/29】
勝率6.9%  連対率10.3%  複勝率20.7%
単勝回収率28  複勝回収率37

1600m
【0-3-2-8/13】
勝率0.0%  連対率23.1%  複勝率38.5%
単勝回収率0  複勝回収率81

1700m〜1800m
【0-0-0-17】
勝率0.0%  連対率0.0%  複勝率0.0%
単勝回収率0  複勝回収率0

1200mまでの短距離戦では単勝回収率・複勝回収率ともに100を超える高い数字となりました。しかし、距離が伸びるほど成績は下がっていき、1600m以上での勝ち鞍はまだなく1700m〜1800mでは3着以内も一度もありません。いずれ距離をこなせる産駒も出てくるとは思いますが、現状はダート1200m以下が得意と覚えておきたいですね…!


父ヘニーヒューズとの違いって?

アジアエクスプレスのお父さんでもあるヘニーヒューズは昨年の2歳ダート戦でトップとなる18勝をあげる活躍を見せています。ヘニーヒューズ産駒の特徴も見ながらアジアエクスプレス産駒との違いを見てみましょう。まずは芝とダートの成績からです。
(データはヘニーヒューズが日本にきて産駒がデビューした2017年以降の成績となります)

🟢芝コース🟢
【17-22-23-342/404】
勝率4.2%  連対率9.7%  複勝率15.3%
単勝回収率28  複勝回収率53

🟤ダートコース🟤
【238-223-205-1541/2207】
勝率10.8%  連対率20.9%  複勝率30.2%
単勝回収率89  複勝回収率87

🟢芝→ダート🟤
【7-18-15-115/155】
勝率4.5%  連対率16.1%  複勝率25.8%
単勝回収率42  複勝回収率99

芝よりもダートでの成績が良く、アジアエクスプレス産駒同様ダートへの適性が高いことがわかります。芝で好走する産駒も出ていて、アジアエクスプレス自身も芝GIを勝っているため配合次第ではアジアエクスプレス産駒も芝でも走る子が出てくるのでは…と思っています。また、芝→ダート替わりは好走率は高いものの2.3着が多く、馬券は連系や3連系で考えるのがよさそうですね。


次に、距離別のダートでの成績を見てみましょう。

1000m〜1200m
【79-73-62-493/707】
勝率11.2%  連対率21.5%  複勝率30.3%
単勝回収率83  複勝回収率85

1300m〜1400m
【75-61-60-463/659】
勝率11.4%  連対率20.6%  複勝率29.7%
単勝回収率103  複勝回収率87 

1600m
【22-19-17-110/168】
勝率13.1%  連対率24.4%  複勝率34.5%
単勝回収率62  複勝率92

1700m〜1800m
【58-70-63-439/630】
勝率9.2%  連対率20.3%  複勝率30.3%
単勝回収率83  複勝回収率90

1900m〜
【4-0-3-36/43】
勝率9.3%  連対率9.3%  複勝率16.3%
単勝回収率138  複勝回収率50

ヘニーヒューズ産駒は距離が伸びても成績に大きな変化はなく、この点は短距離での活躍が目立つアジアエクスプレス産駒との違いといえそうです。しかし、牡馬と牝馬では距離で好走率が変化する部分があります。そのデータがこちらです。

○ヘニーヒューズ産駒牡馬
1000m〜1600m

【92-83-78-531/784】
勝率11.7%  連対率22.3%  複勝率32.3%
単勝回収率91  複勝回収率84

1700m〜
【45-40-42-320/447】
勝率10.1%  連対率19.0%  複勝率28.4%
単勝回収率108  複勝回収率90


ヘニーヒューズ産駒牝馬
1000m〜1600m

【84-70-61-535/750】
勝率11.2%  連対率20.5%  複勝率28.7%
単勝回収率88  複勝回収率90

1700m〜
【17-30-24-155/226】
勝率7.5%  連対率20.8%  複勝率31.4%
単勝回収率44  複勝回収率82

1600m以下では成績に差は見られませんが、1700m以上では牝馬の勝率が下がっています。ヘニーヒューズ産駒に限らず、ダート戦自体がパワーを必要とするため牡馬有利な傾向があります。距離が伸びるとよりスタミナが求められるため牡馬のほうが好走率が高いのではないでしょうか。牝馬は距離が伸びると勝率が下がるということは覚えておきたいですね。しかし複勝率は30%を超えているため馬券は連系や3連系で狙うのがよさそうです。
アジアエクスプレス産駒も距離をこなすタイプが出るとしたら牡馬かもしれませんね。


最後に年齢別成績を見てみましょう。

2歳
【92-83-69-452/696】
勝率13.2%  連対率25.1%  複勝率35.1%
単勝回収率115  複勝回収率97

3歳
【114-113-115-963/1305】
勝率8.7%  連対率17.4%  複勝率26.2%
単勝回収率71  複勝回収率76

4歳
【42-41-34-358/475】
勝率8.8%  連対率17.5%  複勝率24.6%
単勝回収率66  複勝回収率78

5歳
【10-8-11-123/152】
勝率6.6%  連対率11.8%  複勝率19.1%
単勝回収率68  複勝回収率70

昨年2歳ダートでトップとなる18勝をあげているように、2歳戦に強いことがわかります。しかし3歳以降は徐々に成績が下がっていて、早い時期から活躍できる分成長力に欠ける面があります。アジアエクスプレス産駒も早い時期からの活躍が見られるため、父同様に歳を重ねる毎に成績は下降していくかもしれません。3歳以降どのような活躍を見せてくれるか注目ですね。



【人気薄での好走例】

実際にアジアエクスプレス産駒が穴をあけた例を見てみましょう。

スイートアリエス(3歳牝)
2020/7/12 函館ダ1000m 1着(7人気)
2020/7/ 4  函館芝1200m 6着(6人気)

デビュー戦は芝で6着と破れましたが、2戦目はダート替わりのレースで7人気1着と穴をあけました。お母さんのスイートマルセルはダートで3着の実績があり、母父ワイルドラッシュという血統背景からもダートへの適性が高かったのではないでしょうか。新馬戦では先行するスピードも見せていて仕上がりの早さも感じましたし、芝のレースで敗れていても侮れないと感じた一戦でした。



キモンブラウン(3歳牝)
2020/ 8/ 8 新潟芝1400m 9着(7人気)
2020/ 7/18 福島ダ1150m 1着(12人気)

デビュー戦は単勝57.1倍の12人気と低評価でしたが、好発からハナを切るとそのまま逃げ切り穴をあけました。アジアエクスプレス産駒も父ヘニーヒューズ同様早い時期からの活躍が見られ、今後も6〜7月の新馬戦では注目しておきたいです。また、この子の2戦目は9着と敗れてしまいましたが芝のレースでした。もし次走がダート戦のレースで、特に距離短縮での出走であれば巻き返しがあるかもしれませんね。



フェスティヴノンノ(3歳牝)
2020/12/13 中山ダ1200m 1着(5人気)
2020/11/22 東京ダ1600m 8着(11人気)
2020/11/ 7  東京ダ1600m 5着(5人気)
2020/10/18 東京ダ1600m 6着(4人気)
2020/ 9/20 中山芝1800m 7着(8人気)
2020/ 8/29 新潟芝1600m 6着(13人気)

デビューから2戦続けて芝を使われた後、3戦目でダートのレースに出走しました。しかし4人気6着と人気以上の走りは出来ませんでした。その後も5着、8着と敗れてしまいましたが、6戦目は距離短縮での出走で5人気1着と穴をあけました。アジアエクスプレス産駒はまだ1600m以上での勝ち鞍が無く、距離が短いほど好成績となっているため今後も距離短縮での好走に注目したいですね…!



エンテレケイア(3歳牡)
2020/12/27 中山ダ1200m 2着(10人気)
2020/12/12 中山芝1200m 15着(5人気)
2020/10/24 東京ダ1400m 1着(2人気)
2020/ 9/19  中山芝1600m 11着(3人気)
2020/ 7/12  福島芝1200m 2着(3人気)

新馬戦は芝でも2着と好走し、2戦目も人気を背負いますがこのレースは11着と大敗してしまいます。しかしこのレースは距離延長となる芝の1600m戦でした。3戦目は人気でしたがダート替わり+短縮で勝利し、ダート適性の高さを見せました。昇級初戦となった4戦目は芝のレースに使うも15着と再び大敗してしまいます。5戦目は再びダートのレースでしたが、前走の大敗の影響か大きく人気を落としていました。しかし、未勝利戦を勝ち上がった時同様にダートへの適性の高さを見せて10人気2着と人気を覆す好走を見せました。芝で大敗→人気を落とす→ダート戻りのパターンは今後も出てきそうで覚えておきたいですね…!



【アジアエクスプレス産駒の狙い目まとめ】

・芝での好走は少なくダートで好成績!
・芝→ダート替わりで穴をあけている!特に芝でも先行できるスピードを持っているお馬さんに注目!
・ダートは1200m以下が好成績!1600m以上の勝ち鞍はまだ無く距離短縮で穴をあけるパターンも多い!
・仕上がりの早い子も多く、6〜7月の早い時期の新馬戦で狙える!逆に父ヘニーヒューズ同様年齢を重ねる毎に成績は下降していくかも…?



以上、アジアエクスプレス産駒についてでした!
ボク自身注目している種牡馬なので、3歳以降はどんな活躍を見せてくれるのか、今年デビューする2歳馬も早い時期から活躍するのか楽しみです…!

最後まで読んでくださりありがとうございます🍀✨









(寒い日が続くので体調を崩さないように皆さんも気をつけてくださいね❄️)


いつもボクの記事を読んでくださりありがとうございます! これからも根拠のある記事、面白い記事を作成していけるよう努力します!