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コースを学ぼう!-part46-【阪神芝1400m】
こんばんは!限界化競馬Vの碧馬らいむです🍀🐴
ここでは競馬場のコース毎の特徴や押さえておきたいポイントについて記載しています!普段何気なく見ているレースも、コース形態や特徴を把握して見ていると面白い部分があったり、レースの振り返りや馬券購入のヒントに繋げられる部分もあります✏️📖
「このコースはこんな特徴があるんだ!」と思っていただければ嬉しいです✨
さて、今回はフィリーズレビューや阪神Cなどの重賞レースが行われる舞台でもある阪神芝1400mについてまとめました✍🏻
過去のデータについても記載していますので、競馬に詳しい方も競馬初心者の方も少しでも参考になれば嬉しいです…!
![](https://assets.st-note.com/img/1678250854268-ZBEct8AnNK.png?width=1200)
🟢コースの概要🟢
![](https://assets.st-note.com/img/1678250922555-gW4E8nZghi.png?width=1200)
阪神芝1400mは内回りコースを使用する短距離戦です。
春には阪急杯やフィリーズレビュー、冬には阪神カップなど複数の重賞が開催されます。
🔴押さえておきたいポイント🔴
①前半から速い流れになりやすく、失速し続けるタフな流れになる!
阪神芝1400mはスタートから最初のコーナーまで距離があり、3コーナーの残り800m付近から下り坂を迎えるため前半のペースが速くなりやすく中盤もペースが緩みにくいコースです。
減速し続ける流れになり最後には急坂もあるためスピードだけで押し切るのは難しいタフなコースで、道中の速い流れに対応する追走力(スピード)に加え、最後までバテずに走り切る持続力、急坂をこなすパワーも求められるコースとなっています。
②特殊なコースで過去に好走歴がある子に注目!
阪神芝1400mは①で述べた通りスピードだけで押し切るのが難しいタフなコースです。特殊性が強くこのコース特有の適性が求められるため、過去にこのコースで好走経験のある子が走りやすいのが特徴です。
このコースで開催される重賞レースを見ても、2023年の阪急杯を制したアグリはこのコースで3連勝、2023年の京都牝馬Sを制したララクリスティーヌは昨年のスワンS2着の実績があり、3着のロータスランドは昨年の京都牝馬Sの勝ち馬。2022年の阪神カップを制したダイアトニックはこのコースの重賞で何度も好走している阪神芝1400mのスペシャリスト。このように、コース実績馬が走りやすいのが大きな特徴です。
📊データ編📊
ここからはデータを基に更に深掘りし考察していきます。
データは2018年1月〜2023年3月5日(日)の期間に行われた阪神芝1400mの結果を集計しました!✏️
(集計時に単勝40倍を超えるオッズのお馬さんは除外して集計させていただきました。理由は一頭馬券内に絡むだけで回収率の数字に大きな変化が現れ、正確さに欠けると考えているためです。)
🐴枠順別成績🐴
![](https://assets.st-note.com/img/1678250998483-FJgZJ29jhZ.png?width=1200)
14頭立て以上
![](https://assets.st-note.com/img/1678251008249-XhHCYFJz2f.png?width=1200)
頭数に関わらず好走ゾーンは内枠に寄っており、反対に外枠は好走率が下がっていることがわかります。
阪神芝は基本的に馬場が悪化しにくく内有利が継続しやすいことに加え、このコースはコーナーが下り坂となる内回りコース。コーナーでペースが落ちないため外を回されてしまうと負荷が大きくなりやすく、内枠有利・外枠不利なコースとなっています。
2023年の京都牝馬Sではロータスランドが大外枠から3着に好走していますが、スタートが悪く後方の内で脚を溜め直線も内を突くロスのない騎乗での好走でした。
基本は内で立ち回れる子が有利に働くコースと覚えておきましょう…!
🐴脚質別成績🐴
![](https://assets.st-note.com/img/1678251038111-DBKLZESn9H.png?width=1200)
14頭立て以上
![](https://assets.st-note.com/img/1678251054084-Fju73RYF8f.png?width=1200)
このコースは基本逃げ先行馬が強いコースですが、特に逃げ馬の好走率が高いことがわかります。ポジションを取れる逃げ馬は内をロスなく立ち回ることもできるため、基本は前に行ける子が強いコースです。
しかし、前半のペースが速くなりやすいコースでもあるため、逃げ先行争いが激化すると差しが決まります。特に内の馬場がいい時は、内枠の差し馬に要注意です…!
🐴種牡馬別成績🐴
![](https://assets.st-note.com/img/1678251072929-I9JIRr7GME.png?width=1200)
勝利数トップはロードカナロア。
好走率・回収率共に低くなく、重賞レースでも2022年の阪神カップでダイアトニックが1人気1着、同年のスワンSで同じくダイアトニックが4人気1着、11人気のルプリュフォールが11人気3着、同年のフィリーズレビューでサンライズアンセムが2人気1着、同年の阪急杯でダイアトニックが1人気1着、2021年の京都牝馬Sではイベリスが3人気1着、ブランノワールが9人気3着と複数の好走馬が出ています。
出走頭数も多いため闇雲に買うだけでプラスにはなりませんが、ロードカナロア産駒は短距離向きのスピードと持続力を持つ産駒も多いため、このコースを得意とする子が多いということは意識しておきたいポイントです…!
注目したいのは4位のハービンジャー。
成績を牡馬と牝馬で分けてみてみると…
○牡馬
【0-3-0-8/11】
勝率0.0% 連対率27.3% 複勝率27.3%
単勝回収率0 複勝回収率75
○牝馬
【8-2-1-13/24】
勝率33.3% 連対率41.7% 複勝率45.8%
単勝回収率230 複勝回収率134
と、好走率に大きな差が出ています。
牡馬はスピードに欠ける中距離向きの産駒が多い反面、牝馬は短距離向きのスピードを持つ子も多くこのコースへの適性を示しています。
ハービンジャー産駒の牝馬はこのコースと好相性と覚えておきましょう…!
ハービンジャー同様に牝馬の活躍が目立つのが9位のミッキーアイル。
こちらも成績を牡馬と牝馬で分けてみてみると…
○牡馬
【3-0-2-5/10】
勝率30.0% 連対率30.0% 複勝率50.0%
単勝回収率70 複勝回収率86
○牝馬
【3-3-2-10/18】
勝率16.7% 連対率33.3% 複勝率44.4%
単勝回収率170 複勝回収率162
好走率は牡馬の方が高いものの内訳は人気馬の好走ばかりとなっており、一方牝馬は人気薄での好走も目立っています。
ミッキーアイルも牝馬は短距離向きのスピードを持つ子が多く、2〜3歳の早い時期からの活躍が目立つのも特徴です。
ミッキーアイル産駒の牝馬はこのコースと好相性と覚えておきましょう…!
他にもキズナやモーリスといった産駒も活躍が目立つのは牝馬です。
牡馬はパワーやスタミナタイプに寄った産駒が多く、このコースに対応するにはスピード不足になってしまう子がいるものの、牝馬はスピード勝負にも対応できる子が出ているため中距離向きの種牡馬は特に牝馬に注目です…!
また、大雑把な括りで見るとDanzig系の種牡馬は全体的にこのコースで好成績を残しています。
Danzig系の産駒はスピードの持続力やパワーに長けた産駒が多く、先程名前を挙げたハービンジャーもDanzig系の種牡馬です。
これは父系だけでなく母父Danzig系でも好走率は高いため、このコースでは好相性の血と覚えておきましょう…!
🍀注目種牡馬…ロードカナロア、ハービンジャー、ミッキーアイル、キズナ、モーリス、Danzig系
🐴平均ラップ🐴
![](https://assets.st-note.com/img/1678251103424-CxXIcn5AzX.png?width=1200)
参考として古馬1勝クラス、フィリーズレビュー、阪急杯、阪神C、阪神芝1400mの全レースの平均ラップをグラフにしました。
グラフを見てみると、どのレースをみても前半は速いペースになっており、その後は失速する流れになっていることがわかります。
押さえておきたいポイントで述べたことと重なりますが、このコースはスタートから最初のコーナーまで距離があり、3コーナーの残り800m付近から下り坂を迎えるため前半のペースが速くなりやすく中盤もペースが緩みにくいコースです。減速し続ける流れを走り切る持続力が大切となるコースのため、直線の長いコースで速い末脚を使うタイプの子は適性がズレてしまうことが多く注意が必要です。
また、重賞レースのなかではフィリーズレビューが特にハイペースになりやすい点にも注目です。
このレースは短距離路線の牝馬が集まるレースのため、1200mを得意とするようなタイプの子も多く集まります。ペースが速くなり差しも決まりやすいため、差し追込馬の台頭に注意したいレースです…!
🐎人気薄の好走例🐎
これらを踏まえて実際に人気薄の子が穴をあけた例を見ていきましょう。
穴をあけた例①
2022年10月29日(土)
阪神11R スワンS
ララクリスティーヌ 10人気2着(単勝31.1倍,複勝8.4倍)
-買い要素-
・速いペースは得意なタイプ
・内枠
・ミッキーアイル産駒の牝馬
本馬は二桁人気の人気薄でしたが今回はこのコースで有利な内枠を引いており、過去のレースでは追走力や持続力の裏付けもありました。
このレースはハイペースとなり逃げ先行馬が苦しくなったことで展開も向き、内を立ち回って枠の利を活かして好走しました。
穴をあけた例②
2022年10月29日(土)
阪神11R スワンS
ルプリュフォール 11人気3着(単勝36.1倍,複勝8.7倍)
-買い要素-
・速いペースは得意なタイプ
・阪神芝1400m実績あり
・ロードカナロア産駒
本馬も二桁人気の人気薄でしたが、既にこのコースでの実績がありコース適性の高い一頭でした。
このレースはハイペースとなり逃げ先行馬が苦しくなったことで展開も向き、直線ギリギリまで大外に持ち出さなかった鞍上の好騎乗も光りました。
穴をあけた例③
2022年3月6日(日)
阪神11R 斑鳩S
シャイニーロック 5人気3着(単勝11.2倍,複勝3.1倍)
-買い要素-
・持続力に長けた逃げ先行タイプ
・内枠
・阪神芝1400m実績あり(過去に人気薄で好走)
・母父Danzig系
本馬は持続力と先行力を兼ね備えている子で、過去にはこのコースで5人気3着、7人気2着と穴をあけており適性の高い一頭でした。
内枠を引いた今回はスタートから促して逃げの手を打つと、そのまま粘り込んで3着に好走しました。
大穴と言えるほどの人気薄ではありませんでしたが、コース実績のある子が人気を落としていたら要チェックです。
〜まとめ〜
○速い流れに対応する追走力(スピード)、バテずに最後まで走り切る持続力、急坂をこなすパワーが求められるコース!
○特殊な適性が求められるコース!既にコース実績がある子に注目!
○阪神芝は馬場状態が悪くなりにくく、このコースはコーナーでスピードも落ちにくいため基本内枠有利・外枠不利なコース!
○逃げ先行馬が有利で特に逃げ馬の成績がいいコース!ただしペースが速くなると差し追込が届くケースも!
○注目種牡馬はロードカナロア、ハービンジャー、ミッキーアイル、キズナ、モーリス、Danzig系の種牡馬!
![](https://assets.st-note.com/img/1678251435123-hptTS189Fq.png?width=1200)
🍀阪急杯のポイント🍀
このレースで問われる能力・要素・傾向は
○速い流れに対応する追走力(スピード)
○最後までバテずに走り切る持続力
○高速馬場適性
○内枠有利
○逃げ先行有利
○距離短縮有利
阪神芝1400mは内回りコースを使用する短距離戦です。
スタートから最初のコーナーまで距離があり、3コーナーの残り800m付近から下り坂を迎えるため前半のペースが速くなりやすく中盤もペースが緩みにくいコースです。
減速し続ける流れになり最後には急坂もあるためスピードだけで押し切るのは難しく、道中の速い流れに対応する追走力(スピード)に加え、最後までバテずに走り切る持続力、急坂をこなすパワーも求められるコースとなっています。
最初のポイントは内枠有利です。
○1〜4枠
【1-5-2-29/37】
勝率2.7% 連対率16.2% 複勝率21.6%
単勝回収率6 複勝回収率70
○5〜8枠
【4-0-3/3845】
勝率8.9% 連対率8.9% 複勝率15.6%
単勝回収率136 複勝回収率62
コースの説明で記載ことの繰り返しとなりますが、阪神芝は基本的に馬場が悪化しにくく内有利が継続しやすいことに加え、このコースはコーナーが下り坂となる内回りコースです。コーナーでペースが落ちないため外を回されてしまうと負荷が大きくなりやすく、内枠有利・外枠不利なコースとなっています。
成績を見ると外枠から勝ち馬が多く出ているため枠の有利不利は大きくないようにも見えますが、近年の阪神は馬場の高速化が進み高速馬場適性が問われると共に、内有利が顕著になっています。
近年の外枠から好走した馬を見てみると、2023年2人気1着のアグリ、6人気3着のホウオウアマゾンはどちらも先行した馬。2022年1人気1着のダイアトニック、6人気3着のサンライズオネストも先行した馬。2021年4人気3着のジャンダルムも先行した馬で、近年外枠から好走した馬は全て先行馬となっている点に要注目です。
続いてのポイントは逃げ先行有利です。
○初角5番手以内
【3-3-4-19/29】
勝率10.3% 連対率20.7% 複勝率34.2%
単勝回収率32 複勝回収率114
○初角6〜9番手
【0-1-1-19/21】
勝率0.0% 連対率4.8% 複勝率9.5%
単勝回収率0 複勝回収率19
○初角10番手以下
【2-1-0-29/32】
勝率6.3% 連対率9.4% 複勝率9.4%
単勝回収率170 複勝回収率52
阪神芝1400mはペースが速くなりやすいコースですが、前述した内有利傾向も相まって外差しが決まりにくく、逃げ先行馬の活躍が目立ちます。
ペースが速くなりやすいとはいえ、近年は馬場の高速化の影響もあり後方大外一気の追込が決まるようなレースではなくなっているため、先行できる馬もしくは内でロスなく立ち回れる差し馬に注目です。
最後のポイントは距離短縮有利です。
○距離延長
【0-1-1-30/32】
勝率0.0% 連対率3.1% 複勝率6.3%
単勝回収率0 複勝回収率18
○同距離
【2-2-2-19/25】
勝率8.0% 連対率16.0% 複勝率24.0%
単勝回収率104 複勝回収率84
○距離短縮
【3-2-2-18/25】
勝率12.0% 連対率20.0% 複勝率28.0%
単勝回収率151 複勝回収率107
このレースは1200m向きの短距離馬から1600m向きのマイラーが集まるレースです。しかし、いくら内有利+前有利になりやすいとはいえハイペースになりやすく最後に急坂があるこのコースでは、1200mが得意なスピードが持ち味の短距離タイプの子はきついレースを強いられるため、前走同距離もしくは距離短縮馬の好走が目立ちます。
また、1200mの短距離路線よりも1400m〜のマイル路線の方がレベルが高くなりやすい点も距離延長馬が苦戦している要因です。
🍀フィリーズレビューのポイント🍀
このレースで問われる能力・要素・傾向は
○最後までバテずに走り切る持続力
○内枠有利
○差し追込有利
○距離短縮有利
○能力重視
阪神芝1400mは内回りコースを使用する短距離戦です。
スタートから最初のコーナーまで距離があり、3コーナーの残り800m付近から下り坂を迎えるため前半のペースが速くなりやすく中盤もペースが緩みにくいコースです。
減速し続ける流れになり最後には急坂もあるためスピードだけで押し切るのは難しく、道中の速い流れに対応する追走力(スピード)に加え、最後までバテずに走り切る持続力、急坂をこなすパワーも求められるコースとなっています。
最初のポイントは内枠有利です。
○1〜4枠
【5-3-2-29/39】
勝率12.8% 連対率20.5% 複勝率25.6%
単勝回収率153 複勝回収率97
○5〜8枠
【1-1-3-43/48】
勝率2.1% 連対率4.2% 複勝率10.4%
単勝回収率10 複勝回収率41
コースの説明で記載ことの繰り返しとなりますが、阪神芝は基本的に馬場が悪化しにくく内有利が継続しやすいことに加え、このコースはコーナーが下り坂となる内回りコースです。コーナーでペースが落ちないため外を回されてしまうと負荷が大きくなりやすく、内枠有利・外枠不利なコースとなっています。このレースもコースの傾向同様に内をロスなく立ち回った馬が有利に働きやすく、基本は内枠を引けた馬を狙いたいレースです。
続いてのポイントは差し追込有利です。
○初角5番手以内
【0-2-3-20/25】
勝率0.0% 連対率8.0% 複勝率20.0%
単勝回収率0 複勝回収率74
○初角6~9番手
【3-2-0-17/22】
勝率13.6% 連対率22.7% 複勝率22.7%
単勝回収率100 複勝回収率60
○初角10番手以下
【3-0-2-35/40】
勝率7.5% 連対率7.5% 複勝率12.5%
単勝回収率105 複勝回収率65
このレースは桜花賞のトライアルレースという位置づけにありますが、同時期に1600mのチューリップ賞、1800mのフラワーCがあるため、マイルをこなせる王道路線の実力馬や中距離で実績を残してきた馬がここに出走するのは稀であり、短距離路線で勝ち上がってきた馬が集まりやすいレースとなっています。そのため1200mを勝ち上がってきたスピード自慢の馬や逃げ先行脚質の馬が集まりやすく、極端なハイペースになりやすいのがこのレースの特徴です。
しかし、阪神芝1400mは最後に急坂もあり短距離馬がスピードだけで押し切れるコースではないため、差し追込馬の活躍が非常に目立つレースとなっています。
このレースで先行した馬は、2023年にリバーラが3人気12着、ポリーフォリアが5人気8着。2020年にカリオストロが1人気4着。2019年にアウィルアウェイが1人気7着と人気を裏切っており、基本は差す競馬で勝ち上がってきた馬を狙いたいレースです。
続いてのポイントは距離短縮有利です。
○距離延長
【0-0-2-21/23】
勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率8.7%
単勝回収率0 複勝回収率45
○同距離
【1-0-2-26/29】
勝率3.4% 連対率3.4% 複勝率10.3%
単勝回収率12 複勝回収率27
○距離短縮
【5-4-1-25/35】
勝率14.3% 連対率25.7% 複勝率28.6%
単勝回収率174 複勝回収率113
○距離短縮+前走5着以内
【4-3-1-7/15】
勝率26.7% 連対率46.7% 複勝率53.3%
単勝回収率314 複勝回収率212
このレースはハイペースになりやすいことから、短距離戦を勝ち上がってきた馬は特にきつい展開を強いられやすく、距離短縮馬が好成績となっています。
また、1600m路線はGIを目指す有力馬が集まるため、短距離路線と比べてレベルが高くなりやすいのも距離短縮馬の活躍が目立つ理由です。
2023年はムーンプローブが7人気2着。2021年にシゲルピンクルビー8人気1着。2020年はエーポスが5人気1着、ナイントゥファイブが12人気3着。2019年はノーワンが12人気1着と、距離短縮馬は人気薄での好走も多いため、要注目です。
最後のポイントは能力重視です。
世代限定戦はメンバー同士の力差が出やすいのも特徴の一つです。今後重賞〜GI戦線で活躍する子もいれば、条件戦をなかなか勝ち上がれない子も一緒に走ることとなります。そのため戦ってきた相手やレース内容を精査し、能力を見極めるのも大切な要素です。
🍀阪神Cのポイント🍀
このレースで問われる能力・要素・傾向は
○速い流れに対応する追走力(スピード)
○最後までバテずに走り切る持続力
○内枠有利
○やや先行有利
○距離短縮有利
阪神芝1400mは内回りコースを使用する短距離戦です。
スタートから最初のコーナーまで距離があり、3コーナーの残り800m付近から下り坂を迎えるため前半のペースが速くなりやすく中盤もペースが緩みにくいコースです。
減速し続ける流れになり最後には急坂もあるためスピードだけで押し切るのは難しく、道中の速い流れに対応する追走力(スピード)に加え、最後までバテずに走り切る持続力、急坂をこなすパワーも求められるコースとなっています。
最初のポイントは内枠有利です。
○1〜4枠
【3-2-4-31/40】
勝率7.5% 連対率12.5% 複勝率22.5%
単勝回収率125 複勝回収率106
○5〜8枠
【2-3-1-40/46】
勝率4.3% 連対率10.3% 複勝率13.0%
単勝回収率20 複勝回収率26
コースの説明で記載ことの繰り返しとなりますが、阪神芝は基本的に馬場が悪化しにくく内有利が継続しやすいことに加え、このコースはコーナーが下り坂となる内回りコースです。コーナーでペースが落ちないため外を回されてしまうと負荷が大きくなりやすく、内枠有利・外枠不利なコースとなっており、このレースでも同様の傾向が見られます。
頭数も多くなりやすいため外枠を引いてしまった子はそのまま外を回される不利を受けやすく、特に7〜8枠を引いてしまった馬は2021年にソングラインが1人気15着、ルークズネストが5人気17着。2019年にスマートオーディンが4人気8着。2018年にジュールポレールが1人気5着、ケイアイノーテックが3人気6着と人気を裏切るケースも目立つため、枠順と当日のトラックバイアスには注意が必要です。
続いてのポイントはやや先行有利です。
○初角5番手以内
【3-2-1-26/32】
勝率9.4% 連対率15.6% 複勝率18.8%
単勝回収率162 複勝回収率76
○初角6番手以下
【2-3-4-45/54】
勝率3.7% 連対率9.3% 複勝率16.7%
単勝回収率13 複勝回収率55
○前走初角5番手以内
【5-4-1-24/34】
勝率14.7% 連対率26.5% 複勝率29.4%
単勝回収率174 複勝回収率101
阪神芝1400mはペースが速くなりやすいコースですが、前述した内有利傾向も相まって外差しが決まりにくく、先行馬の活躍が目立ちます。
好走数を見ると初角6番手以下の差し馬の方が好走しているように見えますが、初角11番手以下から馬券に絡んだのは3頭しかおらず、ポジションが後ろすぎない差し馬の活躍が目立ちます。
ペースが速くなりやすいとはいえ後方一気の追込が決まるようなレースではないため、前走先行できている馬にも要注目です。
最後のポイントは距離短縮有利です。
○距離延長
【1-1-0-25/27】
勝率3.7% 連対率7.4% 複勝率7.4%
単勝回収率141 複勝回収率35
○同距離
【1-1-2-22/26】
勝率3.8% 連対率7.6% 複勝率15.4%
単勝回収率16 複勝回収率56
○距離短縮
【3-3-3-24/33】
勝率9.1% 連対率18.2% 複勝率27.3%
単勝回収率50 複勝回収率90
○前走初角5番手以内で距離短縮
【3-3-1-8/15】
勝率20.0% 連対率40.0% 複勝率46.7%
単勝回収率111 複勝回収率148
このレースは1200m向きの短距離馬から1600m向きのマイラーが集まるレースです。しかしハイペースになりやすいことから1200mが得意なスピードが持ち味の短距離タイプの子はきついレースを強いられるため、このレースでは距離短縮馬の好走が目立ちます。
特に前述した前走先行馬+距離短縮の組み合わせは好相性のため要注目です。
また、このレースは3歳馬の距離短縮にも注目です。
○前走初角5番手以内で距離短縮の3歳馬
【2-2-0-1/5】
勝率40.0% 連対率80.0% 複勝率80.0%
単勝回収率142 複勝回収率176
この条件に該当するのは全て前走GIを使われていた馬で、本来短距離向きの子が大レースに出走するために距離を伸ばしているケースが多いため要注目の条件です。
以上、阪神芝1400mの特徴についてでした!
今後も気がついた事があれば随時更新していきます!
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