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【ポケカ】1人回しって何?ポケモンカードが上達するやり方と解説
※このnoteはポケモンカード初心者から中級者向けに書いています。
ポケモンカードゲームを始めて、ジムバトルなど対戦イベントに参加した時にこう思ったことはありませんか?
「カードが思ったように使えない」
「デッキが想像していたように回らない」
ポケモンカードゲームはレギュレーションで決められたカードプール内で自由にデッキを組んでいますが、レシピによってデッキの性質がまるで違います。(ビートダウン、ミッドレンジなど)
また、SNSやインターネットで落ちているレシピでそのままデッキを組んでも「なんだかうまくいかない」という状況がありますよね。
「自分のデッキの動き方がわからない」状況であると、この「うまくいかない」という体感に繋がりがちです。
今回はポケモンカードが上達するコツとして「1人回し」のやり方とその解説をいたします。
ポケモンカードが上達するコツ|1人回しとは?
「1人回し」という言葉を聞いたことがありますか?
1人回しとはその言葉通り、「1人でデッキを回す(使う)」ということです。
※以降「回す」を「使う」という意味で使用します。
この1人でデッキを回すということは、実際に数ターンを1人でやってみることでデッキの動きを確認します。この「デッキの動きを確認する」ことが、ポケモンカードの上達に繋がります。
1人回しのやり方に関しては当note後半に記載いたします。「1人回しのやり方」を早く知りたいという方は目次から後半に飛んでください。
1人回しをすることで得られるメリットを確認しましょう。
ポケモンカードが上達するコツ|1人回しをすることのメリット
ポケモンカードゲームを上達するためにこの1人回しで得られるメリットをご紹介します。
最序盤の動きを確認できる
デッキの回りを確認できる
プレイングスピードが向上する
という3つがあります。
それではそれぞれを詳しく解説していきます。
1人回しのメリット|①最序盤の動きを確認できる
1人回しで重要なことに「最序盤の動きを確認する」ということがあります。
ポケモンカードで重要なのはこの「最序盤」と言っても過言ではありません。
そのため、実際のカードでもこの最序盤の展開をサポートする「イキリンコex」や「スピンロトム」のように1ターン目しか使えない特性をもっているカードもあります。
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また、ほとんどのデッキはポケモンをベンチに並べることがとても大切です。ポケモンは1ターンに1回しか進化をすることができず、出したばかりのポケモンは進化することができないからです。
そのため、基本的にはたねのポケモンをベンチにならべ展開することで、次のターンからポケモンを進化させることで、アタッカーやシステムポケモンを活用して戦っていきます。
ポケモンの特性やグッズ、サポートなどのカードをうまく活用し、この最序盤の動きを確認してみましょう。
1人回しのメリット|②デッキの回りを確認できる
1人回しをすることで見えることがあります。
それは、
「自分のデッキがうまく回るか」
ということです。
これを確認することはものすごく大切です。1人回しをする上での最大のメリットかもしれません。
前述した「最序盤の動きを確認する」という点にも含まれますが、例えば「ポケモンを並べたいのにポケモンが出せない」ということは実際の対戦でもよくあります。
最序盤の展開が悪い場合、
ポケモンの数が少ないのか
出すためのボール系のグッズが少ないのか
スタジアムも活用したほうが良いのか
などデッキ自体の構築を見直す機会となります。
また、カードは1枚1枚にシナジーがあり、いわゆる「コンボ」があります。
例えば、Nのゾロアークexの特性「とりひき」で基本エネルギーをトラッシュして2枚山札を引きましょう。その後、グッズ「Nのポイントアップ」を使用した場合どうでしょうか?
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結果として、ノーコストでエネルギーが1枚ポケモンについたことがおわかりでしょうか。
しかし、この時に別のカードをトラッシュしてしまい、基本エネルギーがトラッシュに1枚もない場合には、この「Nのポイントアップ」は使用できないことがわかります。
自分のデッキのシナジーやコンボを意識して1人回しをすることで、「デッキの回り」をしっかり確認していきましょう。
1人回しのメリット|③プレイングスピードが向上する
1人回しのメリットとしてプレイングスピードが向上するということが言えます。
なぜプレイングスピードがあがるか?
基本的にデッキによってそれぞれ「最序盤にやりたいことは決まっているから」です。
ポケモンカードゲームの対戦イベントは基本的に1試合25分です。
その中で、「ああでもない」「こうでもない」と常に時間を無駄にするプレイングを行うことで時間を消費し、最悪タイムオーバー・両負けという状況が出てきます。
※今回のnoteではこの両負けに関することはこれ以上説明しません
この長いようでとても短い時間を有効活用するにはプレイングスピードを向上する必要があります。
1人回しを通して得られるメリットとして前述した、
最序盤の動きを確認する
デッキの回りを確認する
この2点が活きてきて、対戦序盤の展開を無駄なく行える知識となり、あなたのプレイングスピードが向上するようになります。
プレイングスピードの向上にはとにかく回すことが大切になりますが、一朝一夕ではなかなか身に付きません。実際に1人回しを繰り返しやって自分の中に動きを落とし込んでいきましょう。
ここからは、実際に1人回しを行うときのやり方について解説していきます。
ポケモンカードが上達するコツ|1人回しのやり方
1人回しのやり方についてくわしく解説します。
1人回しのやり方
①デッキをシャッフルする
(ディール→ファロー→ヒンドゥー)
②先攻後攻を決める
(自分のデッキが選択したい方を重点的に)
③通常通り1ターン目を始める
④通常通り2ターン目を始める
⑤2ターン目が終了した時点で終わり
以上が標準的な1人回しのやり方になります。
それぞれについて詳しく解説いたします。
1人回しのやり方|①デッキをシャッフルする
ポケモンカードの対戦イベントに参加したことがある人には上記の「(ディール→ファロー→ヒンドゥー)」の意味がわかるかと思いますが、これはシャッフルのやり方を表しています。
・ディールシャッフル
「パイルシャッフル」「8切り」ともいいます。デッキをいくつかの山に分けるように振り分けていくシャッフルです。※偶数でのディールシャッフルは積み込みができるため奇数をおすすめします
・ファローシャッフル
「横入れ」ともいいます。山札を2つにわけ、片方の山をもう片方の山に横から入れてカードが互い違いになるように差し込むシャッフルです。
・ヒンドゥーシャッフル
よくトランプをやる時などに皆さんもやっている最もポピュラーなシャッフル方法です。片手に持った山札を上から4〜5回くらいにわけられる程度の塊に分け、もう片方の手に順に移していくシャッフルです。
これらの複数のシャッフルをうまく活用して、「山札をしっかりと混ぜる」ということが大切です。今回は解説しませんが、「積み込み」などというイカサマをする人が稀にいます。
シャッフルを「相手がちゃんとしているか」ということをあなた自身がわかるようになるためにも、初心者の場合シャッフルはしっかりやりましょう。
1人回しをやる上では毎回上記のように十分にシャッフルするのは時間もかかり大変な場合もあります。
そのため、
①ファローシャッフルを7回以上する
②ヒンドゥーシャッフルを数回する
これで簡単にシャッフルして1人回しの数をこなすことも大切です。
ぜひ参考にしてください。
1人回しのやり方|②先攻後攻を決める
1人回しをする場合、基本的には先攻と後攻どちらも練習しましょう。
しかし、デッキによっては先攻・後攻を明確に選ぶデッキがあります。基本的には先攻有利であるため、ほとんどのデッキは先攻を選択します。
そんな中でも、
「要のサポートを1ターン目から使いたい」
「後攻1ターン目からワザ宣言したい」
など、
比較的展開が早いデッキやワザで妨害をしたいなど後攻を選択するメリットもデッキによってはあります。
例えばミライドンデッキであれば、後攻1ターン目からのテツノカイナex「ごっつぁんプリファイ」が決まればかなりのアドバンテージになります。
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また、現環境では無視できない「スボミー」というグッズロックができるポケモンも同様に後攻を取るアドバンテージにもなり得ます。
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そのため、自分のデッキは展開が早いのか遅いのか、1ターン目に「何ができればいいのか」を明確にすることで、先攻後攻を確認することも上達のコツになります。
1人回しのやり方|③~⑤通常通り2ターン目まで行う
③~⑤に関しては、
③通常通り1ターン目を始める
④通常通り2ターン目を始める
⑤2ターン目が終了した時点で終わり
特に文章通りであるため、大きく補足することはありません。
あえて言うのであれば、ポケモンカードゲームは概ね「2ターン目」までは戦況が大きく変わりにくいと言われています。そのため、1人回しも「2ターン目」までは行うことが重要となります。
この2ターンのうちに、
場の展開ができているか
狙った動きはできているか
ワザ宣言ができるか
をポイントに確認してみましょう。
ポケモンカードが上達するコツ「1人回し」|まとめ
ここまでポケモンカードが上達するコツとして「1人回し」について解説してきました。
1人回しをするメリットは、
最序盤の動きを確認できる
デッキの回りを確認できる
プレイングスピードが向上する
という3つがあります。
また1人回しのやり方として、
①デッキをシャッフルする
(ディール→ファロー→ヒンドゥー)
②先攻後攻を決める
(自分のデッキが選択したい方を重点的に)
③通常通り1ターン目を始める
④通常通り2ターン目を始める
⑤2ターン目が終了した時点で終わり
という流れが標準的な方法になります。
対戦前に1人回しをしっかりと行い、あなたのデッキについて理解を深めてぜひ対戦イベントに参加してみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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