メロディーにコード重ねる
DTMで作曲する際に裏メロを作るとき、3度や5度以外にも7度、9度、11度、13度などのテンションコードを使うことがよくあります。テンションコードを使うことで、メロディに深みや複雑さを加えることができます。
テンションコードの使い方のポイント
コードの構成音を使う基本的にはコードの構成音を使うことで、音程が極端におかしくなることを防ぎます。
【ロングトーンを使う】
メインメロディが動きのある場合は、全音符や二分音符などのロングトーンを使うと、メインメロディを邪魔せずにアレンジに厚みを出せます。
【メロディの隙間を埋める】
メインメロディが途切れた隙間に動きのある裏メロを入れることで、メインメロディを引き立てることができます。
【カウンターラインを使う】
メインメロディとは異なるメロディラインを作ることで、アレンジに深みを加えます。
テンションコードを使うと、曲に緊張感や感情的な雰囲気を加えることができるので、ぜひ試してみてください
コードを重ねるためのステップ
【キーを決める】
メロディのキーを決めることが最初のステップです。メロディの最初と最後の音がヒントになることが多いです。
【基本的なコード進行を使う】
メジャーキーなら I-IV-V-I、マイナーキーなら i-iv-v-i などの基本的なコード進行を試してみてください。これらは多くの曲で使われる定番の進行です。
【メロディの音に合ったコードを選ぶ】
メロディの各音に対して、その音を含むコードを選びます。
※例えば、メロディがCの音を含む場合、Cメジャー(C-E-G)やAマイナー(A-C-E)などが考えられます。
【テンションコードを使う】
7th、9th、11th、13thなどのテンションコードを使うことで、より豊かな響きを作り出すことができます。
これらのコードは、基本的なコードに追加の音を加えることで作られます。
【ボイシングを工夫する】
コードの音の配置(ボイシング)を工夫することで、より滑らかな進行を作ることができます。例えば、コードの音を近い位置に配置することで、自然な流れを作り出せます
C、G、Fのコード進行
C、G、Fのコード進行は非常に一般的で、メロディに合わせやすい並びです。特にCメジャーキーでは、これらのコードはダイアトニックコードと呼ばれる基本的なコードに含まれます。
【コード進行の基本】
Cメジャーキーでは、C(トニック)、G(ドミナント)、F(サブドミナント)という役割を持ちます。
【Cメジャーキーのダイアトニックコード】
C, Dm, Em, F, G, Am, Bdim
メロディに合わせる方法
【メロディの音を確認】
メロディの各音がどのコードに含まれるかを確認します。例えば、メロディがCの音を含む場合、Cメジャー(C-E-G)やAマイナー(A-C-E)などが考えられます。
【コード進行を試す】
メロディの流れに合わせて、C、G、Fの順にコードを試してみます。例えば、メロディがCの音から始まる場合、Cコードから始めると自然に聞こえます。
【テンションコードを追加】
メロディに深みを加えるために、7thや9thなどのテンションコードを使うこともできます。例えば、Cmaj7(C-E-G-B)やG7(G-B-D-F)などです。
作曲アドバイス (基本中の基本)
コードのアドバイス
コード進行のバリエーション
現在のコード進行に対して、サブドミナントやドミナントのコードを追加してみると、曲に深みが出ます。
例えば、Cメジャーキーの場合、F(サブドミナント)やG(ドミナント)を使ってみてください。
転調
曲の途中で転調を入れると、聴き手に新鮮な印象を与えられます。
※例えば、半音上げるなどのシンプルな転調でも効果的です。
ベースラインのアドバイス
ルート音を強調
各コードのルート音をベースラインの基本にすると、安定感が増します。
※例えば、CコードならCの音をベースにします。
リズムの工夫
キックドラムに合わせてベースラインを配置すると、グルーヴ感が出ます。4つ打ちのリズムに合わせて、ベースを打ち込んでみてください。
オクターブの活用
ルート音のオクターブ上の音を交互に使うと、ベースラインに動きが出ます。
シンコペーション
強拍と弱拍をずらすシンコペーションを取り入れると、リズムに躍動感が生まれます。