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DTM作曲の注意点 (作曲初心者)

注意点

DTM(デスクトップミュージック)で作曲する際に注意すべき点はいくつかあります。以下にいくつかのポイントを挙げますね。

アイデアの明確化

曲のテーマや雰囲気を最初に決めることが大切です。どんなジャンルの曲にするのか、どんな感情を伝えたいのかを考えましょう。

リズムセクションの構築

多くの曲はリズムセクションから始まります。ドラムパターンやベースラインを作成し、曲の基盤を築きます。

メロディとハーモニー 

リズムセクションができたら、メロディやハーモニーを追加します。メロディは曲の中心となる部分なので、キャッチーで覚えやすいものを目指しましょう。

アレンジメント

曲の構成を考えます。イントロ、バース、コーラス、ブリッジなど、どの部分がどの順番で来るのかを決めます。
•    イントロ (Intro): 導入部分
• バース (Verse): Aメロまたはヴァース
• コーラス (Chorus): サビまたはコーラス
• ブリッジ (Bridge): 間奏またはブリッジ

サウンドデザイン

使用する音色やエフェクトを選びます。シンセサイザーやサンプルを使って、自分の曲に合った音を作り出します。

ミキシングとマスタリング

最後に、各トラックの音量バランスを調整し、全体の音質を整えます。これにより、曲がプロフェッショナルな仕上がりになります。

一曲仕上げる際の基盤としては、まずリズムセクションをしっかりと作り上げることが重要です。リズムがしっかりしていると、その上にメロディやハーモニーを乗せやすくなります。

具体例


1. アイデアの明確化
例えば、ポップソングを作りたいとします。テーマは「夏の恋」にしましょう。明るくて楽しい雰囲気を目指します。

2. リズムセクションの構築
まず、ドラムパターンを作成します。テンポは120 BPMに設定し、基本的な4/4ビートを使います。次に、ベースラインを追加します。シンプルな8分音符のリズムで、コード進行に合わせて動かします。

3. メロディとハーモニー
リズムセクションができたら、メロディを考えます。例えば、Cメジャースケールを使って、キャッチーなメロディを作成します。次に、コード進行を追加します。C - G - Am - Fのようなシンプルな進行を使います。

4. アレンジメント
曲の構成を考えます。イントロ、バース、コーラス、ブリッジの順番で進めます。例えば、イントロは8小節、バースは16小節、コーラスは8小節、ブリッジは8小節に設定します。

5. サウンドデザイン
シンセサイザーを使って、明るくてエネルギッシュな音色を選びます。例えば、リードシンセにはソウ波を使い、パッドにはサイン波を使います。エフェクトとしてリバーブやディレイを追加して、空間感を出します。

6. ミキシングとマスタリング
各トラックの音量バランスを調整し、EQやコンプレッサーを使って音質を整えます。最後に、全体の音量を調整して、プロフェッショナルな仕上がりにします。

音楽理論

1. スケールとモード
メジャースケール:
明るくてハッピーな雰囲気を持つスケールです。多くのポップソングで使われます。

マイナースケール:  
悲しげで感情的な雰囲気を持つスケールです。バラードやロックなどでよく使われます。

モード:
ドリアン、フリジアン、リディアンなどのモードは、特定の雰囲気や感情を表現するのに役立ちます。

2. コード進行

I-IV-V進行:
非常に一般的なコード進行で、ポップ、ロック、ブルースなどでよく使われます。例えば、CメジャーキーではC-F-Gとなります。

ii-V-I進行:  
ジャズでよく使われるコード進行で、滑らかな転調を可能にします。例えば、CメジャーキーではDm-G7-Cとなります。

3. ハーモニー
ダイアトニックコード:
スケール内の音を使ったコードで、曲の調和を保つのに役立ちます。
テンションコード:
7th、9th、11th、13thなどのテンションを加えることで、より複雑で豊かなサウンドを作り出します。

4. リズムとメーター
シンコペーション:
リズムに変化を加えることで、曲に動きや興味を持たせます。

ポリリズム:
複数の異なるリズムを同時に使うことで、複雑で興味深いリズムパターンを作り出します。

5. フォームと構造
AABA形式: 多くのポップソングやジャズスタンダードで使われる形式です。
Aセクションが2回繰り返され、Bセクション(ブリッジ)が続き、再びAセクションに戻ります。
ヴァース-コーラス形式: ヴァース(バース)とコーラス(サビ)が交互に現れる形式で、ポップソングで非常に一般的です。


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