魅力的なキャラクターにする
登場人物の性格は、説明してはいけない。
その人物の行動、言動、所作、部屋の様子から表現して小説の中で構築していく。
前にも言った通り、登場人物は三人称一次元で登場人物の見たままを書いていく。
セリフならひとりごとを喋っているような感じ。
あれをしている、これをしているではダメなのである。
魅力的なキャラクターに仕上げるには、どうしたらいいんでしょう?
これには、四つの要素があります。
1.キャラクターの強くてハッキリした明確な欲望がある。
2.それぞれのキャラの独自の考え、物の見方がある。
3.それぞれのキャラの行動、態度、振る舞いを体現する。
4.ストーリー進行で変化、変身させていること。
プロットを作成して、段階を踏んでいく上で、挫折と苦労を繰り返しながら、どのように変化していくのか?
明確な設定が求められてきます。
登場人物の成長のチャートの作成。
登場人物のプロフィールをもとにして、それぞれの人物が物語でどのように成長を遂げるか図を作ることをオススメします。
そのとき、その人物についての必要情報のすべてを書き込んでおく。
これは、すべてのキャラクターに言えることです。
時系列を明確に書き出していき、変化なども書き込んでいきます。このとき、伏線を貼っておくといいでしょう。
伏線はたくさん張り巡らせて…とは申しません。
貼りすぎると自身が分からなくなってくる恐れもあります。
読者サービス的な細かな伏線から物語の肝、核を揺るがすような伏線まで。
わたしは、最近アニメ「葬送のフリーレン」を観ています。
作中で、フェルン、シュタルクは成長していきます。
フェルンは魔法使いとして。シュタルクは戦士として強くなっていきます。
フリーレンはエルフです。エルフは長い時の間、魔法使いとして魔法の探究を続けています。
描かれる人情豊かなストーリーもほのぼのした表情なども作品にのめり込む、惹きつける魅力があります。
このアニメは、ヒンメルたちが冒険したときの記憶をフリーレンの回想という形でバックストーリーとしてフラッシュバックして描写しています。
フリーレンがどのように冒険に誘われて、どのように心の変化があり、どのように変化して、それを遂げていくかが描かれています。
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