YMO ライディーン
YMOの「ライディーン(Rydeen)」で使用されているシンセサイザーや音源については、以下の情報が知られています。
使用されたシンセサイザーのメーカーと機種
1. Roland(ローランド)
• Roland System-700
• モジュラーシンセサイザーで、音作りに多大な役割を果たしました。
• 細かい音色調整が可能で、リード音やベースの部分で活躍。
• Roland Jupiter-4
• ポリフォニックシンセサイザー(4音同時発音可能)。
• 「ライディーン」の煌びやかなリードサウンドやコードに使用されたと考えられています。
2. ARP(アープ)
• ARP Odyssey
• デュオフォニックシンセサイザー(2音発音可能)。
• リード音や効果音的な部分に使用されています。特に「ライディーン」の滑らかなメロディラインで活躍したと言われています。
3. Korg(コルグ)
• Korg PS-3100
• ポリフォニックシンセサイザー。
• 厚みのあるコードの背景音やパッドサウンドに使用された可能性があります。
4. Yamaha(ヤマハ)
• Yamaha CS-80
• アナログシンセサイザーの名機として知られ、特に表現力の高い音色を出せます。
• メロディや和音の部分に使用されていた可能性が高いです。
音源の特徴
「ライディーン」の音作りでは、当時のアナログシンセサイザーが持つ特徴がフルに活かされています。
1. 煌びやかなリードサウンド
• 「Roland System-700」や「ARP Odyssey」が主に使用されていると考えられます。
• 滑らかでキラキラした音が特徴的。
2. リズミックなベースライン
• ローランドの「System-700」や「Jupiter-4」で作られたと言われています。
• パーカッシブなシンセベースサウンドが曲全体のリズム感を支えています。
3. 空間的なパッド音
• 「Korg PS-3100」や「Yamaha CS-80」から生まれたと考えられる背景音。
• 楽曲全体に広がりを与える役割を果たしています。
4. ドラムパート
• 当時は生ドラムも多用されていましたが、シンセドラム音が部分的に使われています。
ポイント
細かい音色の作り込みは、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏というメンバーのセンスと、当時の最新技術を駆使した結果です。また、マルチトラックレコーディングを利用し、異なるシンセサイザーを重ねることで、独特のサウンドを作り上げました。
もし音作りを再現したい場合、現在のデジタルシンセやプラグインで、上記のシンセサイザーをエミュレートする音源を活用するのもおすすめです。