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6/8拍子のバラードのリズム

6/8拍子のバラードは、3拍子と4拍子の要素が混じり合ったような感覚で演奏されることが多く、リズムの取り方が少し難しいと感じることがあります。以下に、6/8拍子のリズムの基本と具体的なコツをお伝えします。

1. 6/8拍子の基本的な特徴
• 1小節が6つの8分音符で構成されます。
• 強拍と弱拍のパターンが以下のようになります:
• 強-弱-弱 / 強-弱-弱
• 1小節が2つの3拍グループに分けられるような感覚です。
• テンポ感
• 速いテンポでは「2拍子っぽく」聞こえる(1拍=3つの8分音符)。
• ゆったりしたテンポでは「3拍子っぽく」聞こえる(8分音符を感じやすい)。

2. リズムの取り方

(1) 分けて感じる方法
• 1小節を「2拍」としてカウント:
1, 2… 1, 2…
1拍目と4拍目(各3つ目ごと)が強拍になる感覚。
• 例:ドン、タタ/ドン、タタ

(2) 細かく感じる方法
• 1小節を「6拍」としてカウント:
1, 2, 3, 4, 5, 6…
6拍それぞれを感じ、3拍ずつのグループに分けて演奏。

3. 実際のバラードでの活用
• 伴奏リズム
ピアノやギターの伴奏では、1拍目と4拍目(2拍目の頭)が強調されることが多いです。
例:
• 左手のベース音で「1, 4」を弾き、右手で装飾する。
• ギターなら「1, 4」にコードをストロークし、残りはアルペジオ。
• ドラムのリズムパターン
• バスドラム:1拍目(強拍)
• スネア:4拍目(次のグループの頭)
• ハイハット:8分音符の連続で細かく刻む。

4. 練習のコツ

(1) メトロノームを使う
• メトロノームを2拍(1小節=2拍)に設定し、強拍と弱拍を明確に感じる。
• 慣れてきたら6拍でカウントしてみる。

(2) 足で拍を刻む
• 足で「1, 4(強拍)」を刻みながら、手で細かいリズムを感じる。

(3) 実際の曲を参考にする

6/8拍子のバラードで練習できる代表的な曲:
• Whitney Houston - I Will Always Love You
• The Beatles - Norwegian Woodノルウェーの森
これらの曲を聴きながら、強拍の位置やテンポ感を体で覚えるとスムーズです。

5. よくある間違いと対策
• 速すぎるカウント
→ まず「2拍」で大きく捉えてから「6拍」に分ける練習を。
• 強拍が曖昧になる
→ メトロノームを活用し、1拍目と4拍目を意識的に強調。

6/8拍子のバラードは慣れると独特の揺らぎと優雅さが魅力的です!具体的な楽器や状況があれば、さらに詳しくアドバイスしますので教えてください。

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