ベースのローカット
ベースのローカットは、低音域の不要な周波数をカットするための手法です。ミックス全体をクリアにする目的で、特に低音が重なりやすい場合に用います。一般的には、20Hz〜50Hzあたりの超低域の音をカットすることで、不要な低音の「もたつき」や「濁り」を防ぎます。
ただし、カットしすぎるとベースの存在感が薄くなるため、曲のジャンルやベースの役割に応じて調整することが重要です。
iPhoneのGarageBandでは、直接的に「ローカットフィルター」という機能はありませんが、**EQ(イコライザー)**を使ってローカットを行うことができます。以下の手順でベースのローカットを設定できます。
1. GarageBandでプロジェクトを開く
• ベースのトラックを選択します。
2. 「トラック設定」アイコンをタップ
• 録音ボタンの左にある「ミキサーアイコン」または「スライダーアイコン」をタップします。
3. 「プラグインとEQ」を選択
• ここで「イコライザー」機能をオンにします。
4. ビジュアルEQの設定
• 「ビジュアルEQ」をタップし、表示されるグラフの左端(低周波数)を下げます。これがローカットに相当する調整です。
• 通常、50Hzから100Hzあたりを調整すると効果的です。
この方法で、iPhoneのGarageBandでも低音域をコントロールし、ベースが他のトラックとぶつかるのを防ぐことができます。
ベースのローカットは重要です。クリアな重低音を実現すれば、より良い楽曲に仕上がります。
アヤセさんも、低音部にはこだわりを持っているように思います。YOASOBIの楽曲を聴いたら分かると思います。
Roland TR-808を使用してください。
数値は、写真を参考に調整してみてください。
compressor threshold -15.0dB
ratio2.0:1
Attack8.5ms
Gain2.0dB
これはコンプレッサーの設定で、音声信号のダイナミクス(音量の変化)を制御するためのパラメータです。それぞれの意味を説明します。
1. Threshold(スレッショルド) -15.0dB
• スレッショルドは、コンプレッサーが動作を開始する音量の基準です。音量がこの値を超えた場合に、コンプレッサーが信号を圧縮します。ここでは、-15.0dB以上の音が圧縮される設定です。
2. Ratio(レシオ) 2.0:1
• レシオは、圧縮の度合いを示します。2.0:1の場合、スレッショルドを超えた音量の部分が2分の1に圧縮されます。つまり、スレッショルドを超えた音が2dB上がると、実際には1dBしか上がらないように調整されます。
3. Attack(アタック) 8.5ms
• アタックは、コンプレッサーが音量を検知してから圧縮を開始するまでの時間です。8.5msという設定は、非常に短い時間で圧縮を開始することを意味します。これにより、音の立ち上がりを速くキャッチして圧縮します。
4. Gain(ゲイン) 2.0dB
• ゲインは、コンプレッサーで音量を下げた後に全体の音量を上げるための調整です。2.0dBのゲインは、圧縮後に全体の音量を2dB上げる設定です。
これらの設定により、音量が一定以上の大きさになった際に、その大きさを抑えつつ全体の音量を均一化し、最終的に出力のバランスを取ることができます。
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