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DTM マキシマイザー

マキシマイザーとは、DTM(デスクトップミュージック)で使用されるエフェクトプラグインの一種で、音圧を最大化し、曲全体の音量を上げるためのツールです。主にミックスやマスタリングの段階で使用されます。

マキシマイザーの役割と仕組み
1. 音圧の最大化
• マキシマイザーは、音量を調整する際に音のピーク(最大音量)を抑えながら、全体の音量を可能な限り引き上げることで、曲の迫力や密度を増します。

2. ダイナミクスの調整
• 小さい音を引き上げ、大きい音を抑えることで、全体的にバランスが良く聴こえるようにします。これにより、曲全体が一貫した音量に聞こえやすくなります。

3. リミッターと似た役割
• リミッターは音のピークを抑えるのが主目的ですが、マキシマイザーはその上で音圧を最大化する点が異なります。

DTMでの具体的な使い方
1. マスタリング時に使用
マスタリングの最後に挿入し、曲全体の音量をストリーミングサービスやCDなどの基準に合わせます。

2. 設定例
• Threshold(スレッショルド): 音圧を上げる際の基準となる値。通常、下げるほど音圧が上がります(-6dBや-3dBなど)。
• Ceiling(天井): 出力される音量の最大値を設定(例: -0.1dB~-1dBが一般的)。
• Release(リリース): 音圧調整が解除される速度を調整。速いとアタック感が出やすく、遅いと滑らかになります。

有名なマキシマイザープラグイン
1. Waves L2/L3 Ultramaximizer
定番のマスタリング用マキシマイザーで、シンプルな操作が特徴です。

2. iZotope Ozone Maximizer
高品質なマスタリングツールとして広く使われています。多くのプリセットがあり初心者にも扱いやすいです。

3. FabFilter Pro-L 2
プロフェッショナルなリミッター兼マキシマイザーで、透明感のある音圧調整が可能です。

注意点
• かけすぎに注意
音圧を上げすぎると音が「つぶれて」しまい、ダイナミクス(音の抑揚)が失われ、耳障りな仕上がりになることがあります。適度な音圧調整を心がけましょう。
• 他のエフェクトとのバランス
コンプレッサーやリミッターとの組み合わせで、自然な音圧調整が可能です。

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てか、scaler2の導入の仕方を教えろ〜!
plugin boutiqueの方!

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