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丸サのCm7/B
丸サ
A♭△7 G7 |Cm7 Cm7/B B♭7 Adim
A♭△7 G7 |Cm7 E♭7
オンコードのCm7/Bは、通常のCm7のコードにBの音をベース音として加えたものです。具体的には、以下のような音が含まれます。
•Cm7: C - E♭ - G - B♭
•B: ベース音(最低音)がB
このオンコードは、Cm7の響きを保ちながら、B音をベースにすることで独特のサウンドを作り出します。
Cm7とCm7/Bの主な違いは、ベース音です。
•Cm7は、基本的にC音をベースにしたコードで、C, E♭, G, B♭の音を持っています。
•Cm7/Bは、B音をベース音として持つため、全体の響きが変わり、より緊張感や独特の響きが加わります。ベース音が低音域にあるため、和音の感じ方が異なります。
DTMでのトラックの打ち込み方
1. Cm7を打ち込む:
• まず、C, E♭, G, B♭の4つの音を使って和音を打ち込みます。これが基本のCm7です。
2. Cm7/Bを打ち込む:
• Cm7の和音(C, E♭, G, B♭)を作った上で、ベース音をBに変更します。
• 低音のトラック、またはベースラインのトラックに、Bの音を打ち込みます。
• 和音のトラックでは、通常のCm7の形をキープし、低音だけをBに変えることで、Cm7/Bが完成します。
3. 音域のバランス:
• 和音部分はミッドレンジに置き、低音のベーストラックでBを鳴らすと、オンコードらしい響きが得られます。
Cm7/Bは、進行の途中や終わりに使うと、テンション感を高めたり、スムーズに他のコードに移行させる効果があります。
Cm7/Bを打ち込む際に、ベース音であるBをオクターブ下に移動することが一般的です。これは、オンコードの特徴をより際立たせ、コード全体の響きを豊かにします。
具体的な打ち込み方法:
1. Cm7の和音を中音域に打ち込みます。C, E♭, G, B♭をミッドレンジで配置します。
2. B音をベース音として、低音域にオクターブ下で打ち込みます。これにより、Cm7の響きが保たれつつ、ベースラインに深みが加わります。
低音を強調することで、コード進行においてCm7/Bが持つ不安定さや緊張感を強く感じさせることができ、特にジャズやポップスで魅力的なサウンドを作り出せます。
オンコードを使用する理由
オンコード(分数コード)を使用する理由はいくつかあります。主に、音楽の流れを滑らかにし、より豊かな響きを作り出すためです。
滑らかなベースライン: 通常のコード進行では、ベースラインが大きく飛び跳ねることがありますが、オンコードを使うと、ベースラインが一音ずつ滑らかに移動します。
例えば、C→G→C→Fの進行をC→D→E→Fに変えることで、より自然な流れを作り出せます。
和音の豊かさ: オンコードを使うことで、和音に新しい色合いを加えることができます。これにより、曲全体の雰囲気が豊かになり、聴き手に新しい感覚を与えることができます。
コード進行の変化: オンコードを挟むことで、コードの変化にワンクッションを置くことができ、急激な変化を避けることができます。これにより、曲の流れがよりスムーズになります3。
王道進行
「王道進行」は、特にJ-POPやアニメソングなどでよく使われるコード進行で、日本では非常に人気のある進行です。
特にⅣ → Ⅴ → Ⅲm → Ⅵmの形が一般的です。
Ⅳ(サブドミナント): F
Ⅴ(ドミナント): G
Ⅲm(メディアント): Em
Ⅵm(サブメディアント): Am
例えば、Cメジャーキーの場合、以下のコード進行になります:
1. F(Ⅳ)
2. G(V)
3. Em(Ⅲm)
4. Am(Ⅵm)
この進行は、安定感と感情の高まりを生むため、多くのヒットソングで使われています。
DTMでの打ち込み方
1. コードを配置:
• 1小節ごとにそれぞれのコードを配置します。C→G→Am→Fという具合です。
2. ベースラインを作成:
• ベースラインでは、各コードのルート音をオクターブ下で配置し、リズムに変化をつけて動きを出します。
3. メロディとの調整:
• メロディラインは、この進行に沿って動くと自然ですが、途中でテンションやセブンスコードを加えても面白い展開が生まれます。
この進行は感情の高まりを演出する効果があり、特にサビやクライマックス部分でよく使われます。