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アイルランド紀行 【アラン諸島】

【ドゥーリン・イニシュモア編】

アイリッシュハープを始めてから、すごい好きで人生で一番演奏回数が多い曲イニシア。この曲が好きすぎて、イニシア島でイニシアを弾きたいなという願望から今回の旅はアラン諸島イニシアのお隣イニシュモア島へ行くことになりました。

移動


キラー二からドゥーリンへバス移動
キラー二から約2時間途中リムリック(Limerick)で乗り換え

ここでは数十分の滞在だったけど、ゆったり時間が流れるような街並み
海辺の向こうに見える古城。これだけでも幻想的な世界観

ずっと眺めてられる景色



名前がLimeだけになんだか勝手に親近感がわきとても気になる町である
Limerickの曲名が入った曲もよくみかけるのでここはまた来たい町リストに追加という事でバスに乗り

そこからまたエニスという町で乗り換え 更に1.5時間
エニスはこれまた音楽の歴史がある町で後日滞在したのでまた詳しく

乗り継ぎの途中、現地の学生達がバスで一緒になり大声でどんちゃん騒ぎ。
酔っぱらってないのにすごい盛り上がり、アイリッシュパブにいる大人たちと変わらないテンションだなと、目の前を全力で楽しんでいるアイルランド国民性を感じる。静かにしなさい、周りに迷惑をかけちゃいけない、変な人に見られるからじっとしてなさい、と育った日本人の私には全く真逆の世界だな、、笑

アイルランド人は鬱の人が少ないと事前に聞いていたが、その理由もなんだかわかってきた気がする。


今回の移動

ドゥーリン

そして、目的地のドゥーリンに辿り着く。
小さな港町こちらで一泊

今回泊ったBnBでもローカルなアイルランドを味わうことが出来ました

飾ってある絵画が素敵すぎる
窓の外の世界も絵になる


ホストのショーンもとてもお喋りで街の事、アイリッシュパブの歴史を色々教えてくれた。アイルランド人特有の話し出すと止まらない
この街にも1件パブがありとても伝統のあるお店だと
ガス・オコーナーパブ


観光客も地元の人たちもみんなここに集まる社交の場この日もキラー二で買った笛を持ってパブへ向かう。セッションは始まっていたもののかなりベテラン勢が淡々と音を奏でていたのでここに混じるのは恐れ多いな~と遠目で眺めながら、地元の酔っ払いのおっちゃんに絡まれてお喋りしてた流れで笛持ってるんならなんか吹いてよ~と酔っ払いと遊んでいたらなんとセッションホスト側からこっちおいで!!
とお誘いが。動揺しつつもこんなチャンス無いぞ!と、ここぞとばかりの少ないレパートリーの中から何曲か吹かせてもらった。

沢山のギャラリーの中笛を吹く


昨日買ったキラーにホイッスルがもうここで役に立っている。笑
ギャラリーも歓談している人も多かったのでかなり盛り上がりとても貴重な経験をさせて貰えた。プロの演奏をこんな間近で何なら混じる事も出来るのがアイリッシュ音楽の醍醐味だと思う

音楽って楽しいな〜

セッションホストの方達と


そしてとにかくよく飲む。ビールのグラスの大きさ!笑こんなに飲んでても狂いなく楽器が演奏できるのがすごいなと。よく言われる例えが

「バイオリンフィドルの違い」
バイオリン:楽譜がないと困る お酒が入ると狂う
フィドル:楽譜があると困る  お酒が入ると捗る

使っている楽器は同じだが呼び名が違うのがバイオリンとフィドル

そんなこんなで全力でパブを楽しんでいたら目の前で音楽を楽しんでいた老夫婦にとても褒められ好きなの一杯飲みなさい!と
お酒が飲めない私はパブでココアを頂いたのはいい思い出( 私はアルコールアレルギー )
パブは居酒屋のようにお酒を楽しむのがメインなのかと思いきや
車社会なのでノンアルのバリエーションも豊富でパブ飯や紅茶なども楽しめる街の社交場でもある。

優しさの一杯


ドゥーリンの町はこじんまりとしながらも広がる草原と海辺 ずっと眺めていたくなるような景色 空がとにかく広い
牛、馬、ウサギ、鳥、動物達が伸び伸びと暮らしているのがとても印象的だった。
この町もまた訪れたいな

島への滞在


ドゥーリンからフェリーで約1時間


とにかく荒波で揺れる揺れる。大西洋の力強さを身にもって感じる。
ハープを初めて、一番好きで弾きこんでいた曲がイニシアという曲
地名が曲名で結構弾いていたので、弾きながらこんな風景なのかな?どんな色合いなんだろう?ととてもイメージは膨らんでいた
大好きな曲の本拠地に行ける事は今回の旅でも一番楽しみにしていた

今回滞在したのはイニシアの隣のイニシュモア

亀みたいにシャーマンドラム背負っているおじさん気になる要素しかない。笑
イニシア島では丁度バウロンフェスティバルをやっていたらしく楽器を担いでいる人がちらほら

バウロンフェスも気になる



滞在先のホストがゲール語を教えてくれて
イニシアは小さい島という意味(わりとそのままじゃん、笑)

島自体は人もそんなにいない静かな街
天気も気まぐれで降ったり止んだり曇り空が多い

ダン・エンガスの断崖

イニシュモアでの観光名所は断崖
雨具も機能性を失うビックリするくらいの強風と吹きさらす雨。傘なんてさしたもんなら速攻で壊れる(アイルランドで傘をさしている人はほとんど見かけない)
そしてひたすら続く岩場、連日の長距離移動と情報量の多さに処理しきれず滅入っていた私の心と身体にドンピシャに
半泣き状態で自分でも意味わからん精神状態で引き返せぬ岩場をすすむ
これは何の試練なのか、、、?

一歩踏み外したら人生おわる系の崖

へっぴり腰になりながらもなんとかメインの場所に辿り着くと不思議な事に雨が止む。


この断崖絶壁で、本拠地でイニシアを吹くんだと謎のテンションで笛を吹く私、風が強すぎて息が持ってかれ音が全然出なかった。笑

大荒れの大西洋の大海原大声で叫び散らかしたりすごい力強いエネルギーを感じ感極まり大泣きしていたタイミングで着信が、なんと広島のゲストハウスの村長てっちゃんから。
てっちゃんから電話かかってきたの初めてなのになんでこのタイミングで?特に用はなかったけどなんとなく話したくなって偶然かけてきたらしい。
なんでこんな所でバリバリ広島弁のおっちゃんと喋っとるんじゃろう。大泣きから大笑いに変わったよき思い出になった。人のご縁って不思議よね

なんでこのタイミングで?笑

イニシュモアのアイリッシュパブ

どこに行っても必ずあるアイリッシュパブ
ここでは他とは一味違って、セッションというよりステージって感じでギターメインの曲調もカントリー系の音楽が多かった。 
丁度、滞在中にミキティがお誕生日を迎えてんちょがひっそりミュージシャンにお願いしてBirthDaySong をパブにいるみんな歌った♪ 
やっぱり音楽って心を豊かにしてくれるね


瀬戸内海に慣れている私は離島って穏やかで優しいイメージだったけど
とにかく雨風強く大西洋の力強さと険しさを全力で味わった

潮風強すぎて髪の毛もボサボサ

天然のヘアセット
風が強すぎるのかな


ゆったり穏やかに過ごすどころか、自然界のエネルギーの逞さを体感できた滞在でした。

ゴールウェイ編へ続く

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#数秘33


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Lime
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