ハワイ移住が決まったら・・・ 住所は口ほどにものをいう
海外移住する人が増えています。
駐在、留学、研修、就職、起業、投資、などなど理由は様々ですが、移住や留学が決まったら避けられないしアタマを悩ませるのは
住む場所を決めること
ではないでしょうか?
なにせ、『旅行とは違う』というのが大事なポイントです。旅行で来たらいいところなのに住んでみたら全然違った!というのはハワイに限らず海外移住のあるあるです。
ここではハワイ、主にホノルルに住むことになった人(ニッチすぎる?!)のために一般的なすみか(主に賃貸)を選ぶポイントについてごく簡単にお伝えしたいと思います。細かい記事は、需要があればその都度更新したいと思います。
住む場所を決める際に重要なポイントは:
治安
これを最初に考えなければならないのがアメリカらしいですよね。人種、文化の違い、経済格差、銃、違法薬物、ホームレス、自然災害に対する脆弱性などのいろいろな要素が治安に関係します。日本は夜一人歩きできる世界的にもレアな国ですが、アメリカはもちろん、世界の大多数の国はそんなに安全ではありません。特にアメリカでは、安全はお金で買うのが常識です。ハワイとはいえアメリカ。ハワイの観光地(例えばワイキキなど)は軽犯罪は非常に多く、頻繁ではないですが凶悪犯罪も少なからずありますので、安全な場所と危険な場所を知っておくことは重要です。
いろいろな方法で知ることができますが、タイムリーな情報ならHPD (ハワイ警察局)のホームページやSpotCrimeで確認できます。ものすごくざっくりいうと、オアフ島の場合、西側(ワイアナエ方面、ただしコオリナやカポレイを除く)、カリヒ地区、ダウンタウン(夜は全域、チャイナタウンは土日も)、夜間のケアモク通り・クヒオ通り、早朝夜間のアラワイ運河沿いは要注意な場所が多いです。もちろん安全な場所もあるので、あくまで一般論です。「気をつけなきゃ」という意識を持つことが大事です。
戸建なのかコンドなのかでも変わります。戸建は安全な地域でも空き巣があります。ゲーテッドコミュニティといって、セキュリティゲートと塀などで保護されている場所もあり、そのほうがより安全ですが、やはり過信はできません。コンドもピンキリですが、やはりセキュリティがしっかりしているとかなり安心して過ごせます。
アメリカの場合、住所である程度治安がわかるのがポイントです。
日本の場合、通り魔など、安全な場所でも凶悪犯罪が起こることがあり、住所が必ずしも安全度とリンクしないのですが、アメリカの特に都市部では、住所と犯罪率がかなりリンクします。現地の人の情報を得て、住んでも大丈夫な場所なのかを考えることは非常に重要になります。
学区(子どもがいる場合のみ)
アメリカでは幼稚園(K)から高校3年生(12年生)までの13年間が義務教育になります。公立校を選ぶ場合は住む場所によって行く学校が決まるので、非常に重要なポイントになります。※私立校を選ぶ場合およびプリスクールは関係ありません。ハワイ教育局のページで学区を調べられます。公立校のランキングは毎年Honolulu Magazineが発表しています。私立校を含めたランキングはいろいろなサービスがありますが、割と評判が高いのがNicheです。
結構大事なのが、高級住宅地だから学区や学校がいいわけでもないという事実です。これは特に高級コンドの多いカカアコ地域に言えます。
アメリカでは教育水準の高い家庭は経済力も高く(high socioeconomic statusと言います)、またそういった人たちが住む場所はある程度決まっているという一般法則があります。アメリカ人が引っ越しして住む場所を選ぶ時に必ず考える・最も重要な要素の一つが学区・学校であると言われますので、子どもがいる方はいろいろリサーチするといいと思います。
家賃
その地域の家賃の相場を知ることは重要です。
相場より安い場合は必ず理由があるものです。
家賃を含め、物件の検索はcraigslistというサービスを使う人が多いです。物件を問い合わせる場合、その物件の不動産管理会社や仲介業者(realtor)、あるいは大家さんに連絡しますが、ハワイの場合は即入居で探している場合がほとんどなので、入居予定日があまり遠いと(具体的には1ヶ月以上先の場合)断られることが多いです。
他には日本人オーナーによる日本人むけのサービスや日本人専用の不動産会社などもいろいろありますので、物件の選択肢そのものは多いですが、この記事で述べているようにいろいろな要素を組み込む必要があります。
Grocery store へのアクセス
車がある場合はあまり関係ないように感じるかもしれませんが、食材にこだわる場合やどうしても和食主体の食事で自炊する場合は、スーパーへのアクセスやスーパー間の動線は重要です。 ハワイの場合は日本食が簡単に手に入るのが利点です。ホールフーズがカカアコ地域にできたため、日用品の買い出しはカカアコ・アラモアナ近辺でする人が多くなっています。
職場や学校への動線(通勤方法による)
これも車、職場の駐車場の有無などによって変わります。
学生だとuberやmopeds (原付)とか自転車(biki含む)も選択肢です。
住む場所のクオリティ
資金が潤沢にある場合は築年数の浅い物件も視野に入ります。
築年数が浅ければ高いのはもちろんですが、ハワイに限らずアメリカの大都市は基本的に物価も地価もずっと右肩上がりで上昇し続けていますので、築年数の大きい物件でもおかまいなしに家賃は高かったりします。
古いと水回りの修理が頻繁に必要になったり、謎の黒色生物G(温暖なハワイは残念ながらGの楽園です)との遭遇が多かったり、何かとストレスです。
住む場所のクオリティだけは住んでみないとわからないものです。検索の段階である程度クオリティで絞るとは思いますが、現地を見学する必要がやはりあります。この要素はどちらかというと最終決定直前に考えることが多いと思います。
大家さんの力量
賃貸物件でトラブルがあった場合に最初にするべきことは、大家さん、あるいはその物件の管理会社に問い合わせることです。大家さんがいい人だと結構何でもやってくれますし、お金も払ってくれますが、当たり外れが結構ある印象です。
日本人が周りに住んでいるか
そんなに重要ではないかもしれませんが、やはり同じような文化・環境で育った人が近くにいると安心できるものです。
まとめ(バイアスありますがご容赦ください)
住所で社会的背景や治安がある程度わかってしまう。
大事なのは安全・安心して暮らすこと。次に生活の質。
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