OLDMAN
お久しぶりです。
安部です。
LIMBOを開店するにあたっていくつか仕込んでいたアイデア
古着屋でありながら他ではあまりやっていない何かを模索してたことが発端で
キッカケは買い付けで苦戦する革靴達の代わりとなる存在でした
単に新品の靴を置くのはまだ抵抗があったし
店名の由来である「どっちつかず」という点でどうもしっくりと来なかったのが理由。
2019年に現在パリでPARKS、五本木でkeylimeを展開するFAHION IMPROVER 関 隼平さんが主催していたリミテッドマーケットに参加した際に出会ったのがOLDMAN
国内でも数少ないハンドメイドによる神戸のモカシンブランド
お話しをしていて聞いたのは現在メンズのモカシンをハンドで縫えるのは国内でも10人も居ないとか。
当時お付き合いもあるし、なんか買おうと思って何気なく履いた時の衝撃は忘れません。格好良いシューズはごまんとあるわけですが値段も高いし、何より履く場面や履くモチベーションが自分にはあまり多くないこと。
カツカツと音を鳴らして歩くのもたまには良いがデイリーではない。
かといってチープな革靴を履く気にはなれなくて、、、
おおげざじゃなくまるで履いていないかのような
窮屈さもなく、驚くほど軽い
返りも以上に柔いし
本当に驚いたのはオーダーして数ヶ月が経過して自分の手元に届き
あまり履くことが多くない革靴を履くという高揚感と共に数日過ごした時
帰宅した際の開放感がなく、そういえば今日革靴履いてたんだって後で気付くくらい快適だったのを今でも覚えてます。
そこからは愛用の革靴一番手として不動の地位を確立していく訳ですが
吊り込み製法ではなく一つ一つ手作業で縫っているそうです
ヒダが不均一な愛着のある表情
もちろん一枚革でソールと縫い付けてあり
先芯は無く、指から土踏まずのソールがないハーフソールにすることでより極上の履きあたりでまるで靴下のようにアッパーが足を包み込んでくれるうえ、歩行時のストレスも皆無
これは技術がないと出来ないことだそうです
一方一般的なモカシンにはヒールカウンターがないですがホットメルト製法でカウンターには癖をつけてあり踵をホールディングしてくれます
安定したフィッティングと極上の運動性が同居している印象です
歩きやすいのにフラつかない
国内ハンドメイド、プライスも高すぎず、安くなく、圧倒的な快適さ
本来大手高級デパートなどでオーダー会を開く質実剛健なブランドさんですが
一介の小さなお店、古着屋で扱う違和感も素敵で
LIMBOに置くには正直ドンピシャな存在だと勝手に縁を感じました
ただ純粋に展開することもできたのですが、どうせなら若者達にも響く自分が気分な別注を制作したいと思い完成したのがSURF WHITE SUEDE / VIBRAM TANKSOLE
白のデッキシューズって格好良いなぁって
ソールもボリュームがあって
革の色は相当悩みました。
男性にも女性にもドレスからカジュアル。クラシックとストリートにも。
そんな思いで制作しました。
在庫は24.5~27cm
サイズ展開悩みましたが、肌感でローファー系27.5cmを選ぶ人はそうそう居ないイメージだったので。スニーカー28.5cmくらいの人でも案外27cmだったり。
アクションプリーツスウェットと同じ10 足限定です。
ビビりました笑
でもお声が多ければ再販も出来たらなぁなんて思ってます。
・SURF WHITE SUEDE / VIBRAM TANKSOLE
¥36,300- (tax included)
そして話しは変わって
レギュラーのラインナップですが
LIMBOでは通常の一般販売ではなくオーダーで展開していくことにしました
スリッポン、コインローファー、デッキシューズ、ビットローファーの4型
ソールは
木底、VIBRAM FLAT、VIBRAM TANKの3型
スムース 黒 / ダークブラウン
スエード 黒 / 茶 / ネイビー / ダークブラウン / キャメル
アッパーは7展開
全部で84パターン
オーダー出来るサイズは22.5~27.5cm
好きな組み合わせで自分の一足を仕上げてもらう感じです
店頭のサンプルは
23.5cm / 24.5cm / 25.5cm / 26.5cm / 27.5cm
また別途¥2,200でシューツリーもお付けできます
お店に来てあーでもない、こーでもないと選んで貰えたらと思っています。
きっと楽しいはずです。
納品はおおよそ3ヶ月後になります。
LIMBO
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