APU2回生🇫🇮留学記〜引っ越し・授業・クラブに事件！？2ヶ月目〜

2024年10月28日 19:08

初めましての方は初めまして。大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学、通称APUを学び舎にしている大学2回生20歳です。現在、フィンランドのタンペレという街のTampere University of Applied Science(タンペレ応用科学大学:TAMK）で留学生をしています。たった半年間の留学ですが、少しでも実りのあるものを、と思い自分で月毎に振り返りを書いています。今回は少しでもいろんな人とこの経験をシェアできたらいいなと思い、Note作成に至ったわけです。正直自分の振り返り用に書いているので読みづらい部分は多いと思いますが、お手隙の際にでも読んでいただけると幸いです。

1. 学業進捗

　8月末に履修登録も終わり、無事授業が本格的に開始しました。当大学も１セメスターが２クォーターに別れたシステムになっており、クォーター開講の授業とセメスター開講の授業があります。１クォーター目はフィンランド語基礎、持続可能な環境と観光イベント、経済経験と商品開発が主な授業になります。オンデマンド授業で栄養学があります。ほとんどの授業がグループワークになっており、先行き不安にはなっています。

　フィンランド語授業は毎週水曜15:15~16:45の90分授業。先生のスライド授業が基本ですが、10月にはフィンランド文化の紹介プレゼンの課題が出ました。3人グループですが、私たちはフィンランド独立と市民戦争について扱います。高校の世界史か地理でちらっと触れただけの内容なので、言われてみれば詳しくは知らないなぁと思って調べながらプレゼン作りを進めています。今のところは特に進捗問題なし。

　経済経験と商品開発（Experience Economy and Product Developmemt：以下EEPD）は毎週金曜11:00~14:00の３時間授業。ぱっと見長いけど、実際長いです。でもレクチャー自体はすごく興味深いから長さは正直そんなに感じません。フィンランドのラップランド出身の先生で、英語でもゆっくりはっきり話してくれるからすごく聞き取りやすいです。グループワークは5人体制で観光イベントを０から作って発表するか、既存の観光イベントを分析、改善して提案するかの二択があり、自分たちのグループはまだどちらかも決めることができていないので少し急ぐ必要がありそうです。

　持続可能な環境と観光イベント(Sustainable Nature and Event Tourism：以下SNET)では毎週月曜8:00~11:00の３時間授業で、教授はEEPDと同じです。こちらもグループワークでイベントを一つ考えて発表するプレゼン課題があります。しかしこちらは最終授業の際に、グループプレゼンをもとにして個人で考えるエッセイテストがあるので気が抜けません。こちらのワークも5人で行います。しかし、SNETのプレゼン発表は10/4とかなり迫っているにも関わらず、あまりにも誰も動かないので、せっかちな私は1人でイベントドキュメントを作ってグループに提案しました。それからは1人を除いてかなり協力的にプレゼン準備が進みました。しかし、月末にあった授業での進捗報告会では、スライドも完成が近く、あとは各メンバーのタスク完了とリハーサルを遂行できるようスケジュール調整していこうと思います。

2. 語学進捗

　友人たちとの会話に苦戦することは無くなったように感じます。時々自分の言いたいことがわからなくなって、うやむやにしてしまうことがあるのは否めないので、言語以前に自分の言いたいことを整理する思考力問題が明るみになったと感じます。

　本当に正直なところ、二ヶ月目にも関わらず自分の語学的な成長があまり感じられません。むしろ自分のできていない現状を目の当たりにするばかりで、「今、自分の言いたいこと言えたな」とか、「自分の意見が伝わっている」と感じられることがあまりないです。この現状の理由としては、授業が本格的に始まって、友人たちとの時間や外出先で必要な会話レベル以上の英語に触れる時間が増えたからだと思います。また、留学に来てから、日本では日課にしていた動画シャドーイングをやめてしまったからだと思います。留学に来てからは、毎日英語に浸るからわざわざ自分で動画を探して聞いたり話したりしなくてもいいか、と思ってここ二ヶ月全くしていませんでした。しかし、日々生活で聴く英語は自分の耳を通り抜けていくばかりで、会話をしていると、英語として意識的に聞いているというよりは、やはり会話の速度なので「学ぶ」ための英語ではなかったのかもしれません。なので、10月からは動画シャドーイングを再開してみようと思います。さらに帰国後はIELTS再受験とTOEFL受験も控えているので、やはり勉強としての英語も欠かさず過ごしていこうと思います。

3. 生活リズム状況

　簡潔にいうと最悪です。自分で言うのもなんですが、私はかなり生活習慣が整っている方でした。高校生の頃の通学が実家から離れていたため、朝5時半起床、23時就寝が習慣になっており、大学に入ってからも朝6時起床、夜23時就寝を崩すことはほとんどありませんでした。しかし、８月に住んでいたゲストハウスから引っ越して、街中のアパートに移ってからは、バスの時間を気にする必要がなくなったため、夜まで開催しているイベントに参加したり、友達の家で深夜まで映画を見たりするうちに、生活習慣がかなりグダグダになっています。授業に遅刻したりすることはありませんが、朝起きるのが辛かったり、起きても二度寝してしまったり、特に家にいる時にとても無気力になってしまうことが一番大きな問題だと感じています。もちろん現地でしか楽しめないイベントに参加したり、友達との時間も大切ですが自分の健康状態も鑑みて、節度のある生活習慣を心がけていきたいと思います。基本23時就寝！寝る前スマホしない！朝６時起床！

　生活習慣は崩れる日がまちまちですが、運動習慣は日本にいる時より良いと感じます。学校のジムを在学期間だけ契約し、基本平日の朝か夕方に行くようにしています。日本では某パンダ引越しセンターでバイトをしており、留学から帰っても引き続き働く予定なので、体力が落とせません。なのでジムに通って健康維持と共に体力維持に気をつけています。1人でも運動することは好きですが、日友も一緒に通ってくれています。1人でするよりもモチベーションが高まるので感謝ばかりです。また、8月のサウナパーティで話しかけてくれたメキシコ出身フィンランド在住の男の子がジムに通い慣れているため、日友と私のトレーナーとして時々トレーニングを教えてくれます。運動すると気だるい日でも、なんか頑張った1日になるような気がするのでメンタル維持のためにも続けていこうと思います。

4. 異文化適応の進展

　今月からようやくアパートの契約が開始だったので、8月の一ヶ月間を過ごしたゲストハウスを出て、街中に近いアパートに引っ越しました。アパートは1人のシェアルームメイトがいます。彼女は同じ19歳のフィンランド人で、TAMKの学生ですが新入生のチューターも担っているようで、9月中は新入生イベントで忙しそうでした。でもはじめに家に着いた時は家の勝手を教えてくれたり、フィンランドについて教えてくれたりととても気さくで優しい人です。まだ一緒に出かけたりはできていませんが、12月までの家を出る前にもっと中を深めて行けたらいいなと思います。住環境はゲストハウスよりも圧倒的に良いし、シェアハウスのおかげでリビングやバスルームの家具が揃っているのがとてもありがたいです。自分のベッドや電気はセカンドハンドのお店で安く揃えました。

　ちゃんとしたキッチンを手に入れたので、自炊も始めました。といっても基本朝ごはんにパンを焼いてコーヒーを入れるくらいしか使いません。でも初めてフィンランドに来て白米が恋しくなり、スーパーで買って炊いてみました。炊飯器よりも鍋で炊いたものが食べたくて鍋で炊いてみましたが、やはり日本の米とは種類が違うのか、パラパラで思ってたものとは違っていました。でもチャーハンには最適だったのでチャーハンにして大満足でした。

　また、月末にはAPUのフィンランド人の先輩が卒業パーティに招待してくださいました。この先輩とはサークルや授業が直接一緒だったわけではなく、前セメスターで履修したベトナム語Ⅰの授業でフィンランド留学の話をしていると先生が、受け持っている授業にフィンランドの生徒がいると教えてくださり、そこで出会ったのが先輩でした。といってもその時はインスタグラムを交換しただけでたくさん話していたわけではないのですが、留学に行ってから先輩からメッセージをくださり、4回生の先輩が秋に卒業してフィンランドに帰るということで、ちょうど時期の合った私に声を掛けてくださったというわけです。しかも日友とはサークルが一緒だったようで、以前からの顔見知りでした。思わぬ所にあるつながりに感動するとともに、どんな縁も持っておくものだなぁと思いました。卒業パーティでは、先輩のお母さんがペルシア料理をご馳走してくださりました。卒業パーティも日本の家族内で行うものとは異なり、身内だけでなく両親の友人や同僚など幅広く集まるため、本当にたくさんの人がいました。私たちも少しアウェイかな、と思っていましたが、英語で話しかけてくれる人がたくさんいて、いろんな背景の人々と話すことができて素敵な時間を過ごすことができました。

5. 挑戦的だった出来事・問題

　今月の一番挑戦だったことは、自分の部屋から閉め出されたことです。迂闊にも鍵を自分の部屋に置いたまま、自動で鍵も閉まる部屋のドアを閉めてしまったため、自分の部屋を開けられなくなってしまう事態が起きました。幸いスマホと充電器は部屋から持ち出していたため、なんとかアパートの管理オフィスを調べることができましたが、本当に焦りました。優しいシェアルームメイトが寝具を貸してくれ、リビングのソファベッドで一夜を過ごして次の日オフィスに鍵を借りに行きました。これがスマホも部屋に入れっぱなしだったり、1人暮らしだったらと思うと、本当に今回は運が良かったんだなと思います。今後部屋の鍵は肌身離さず携帯します。