APU2回生🇫🇮留学記〜迎えた20歳、一人旅でも大満喫の3ヶ月目(エストニア旅行Vlog有）〜

2024年11月1日 22:28

初めましての方は初めまして。大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学、通称APUを学び舎にしている大学2回生20歳です。現在、フィンランドのタンペレという街のTampere University of Applied Science(タンペレ応用科学大学:TAMK）で留学生をしています。たった半年間の留学ですが、少しでも実りのあるものを、と思い自分で月毎に振り返りを書いています。今回は少しでもいろんな人とこの経験をシェアできたらいいなと思い、Note作成に至ったわけです。正直自分の振り返り用に書いているので読みづらい部分は多いと思いますが、お手隙の際にでも読んでいただけると幸いです。

1. 学業進捗

　今月は授業の変化がいろいろありました。
　まず、月初めに持続可能な環境と観光イベント(SNET)のプロジェクトプレゼンがありました。プレゼンの準備を進めていく中で、みんなのスケジュールを確認して合わせたり、ミーティングの内容を把握してタスク管理を効率的に行うことはかなり大変でした。私たちのグループでプレゼンした企画内容は、海外から来た留学生や旅行者を対象に行う、タンペレの森でのバードウォッチングツアーというものでした。授業ではプレゼンの中間発表がありました。中間発表と言っても人前で話す、というものではなく、オンライン授業の中でメンバーの1人がプレゼンの進捗発表を行うというものです。正直、人前でスクリプトも無しに話すことはできないと思っていたので授業ではグループメンバーの誰かが言ってくれるだろうと信じていました。私たちのグループの番が来る前に、メンバーチャットで、「中心案はあなたが考えたから、企画説明と進捗発表お願いね」と言われ、本っっっっっっ当に焦りました。言い詰まったらヘルプお願いね！と念押してなんとか発表し終えました。プレゼンもほぼ出来上がって発表練習段階に入ると、それぞれん発表パートを割り振りました。と言ってもスライド作成時点で役割分担は終わっていたのでほぼ決まっていました。ただ、メンバー1人の担当スライドが未完成のまま当日に近づいたため、そのメンバーに声をかけてギリギリ完成しました。発表当日、そのメンバーは怪我をして病院に行くから授業に出られない、と。ほう。君のパートはどうしろと。彼を除いたメンバーで話し合った結果、彼の前パート担当の子が埋め合わせてくれることに。自分はスクリプトを読むしかできない無能さにメンバーへの申し訳なさと、できない自分に少し悔しくなりました。少しインスタグラムのストーリーで弱音を吐いたところ、同じ授業を受けているフランスの女の子が励ましのDMをくれました。優しい…!!これを励みに次のプレゼンは頑張ります。
以下使用したスライドのリンクを貼り付けておくので、英語のみですが興味があればぜひ見てみてください。（個人情報保護のためメンバーの名前は伏せています。）

https://www.canva.com/design/DAGSKQNb-C8/x6T9umRUFd8K95L8LKSR0Q/edit?utm_content=DAGSKQNb-C8&utm_campaign=designshare&utm_medium=link2&utm_source=sharebutton

このプロジェクトでは単に企画考案するだけではなく、企画がどのように社会の持続可能性に貢献できるのかに焦点を当てます。持続可能性、というと自然や環境的な観点が思い浮かぶことが多いですが、そういった観点に限らず、生態学的、社旗的、文化的、経済的観点など、他分野からの考察が必要です。人々に影響を与えるうるイベント企画だからこそ、そういった人々を取り巻く社会環境への影響も考慮する必要があるということを学びました。ちなみにこの授業はプレゼン評価ではなく、グループプレゼンの内容に基づいたエッセイテストで評価がつきます。エッセイは受験期に死ぬほど書いてきたのでお手のものです。無事に成績は満点の評価５でした✌️
　経験経済と商品開発（EEPD)では先月に引き続き企画プレゼン準備をしています。企画テーマはタンペレでの製紙工場見学ツアーです。この授業ではSNETとは違い視点から企画分析を行います。顧客にとっての「経験」とは何かを考え、どうしたらイベントの独自性が出るか、顧客がいかに日常から逃避した体験ができるのかを考え、分析しながら企画を練ります。プレゼンは11月中旬なのでまだ余裕はありますがじっくりディスカッションを重ねながら質を高めて行けたらいいなと思います。
　また、今月から２つの授業が新たに開始しました。１つ目が観光マーケティング(Tourism Marketing:TM)、２つ目が持続可能なイベント(Susutainable Event:SE)。TMはこれまた企画発表課題ですが、SEは一味違います。まず、この授業は30人ほどの受講生のうち留学生は6人なのでほとんどがTAMKの正規入学生です。また授業内容はプロジェクト企画だけではなく、実行までが評価に含まれます。今後タンペレで開催予定の３つのイベント企画のうち１つを選び、受講生は選んだイベントによって３グループに分かれ、グループでイベント内で行われるプロジェクトの内容企画を行うというものです。今度は実践的な授業になるので、企画には厳格な実現可能性が必要になってきます。私が選んだのは11月21日に行われる、町の広場でのクリスマスイベントでファミリー向けのアクティビティブースを企画するというものです。グループメンバーは5人で1人は同大学の先輩ですが、他3人はフィンランド人の正規生です。ドキドキしながらのグループ編成でしたが、彼女たちはとても優しく、フレンドリーな人柄でイベント企画のディスカッションもとても活発にできているので、イベント実践が俄然楽しみです。

2. 語学進捗

　授業数が増え、頻繁なミーティングで話す機会が増えたこともあり、ずいぶん話す力がついたのではないかなぁと思います。日によって、そもそも人話しまくりたい！！！！！！って時と、まじで誰とも会いたくないし話したいとすら思わない日と情緒の上がり下がりはありますが、基本友達と遊びに出たり、ミーティングで発言する時の「話したくない…」とか「何言えばいいかわからないな…」と思うことは無くなったように思います。とはいえ「Well（えっと…）」「Like（なんていうか…）」「Something like that.（まあそんな感じ）」「How can I say…（なんていえばええかな…）」を頻繁に使ってしまうのは否めないです。多すぎると正直聞いているとイラッとすることもあると思うのでシャッと言えるようになったら嬉しいですね。
　今月過ごす中でぶち当たったのがプレゼン。これに関しては日本語のプレゼンでも同様の悩みを持っているのでなんとも言えませんが、「読むだけ」のプレゼンはいい加減卒業したいです。プレゼン上手なベトナム人の友人にプレゼンのコツを聞いてみると、プレゼンはスクリプトの内容を覚えることは前提として、文章丸暗記ではなく、プレゼン流れを覚えること、言いたいこと（プレゼンの要点）の言い換えを考えておくこと、そしてユーモアだと教えてくれました。いやユーモアってなんやねんとは思いましたが、聴衆を惹きつけるには必要なネクストレベルな技術だと思います。

3. 生活リズム状況

　いよいよ太陽の時間が短くなってまいりました。暗くなるのが早くなったのはそんなに影響ないのですが、日の出の時間が遅いのはかなりきついです。先月に比べたらだいぶ生活リズムも戻ってきて、基本朝は6時〜7時に目が覚めるようになったものの、この時間はまだ薄暗くなかなか目が覚めないのが難点です。
　そして気温もかなり下がり、すでにヒートテックとふわふわの厚手ジャケットを出しました。こちらはまだ10月末にも関わらず、日本での12〜1月の時期にしていた格好なので本格的に冬が怖くなってきました。しかし昨年フィンランド留学に来ていた先輩曰く、去年は10月末時点で雪が降っていたとのことなので、今年はまだ暖かい方のようです。嘘だろ（絶望）
　相変わらずジムとサウナ通いは継続しています。サウナは今までは回数券を買った公共サウナに行っていましたが、回数券を使い切ったのと、いよいよジム備え付けのサウナが営業開始したのでよりサウナが近くなり通い倒してます。公共サウナに比べたら小さく湖がなく、温度もさほど高くはありませんが、学校のジム契約をしていれば無料で使え、外気浴スペースもあるため最高です。体は鍛えていますが、やはりこちらにいると美味しいもの、甘いものの誘惑は多いです…特に旅行に行った時や友人との食事は楽しくて食べてしまいます。しかし、ある日妹と電話した際にジム行ってるよーというと「腹筋割れてるの！？」と聞かれ流石に割れてはいない、と答えると、妹の反応「割れてないんだぁ（煽り）」に聞こえてしまい、悔しいので留学期間できる範囲で絞ってやろうかなと思います。見てろよ妹。ゴリ強姉貴で帰ってやるからな💪👀🫵
　また、APUの方では２つのサークルの所属しています。インスタアカウントもぜひ確認していただけると嬉しいのですが、１つはコーヒー研究会(@apucoffeeclub)で、名の通りコーヒーの知識勉強したり淹れ方勉強しています。もう一つはWANTTO(@apu_wantto)という、主に学校内外で学生に向けてキャリアイベントを行うサークルで活動しています。留学中、コーヒー研究会の方はお休みさせていただいているのですが、WANTTOではオンラインにはなりますが活動を継続しています。留学前から広報部として活動していましたが、今セメスターから人事部としても活動することに決めました。来月はサークルのメインイベント、夢合宿(詳細はぜひインスタ確認してみてください！)が行われます。遠隔ながらも運営補助ができたらいいなぁと思っています。また、帰国後の活動も考え、人事部の先輩方や同期とのミーティングを重ねて、大好きなサークルにもっともっと貢献できる存在になりたいと思っています。

4. 異文化適応の進展

　フィンランド生活3ヶ月が経とうとしていますが、生活環境への適応はもう全く問題ないですね。生活に慣れてきた中だと、文化に慣れてしまって違いや発見に鈍感になってしまいそうで怖いです。
　そんな生活に慣れてきた中で、10月中旬頃の１週間で学期間休業があったので、10/15-17でヘルシンキからフェリーで２時間のエストニアに行ってきました。パスポートを見せることもなく国境を越えることができるのに驚いてしまいました。日本国内でもあまり一人旅というのは経験がありませんでしたが、国境を越える一人旅にはどきどきしました。文化遺産にも登録された歴史的な街並みと、美術館や教会など、人間の文化活動の高尚さと美しさに浸った３日間でした。旅行の詳細を動画にまとめたので以下のリンクからよかったら観てみてください。

以下リンク（Youtubeに飛びます）
https://youtu.be/Ia1XqLQJiVM

5. 挑戦的だった出来事・問題

　一番挑戦的だったのは、先ほど学習進捗でもお話ししましたが、授業で突然進捗発表を任されたことです。日本語の授業で任されたとしてもちょっと嫌だと感じるかもしれません…任された時は軽くパニックになりましたが、終わってしまえば正直なんとかなるもんだなと思いました。もとより自分のマインドとしては楽観的ですが、今回の件を踏まえて『とりあえずやってみるマインド』に説得力が増した気がします。もちろん自分の英語能力、言葉で伝える力や積極性、他力志向の課題も明るみにはなりましたが、一歩踏み出すハードルがさらに下がったように思います。事実、この出来事の後、自分から友人を遊びに誘う頻度やグループディスカッションでの発言頻度が増加したと思います。
　また、休業明けの１週間でとても無気力になった問題があります。本当に朝ベッドから出るのが憂鬱、授業もヌボーっとして一緒にいる先輩には心配をおかけしました。原因としては、太陽に当たる時間が短くなったこと、休業明け授業がすぐにあったこと、遅れながらに来た軽めのホームシックがあったんじゃないかなぁと思います。留学が始まってからやりたいこと！やりたいこと！で動き回ってきたので。休業過ごす中でちょっと疲れが出たのかもしれません。何はともあれ、運動にサウナ、食事睡眠のリズムを整えて、ビタミンDのサプリメントを飲んで、できるだけ友人と一緒に過ごすことを心がけると3日ほどで治りました。メンタル面で不調になることは少ないので、できるだけ自分で対処できるうちに回復してよかったです。