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【企業分析】SCSK株式会社(9719) 聞いたことあるけど、何をやっているの?

こんにちは!オクトです。

本日は SCSK株式会社(9719) を分析します。
名前は聞いたことあるけど、実際何をしている会社なのかわからない。
そんな方は、ぜひ見てください!!



■SCSKってどんな会社?

SCSKは、2011年に住商情報システムがCSKを吸収し、誕生しました。
SCSKは、製造や流通、公共機関など、様々な業界と取引がある
総合ITサービス企業です。
取引している企業に合わせたサービスを提供しているため、何をしているかわからなくてなっています。(IT業界全体にいえることですが…)

業種別の売上構成比(引用:SCSK株式会社HP)

■事業内容

BPO(Business Process Outsourcing)
お客様の業務の一部を一括して委託いただき、専門スタッフがサポートする

ITハード・ソフト販売
セキュリティ、ネットワーク、サーバー・ストレージ、ミドルウェア、CAD、解析・CAEなどプロダクトの販売、構築、サポートを提供する。

ITマネジメント
オンプレミスからクラウドまで、さまざまなITシステムの保守運用と継続的改善を行うITサービスマネジメントを提供する。

ITインフラ構築
ITインフラの設計・構築および安定利用に向けた運用設計などを提供する。

コンサルティング
お客様の経営戦略に基づくIT戦略策定、業務領域ごとのIT企画の立案、IT戦略の実現までサポートする。

システム開発
高品質が求められる SoR(System of Record)から迅速性が求められる SoE(System of Engagement)まで、幅広い開発に対応する。

検証サービス
ソフトウェアの評価・検証を行う。

売上区分は以下のようになっています。

売上区分別の売上構成比(引用:SCSK株式会社HP)

※システム開発:42.2% (コンサルティング、システム開発、ITインフラ構築)
※保守運用・サービス:39.2% (BPO、ITマネジメント、検証サービス)
※システム販売:18.6% (ITハード・ソフト販売)


■業績

SCSKは、各事業領域で着実な成長と安定した業績を維持しています。
毎年、売上を伸ばし、きれいな右肩上がりをしています。

売上高(引用:SCSK株式会社HP)

また営業利益率も10%を超えており、競争優位はあると思われます。

直近5年間の売上高、営業利益、営業利益率、当期利益(引用:SCSK株式会社HP)

■株主還元

連結ベースの業績拡大に応じて利益還元する。と記載されています。
特に累進配当とは記載されていませんが、12期連続で増配している実績があります。

1株当たりの配当金の推移(引用:SCSK株式会社HP)

■まとめ

・多角的な事業展開をしている。
・売上高は右肩上がりに成長。
・営業利益率は安定的に10%を超えている。
・株主還元も積極的で12期連続で増配している。


■ひとこと

今回は SCSK株式会社 について調べましたが、ホームページに書いてある事業内容と決算説明資料に書いている事業内容が違うので、分かりづらいという印象です。正直ここを何としてほしい。。

事業の細かい内容については触れませんでしたが、SCSKは、自動車のソフトウェアやマネーロンダリング対策強化といった今後も需要がある分野に取り組んでいるため、個人的に注目しています。
事業が多角化しているので、爆発的に伸びることはないですが、安定的に伸びていくのではないかと思います。

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オクト
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