見出し画像

古川雄大さん、2回目です


今年1番楽しみにしていたと言っても過言ではない公演。
そう、Mozart!


世界中で何度も再演を重ねていて、根強い作品ファンも多いこの作品は私もとっても好き。


実際に劇場で観ることができたのは
前回2021年の帝劇公演。
途中で公演がストップしてしまうというとても悔しい形で終わってしまったけれど、私は運良くどちらのヴォルフガングも観ることができ、感無量だった。


ミュージカル俳優としての古川雄大さんにはこのときがはじめまして、だった。


印象は、「優等生」。
中川晃教さんにしても、井上芳雄さんにしても、山崎育三郎さんにしても、みんなクセ強なヴォルフガングなので、古川さん演じる2021ヴォルフガングはかなりマイルドに感じた記憶がある。


とまあ、数年前の記憶のまま2024年の公演を観たらそれはそれは大変だった。

人生で2回目の古川ヴォルフ回はひたすら泣いてた。笑


どこらへんから泣いていたかなあ。

かなり序盤だったと思う。


幸いにも、お隣のマダムも私とほぼ同じタイミングでハンカチを目元に充てがうタイプの方だったので、きっと、変なタイミングで泣いていたわけでは無いはず。多分。



ここがすごいよ、古川ヴォルフ


歌唱、凄くない?
ミュージカルなんだから、歌えて当然!と言われてしまえばそのとおりだけど、そうとも言えない状況もあり得るのがこの世界。
今や完全に歌で魅せるスターさんだ。

失礼ながら、2021当時はそんな印象が全く無かったから、思いがけないところから食らっちゃった感じだった。

開幕から『今年はすごい』と聞いていたけれど、本当にすごかった。

アマデたちの評判も上々だった。

はなちゃんアマデとはご縁がなく、ついぞ観られず終了。
あれ、これで全部だっけ?(すっとぼけ)




私がドキッとしたのは、2幕のナンバー『モーツァルト!モーツァルト!』


かの有名なレクイエムの作曲場面。

かこうとしても、かけない
生み出そうにも、生み出せない

葛藤の末、1幕であれほど軽やかに揺れていたヴォルフガングの羽根ペンがピタリと止まったのを観たときは、もう言葉にならない感情だった。

可哀想…
もうやめてあげて…
このままじゃこの人死んじゃう…

あぁ…

あぁ…


もうダメ…



































まあ、亡くなってしまうのだけど。
結末を知っているのに、なんとかその結末を避けよする自分の心の動きにびっくり。
いや、ただのミュージカルやん✋️って話なのだけど、なんせヲタクなもんで、観る側も一生懸命なわけです。

一説によると、ミュージカル観劇って「痩せる趣味」らしい。
これだけ一生懸命観ているんだからそうかも知れないなって、私はこの説を信じている。
観劇中は体温が高くなっている気もするし。
新卒1年目の体調不良は観劇によって回復させたと言っても過言ではない。

体温、あげてこ。

韓国公演のリハ動画でフルサイズ聴けそう。
song11までとんだら、Mozart,Mozartです。





憑依型…ではなさそう



このレクイエムのシーンについて古川さんどこかで語っていたりするのかな?

羽根ペンの静と動の対比に思わずそこに目がいってしまう感じ、「うわ、この人見せ方がうまいなあ」って、私は痺れた。12月の今でも反芻しちゃっているくらいには。
(観客にうまいなあって思わせる役者はどうのこうの…という話は今は置いておく)


宝塚で長年推し続けていた明日海さんも割と綿密なプランの元で演じるタイプじゃないかと思っていて。
(その時の感情で…みたいな話を聞いた記憶がない。周りの役者さんとのやりとりで心動く…みたいなことは言っていた気がするが。)


好きな俳優さんの共通点を見つけてしまったうれしさもあったなあ。




そんなこんなで、今年の古川ヴォルフに完全に魅了されてしまい、予定外に大阪まで追いかけることにした。
さすがに博多は諦めたけど、それについてはちょっぴり後悔している。


映像残せないって本当?

本当にラストになっちゃうんだろうか?

円盤出せない事情は察するし、もう出せないことが決まっているようなので、これ以上はもう何も言わないけれど、

ただただ、もったいないなあ……というのが一介のヲタクの素直な気持ち。
うん、ただのお気持ち表明。







今年の古川ヴォルフ、絶対に忘れたくない。絶対に。




お読みくださりありがとうございます!

いいなと思ったら応援しよう!