手術終了、そして退院
いよいよ手術時間となり、予定より40分遅れの午後からの手術だった。
病棟看護師さんとともに普段なら知り得ない裏側のエレベーターから手術室へ。なんだかワクワクはしたが緊張はなかった。以前骨盤骨折で受けた手術は腰椎麻酔だったため、その痛みが忘れられずだった。しかし今回は全身麻酔だし、すぐに意識なくなるから全く気にもしなかった。未知の世界。できるだけ知っておきたいと思い周りをキョロキョロ👀
手術台にのり数人の看護師さんと、麻酔科医が頭元に立ち、ぼーっとする薬入りますと言われ、点滴のところを優しく摩ってくれる看護師さん、(なんだか息苦しい)咳が2回出た段階で意識がなくなっていた。(思い返せば)
そして、ガヤガヤうるさいなと思ったら部屋に戻ってきていた。酸素マスク、心電図、尿管カテーテルが入り管だらけ。胸には圧迫ガーゼと胸帯でぎっちり。痛みはなく、しばらくぼーっとしていたが、駆けつけた夫とはなんとか普通に話していたと思う。執刀医よりセンチネルリンパ節転移はなかったと報告をうける。(ただただ嬉しかった)面会時間30分なので、そそくさと名残惜しさもなく夫は帰って行った気がする…。ま、そんなもんか。
ようやく目が覚めスッキリしたのは術後3ー4時間してからだった。術後は浴衣式病衣とディスポのT字体…これがまたはだけて気持ち悪いが一晩の辛抱。術後3時間ほどで水分と鎮痛剤内服となり、その後酸素も外れる。それから3時間ごとの観察がありよく寝たなと思い目覚めたらまだ夜中1時前…なかなか寝付けずなんとなく朝がきた。
朝方5時、看護師さん訪室。一旦立ち上がり病棟を少し歩行する。尿管カテーテル抜去の許可となり、心電図も外れた。残すは点滴…朝食もほぼ食べたのでようやくチューブ類全て外れ自由に。
朝早くに主治医の創部診察があり、圧迫ガーゼが外れた。キズを見たが
思っていたより小さな創だったのと、元々小さすぎる胸だったため特に形の変化はわからなかった。痛みもちょい痛いんかな…くらいで、すっかり元気だ。
経過も良好で術翌日から下半身シャワー、術後3日目には普通にシャワーもでき、夜はあまり眠れなかったがゆっくり体を休められ入院期間も5日間で終了となった。
次回の受診は約2週間後…組織の結果と今後の治療方針となる。