
へたな旅 読了記
帯に惹かれて買った。のんびり、くたりとした旅エッセイ。WEB読み物をまとめた本だったりした。
この最初に書いたくたりは悪い意味ではなくて肩肘はらずに読めたと捉えて欲しい。会社への行き帰りで読んだ。
作者さんは牧野伊三夫という方で、絵描き業を中心に北九州のミニコミ誌の編集も担当されている。雑誌名は 雲のうえと言う。東京の本屋でもらったけど読み応えがあって現地の雰囲気が伝わる雑誌だなと思った。この気にしてはや2年。編集さんの本を手に取るとは思っても見なかった。
読んでみて、旅先ぐらい吟遊詩人と名乗ってふらりふらりとしたいものだなと思った。
旦過市場や北九州は時折お邪魔したけど、空気が伸びやかでいいところだったなと記憶している。折尾のかしわめしもうまかった。思い出を掘り返してくれる本だったよ。