息子の脱走は母の身体に悪い
ワタシは身体が緊張しやすい。
それは、まだ起こっていない未来を考えてしまうからっていうのもあるけど、今の状態になったのは、去年の5月が始まり。
忘れもしないGW最終日。
重度の知的障害を持つ息子が家から脱走していった。
理由は、おそらく「いいお天気で外に出たかったから」じゃないか?と思う。
ただ、そんな理由で外に飛び出されたら、たまったもんじゃない。常に親か、ヘルパーさんと一緒に行動しないと外は危険がいっぱいなのに。
末尾が110の番号から電話がかかってきた。
嫌な予感しかしない。
電話に出ると、「◯◯さんのお母さんの携帯電話でしょうか?ホニャララ警察ですが、息子さん今、家にいらっしゃいますか?」と。
「??家にいると思いますけど…」と自室を出て1階のリビングに降りるといない!!
「え?!なんで?!おらへん!!」焦る母に「おそらく、息子さんと思われる方を、我々が保護しています。迎えにきてもらえますか?」
迎えに行ったら、お巡りさんが笑顔で迎え入れてくれて「狭い部屋が苦手みたいで、今、外で待ってもらってます^^パトカー好きなんですねー」
案内された先で見たものは…パトカーに乗る息子!!
しかも、ニコニコ笑顔でご満悦!!
迎えにきたでー!って駆け寄ると、サイレンをけたたましく鳴らしやがった。なんでやねん。
詳しく聞くと、コンビニに入ってお買い物するわけでもなく、ウロウロしていたから、お店の方が通報してくれたとのこと。
この頃、いつも、同じ空間にいたら、息子がイライラし出したので、窓も玄関も鍵を閉めエアコンをかけて、母は、二階の部屋に閉じこもっていた…のに、自分でリビングの窓の鍵を開け、きちんと靴を履いて脱走!!
(窓の鍵を開けられるようになっていたことに愕然とした。二重ロックにしたのに!!)
そして、脱走すると、一人で好きなペースで好きな場所へ行けると知った息子は、この後も脱走を試みるようになったのです。
続く。
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