【韓国人との結婚手続き】韓国で婚姻申告書(혼인신고서)を提出しました!必要書類や書き方などをすべて公開
※2024年9月時点の情報です。
当記事では先に韓国で結婚する際に必要な書類や各書類の書き方、翻訳方法などを実体験を元にまとめています。
今まさに入籍の準備を進めておられる方や、今後のためにあらかじめ知っておきたいという方の参考になれば幸いです。
はじめに
婚姻手続きに必要な書類はそれぞれの状況によって異なるので、まずは入籍当時の私たちの状況についてご紹介しておきます。
夫:韓国在住
妻:普段は日本在住、韓国にはノービザで滞在中
日本で在留資格のある韓国人、韓国で既に外国人登録証を持っている日本人 などの場合は多少違う場合がありますので、各自ご確認ください。
また婚姻申告書を提出する役場によっても準備物が異なる場合がありますので、提出前に確認しておくことをおすすめします。
ではここからは私たちが入籍したときに必要だった書類や婚姻申告書の記入方法などをご紹介していきます。
必要書類
私たちが入籍したときに必要だった書類は以下の6点でした。
婚姻申告書
身分証明書(2人とも)
婚姻要件具備証明書(原本)1部
婚姻要件具備証明書(韓国語訳)1部
戸籍謄本(原本)1部
戸籍謄本(韓国語訳)1部
書類の概要等については過去の記事にまとめてありますので、そちらをご参照ください。
書類の記入方法など
婚姻申告書
婚姻申告書の書き方は婚姻申告書のフォーマットにも書いてあるのですが、外国人の場合の書き方については記載がなかったので、私たちは証人欄と夫側の記入欄だけを埋めた状態で区役所に伺いました。
窓口で私が外国人であることを伝えると、職員さんが書き方を丁寧に教えてくださいました。
提出する役場によって異なると思いますが、私たちが提出した区役所ではこのように記入して提出しました。
実際に私が記入したのは①と②の赤文字の部分のみ。
妻側が記入する部分にある空欄はそのまま空欄、「인 또는 서명」部分も手書きの署名だけでOKでした。
夫が誤って記入した部分(住所を道路名住所にしていなかった)があり、枠外にサインを求められた箇所がありましたが、それ以外は韓国人同士の婚姻申告書の書き方と同じ書き方で大丈夫でした。
ちなみに⑦の証人欄ですが、ここは先に韓国で入籍する方のみ成人2名の署名が必要です。
先に日本で入籍を済ました方は証人署名は省略できるので、参考にしてください。
身分証明書
夫は運転免許証、私はパスポートを提示しました。
婚姻要件具備証明書(原本)
婚姻要件具備証明書は韓国の日本大使館で発行したものを提出しました。
大使館での発行方法、費用、なぜ日本の法務局ではなく大使館で発行するに至ったかについては別の記事にまとめていますので、よろしければこちらをご覧ください。
婚姻要件具備証明書(韓国語訳)
日本語の書類を韓国側の機関に提出する際は翻訳した書類も準備が必要ですが、誰が翻訳してもいいということで、今回は私がWordで作成したものを提出しました。
私が実際に提出したものがこちら↓
手書きで書いたので、上記の画像にはありませんが、右下の(翻訳者)の部分には名前の横に捺印をした状態で提出しました。
戸籍謄本(原本)
戸籍謄本の原本は日本で発行して持ってきたものを提出しました。
※戸籍抄本ではなく戸籍謄本です!
戸籍謄本(韓国語訳)
戸籍謄本の翻訳も私が担当しました。
個人情報しかない書類でモザイクだらけになってしまうので、実際の書類はご紹介できませんが、戸籍謄本のフォーマットとほぼ同じように作成しました。
ここで注意が必要なのは生年月日の翻訳方法!
韓国には元号がないので、戸籍謄本に書いてある両親や自分の生年月日はすべて西暦に変換して翻訳しなければなりません。
(쇼와50년と書いても韓国の方は分かりませんよね)
それ以外はそのまま訳してしまえば完成です。
こちらも先程の婚姻要件具備証明書の韓国語訳と同様に右下に翻訳者情報と捺印をして提出しました。
提出から受理までの流れ
私たちは夫の住む区の区役所で婚姻申告書を提出しました。
冒頭でもご紹介したように私たちは婚姻申告書の妻側の欄を空欄のまま窓口に伺ったので、教えていただきながら記入をしたり、夫の住所を道路名住所に書き直したりしたので、窓口には10分くらい滞在していたと思います。
国際結婚だからと特に職員さんがあたふたしている感じもなく、慣れた様子で処理してくださいました。
職員さんが提出した書類を見ながら、パソコンにカタカタと情報を入力し終わると、「접수증(受付証)」という書類を発行してくださいました。
当時は何も考えずに受け取りましたが、私たちの場合、ビザの申請時に提出したので捨てずに保管しておくことをおすすめします。
そして肝心の受理までにかかった時間ですが、提出日を含めて4日で受理されました!(月曜提出→木曜受理)
処理されるスピードもですが、受理完了のお知らせをSMSで送ってくださるところにも韓国らしさを感じますね(*^-^*)
先に韓国で入籍する場合は、妻の名前が夫の婚姻関係証明書、家族関係証明書に反映するまで日本の婚姻届を提出できないので、韓国の婚姻申告書提出から日本の婚姻届の提出までは最低1週間以上は空けてスケジュールを組んでおくといいかなと思います。
以上、韓国で先に結婚する場合の婚姻申告書の提出レポートでした。
次回は日本の婚姻届提出時の必要書類等をご紹介していきます。
ここまでご覧くださり、ありがとうございました。
N.