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筑波大学附属小学校 考査当日の流れと作文対策

この記事では、2次選考(考査)当日の流れ・注意点と考査中に親が書く作文に対して我が家が準備したことを記載致します。

筑波は1次・3次選考が抽選であることや、塾で訓練されていないがポテンシャルの高い子では合格がワンチャンスあり得ることから、記念受験組が私立よりも多いです。記念組だろうがガチ勢だろうが私立だろうが国立だろうが、願書提出時点でこの親は当校にふさわしくないと見なされてしまっては、考査すら見てもらえない可能性があります。筑波は面接がなく、その代わりに1次Web選考申し込み時の200字志望理由、2次選考の願書の志願理由書、2次選考の間(考査中)に会場で書く作文、によって親の資質を見極められます。私立に比べると、子どもの考査以外はそれほど気にしなくてもいいのでは?という意見もあるかと思いますが、私がこれら提出物をそれなりに学校が重視しているのかもと思った理由は主に2つあります。
①筑波は、「勝ち負けを明確にする運動会」、「遠泳・登山、運動会などの行事で目標を達成するためにハードな練習がある」などを学校側が明示しており、それらについてこられる根性ある子どもを望んでいるとも捉えられます。
②過去に、「自分の子どもが〇〇をしたと連絡がありました、あるいは⬜︎⬜︎と子どもが言っています。どう対応しますか?」(〇〇には、友達に暴言・乱暴をした、電車・バスで騒いだ、泣いて帰ってきた、先生に叱られた。⬜︎⬜︎には、お腹が痛い(仮病を疑うような言動)、学校に行きたくない)という作文課題が出題されています。私立と異なり国立ではトラブル時に子ども同士で解決することを推奨しているという噂(幼児塾の先生談であり真偽は全く不明)を耳にしたことがありますが、これらの作文出題歴から、珍しく塾の先生の話は正しいのではと感じました。つまり、作文・志望理由書によって親が子どもを躾けている度合いを確認し、入学後の躾けや勉強などを学校まかせにしない家庭かどうかなどをチェックしているのではないかと考えられます。また同時に行動観察によって、他人と関わる子どもの様子を見ることで、子ども同士でトラブルなどがあったときにどう対応するのか、そもそもトラブルを起こすような子どもなのかなどを審査しているのではないかと思われます。
ここまで勘繰らなくても、「1回どころか2回も入学の意思を書かせて、時間制限付きで手書きで作文課題を書かせるということは、入試の一環としてきっと大事なことなんだろうな、ちゃんとやろう」と大体の人は思っているはずです。合格のための加点はないかもしれませんが、これらの課題や理由書で最後の行まで埋めていなかったり、他の家庭と同じような内容でどこかのコピペなどではと思われてしまう内容の場合には、減点か子どもの考査を審査されないなども起こり得ると思いました。

以下では、当日の流れと注意した点、そして作文の過去問で私自身が用意した文章を載せています。

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