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東洋英和女学院小学部 5月11日の学校説明会の内容とアンケート

この記事では東洋英和女学院小学部の5月の学校説明会の内容とアンケートについて記載しています。

まずは、ホームページやパンフレットに載っているレベルですが東洋英和の情報を以下に記載致します。

東洋英和女学院小学部 基本情報

立地:港区六本木という都内随一の一等地に位置しています。最寄り駅は大江戸線・南北線が通る麻布十番駅と大江戸線と日比谷線を通る六本木駅。Google mapで調べると、地上に出てからの距離は六本木駅からのほうが6分と近いですが、麻布十番駅からも8分とそれほど変わりません。実際に子どもを連れて歩くと、改札を出てから15分〜20分程かかります。麻布十番駅の場合、大江戸線と比べて南北線は地上出口までかなり距離があるため、実際に子どもを連れて時間を測ったほうが絶対に良いです。また、麻布十番駅からは鳥居坂があり、坂登りが慣れていないお子さんだと少し大変かもしれません。

校舎:移転前ですが十分綺麗です。六本木にあるとは思えないほど校庭は広く、校庭・各教室への日当たりは良く学習環境としては申し分ないと感じました。

歴史:1884年(明治17年)カナダ・メソジスト教会により東洋英和女学校を開校し、創設の提唱者である宣教師ミス・カートメルが校長に就任。2024年で140周年を迎えました。

建学の精神:敬神奉仕

敬神 心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの母身である主を愛しなさい。(マルコによる福音書12章30節)

奉仕 隣人を自分のように愛しなさい。(マルコによる福音書12章31節)

キリスト教の中でもカトリックではなくプロテスタントですので、マリア像などの偶像崇拝はしていません。

理事長・院長:増渕稔(2018年-) 「・・・誰も見ていなくても天の父なる神さまは見ておられることを学び、他者を理解し愛する、心の大きな、人間性の豊かな女性に育っていくこと・・・」

小学部長:𠮷田太郎(2022年-) 「・・・小学部で学び、共に育つ子どもたちが、他人と比べて何かに秀でているとか、目立っているとか、そうした表面的な評価だけでなく、神を愛し、隣人を愛する人として成長できるよう、・・・」

受験に限って言えば𠮷田太郎小学部長が担当しています。𠮷田先生は、東洋英和女学院小学部長に就任する前は立教女学院小学校にいました。説明会での印象は、一般的にイメージされるような校長先生よりも、かなり気さくでユーモア溢れる方という印象で、ピリピリした受験の雰囲気とは良い意味でズレています。

学校生活:

授業・・・国語・算数・理科・社会・体育・図工・生活・家庭・聖書・メープル(総合の時間的なもの)

英語:創立以来130年以上、英語の授業があった。姉妹校である韓国の梨花(Ewha(イファ))女子大学附属初等学校との交流。

音楽:毎年恒例のマグノリアコンサートがある(合唱コンサート)。パイプオルガンと多くのピアノがあり、小学校からピアノ科、オルガン科がある。

学校説明とアンケート

東洋英和は、学校に足を運んでの説明会、授業見学が複数回あり、そのたびに説明会後のアンケートをミライコンパス経由で送る必要があります。併願した雙葉は、1度説明会があった程度で、校長先生と教頭先生が原稿に書かれたよくある話をする程度でしたのでは5月に学校説明会、6月の公開授業とオープンスクール、9月の入試説明会が開かれ、ミライコンパスから申し込みを行いました。併願した雙葉は、1度説明会があった程度で、校長先生と教頭先生が原稿に書かれたよくある話をするくらいだったのが対照的だなと感じました。5月と6月2回の学校訪問後にはアンケート送付の依頼(合計3回)がありますので、我が家は帰宅して子どもを寝かしつけた後に夫婦で内容を話し合って、日付が変わるか変わらないかの間に送付しました。

学校が全てに目を通しているのか、そしてどこまで合否に繋がるかは当然わかりません。幼児塾に通いながら受験を経験して感じたことは、圧倒的に点数が高い子以外はあまり優劣が付きづらいということです。学校が定めている採点基準があり基本的にはそれに則って上から順に合否が決まるのでしょうが、人が人を選ぶ以上は同列で並んだ場合はやはり受験生とその家庭の雰囲気や真剣さ、そして第一志望かどうかなどが重視されるのではないかと考えました。学校研究や説明会を通してそう考えたのは以下が理由です。

①補欠の家庭に繰り上がりの電話をするのは直接校長が行うようで、「電話をすると、夫婦で話し合ってまた折り返してもいいですか?や他の受験校の合否を待ってからの返答でもいいですか?と言ってくる家庭があり、その場合にはその返答がくるまで次の家庭への電話を待つことになる。どの期間に繰り上がりの電話がきたらどうするなどは事前に決めておいてもらって、電話口でどちらにするか即答してほしいなと思います」と、どの説明会でも𠮷田校長が毎回話していたため、滑り止め校として虚しさを感じているのかなと思いました。

②英和は11月2日が考査日です。英和の上位校とされる雙葉や白百合などの11月1日受験組も受験する結果、英和は毎年かなり倍率が高いので、その分補欠もそれなりにでます。①の話を聞くと、併願校ではなく英和を第一志望にしている家庭をできるだけ欲しいと思っていると考えられます。

③𠮷田先生は2022年から立教女学院からいます。その前後で面接での質問内容も傾向が変わったように感じましたが、特に2023年には「数ある小学校の中で、なぜ本校を志望されましたか?他校について何校くらい研究されましたか?」というそれまでにない質問があることも、第一志望の家庭を重視していることを示唆していると思います。

たかがアンケートや説明会だから形だけ参加していればいいんだろうと考えることは簡単ですが、何が合否を分けるか不透明な小学校受験だからこそ、親がしてやれることは全てやろうと我が家では考えました。子どもが文字通り毎日泣きながら勉強している一方で、本番に向けて親ができることといえば願書・面接だけではないと思います。「代々その小学校の卒業生です」、「プロテスタントの教会の子どもです」、などの一部の”純血”や考査内容が完璧などのほぼ勝ち確の家庭は一握りです。大多数の「縁故はあるけど卒業生は親だけ」や「考査内容が完璧ではない子」のようなほぼ”マグル”のような家は、頑張れるところで頑張らないといけないと思いました。

5月11月 説明会・アンケート

5月の説明会は全年齢参加可能で、9時、11時、13時30分の3回開催、550人/回が参加可能です。保護者2人で参加でき、子どもは同伴不可となっています。

到着すると順番に講堂に案内されるが、行動が満杯になると食堂に案内されます。講堂では校長の話を直接聞け、食堂ではスクリーンで見ることになるとのことで、講堂で聞きたい方はギリギリにはつかないほうがいいと思います。講堂で在校生による賛美歌を聞くことができるので、そのためにも早めの到着は必要です。賛美歌を聞いた後は、教頭・校長の話を聞いて、校内地図を持って校内を一周して帰宅となります。地図は出口で回収されます。

賛美歌を聴いて上手だなとは思いましたが、正直細かい良さはよくわかりませんでした。「コ」の字の校舎の各教室に入りながら一通り見た感想としては、とても日当たりが良くてどの教室も明るいということです。全年齢対象の説明会なだけあって、内容はそれほど踏み込んだものではなかった印象です。

以下に、実際に送付したアンケートの原文のファイルを添付します。


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