日本の三大妖刀
妖刀は普通の刀剣とは異なり特別な力や呪い、霊力を帯びた刀です✨️
実は私は小さい頃から結構な刀フェチでして、東京の墨田区にある刀剣博物館はもちろんのこと、京都国立博物館、全国各所で開催されている刀剣展示会に足を運んでは拝見させて頂いております✨️
世界中に妖刀の伝説はありますが、、今回は日本に実在する三大妖刀について記事にまとめてみます。
【村正】
妖刀村正といえばみなさんも一度は聞いたことがあるのではたいでしょうか✨️村正はその数々の妖刀伝説からも日本を代表する妖刀と言っても過言ではありません。室町時代、伊勢の国桑名郡、現在の三重県桑名市に名を馳せた刀工達によって作られた刀です✨️この刀工達が作った村正という刀の力が徳川家康を初めとする徳川家の人々を災いに陥れたのは有名な話しです。村正は徳川家に献上されましたが、持ち主になった主人を呪い結果的に村正を手にした持ち主達はみな不自然な死や不幸な死をとげるのでした。
そのため村正は「呪われた刀」、「抜けば血を見るまで落ち着かない」、「必ず持ち主に祟りが起きる」
と恐れられ、それ以降人々は村正を持つことを拒みました。
わたしも4年前くらいに三重県桑名市で行われた村正展示会に赴きました。当日は晴れの予報でしたが、突然のゲリラ豪雨。村正に近づいてはならないという神の警告だったのだろうか。
実際にショーケースの中に展示されていた本物の村正を拝見したのですが、そういった負のイメージがあったからか余計におどろおどろしく見えました。
「この妖刀村正は一体何人の人間の命を奪ってきたのか、そしてその目的は一体なんなのか。」
そんな気持ちとはウラハラに村正はなかなか一般公開されないため貴重な瞬間に胸を躍らされていた自分もいました✨️
【あざ丸】
平安時代〜鎌倉時代に作られた妖刀です✨️
この刀は刃長が54.7センチと一般的よりやや短い脇差しです。現在はあざ丸が持つ強い妖力を鎮めるため愛知県名古屋市の熱田神社に奉納されて大切に保管、祈祷されております。
妖力と呼ばれる起源は、「歴代の持ち主が目の病気や不自然な死をとげた」「あざ丸を手にすると肢体が勝手に操られ人を斬り殺す」との話が伝承されているためです。恐ろしい刀ですね✨️
妖力は一般的に500年経つとその力は失われると言われているため現在は普通の刀に姿を変えて静かに眠っていることでしょう。
ただ、強い妖力を持つ誰かが手にすればあざ丸は妖力を取り戻し、また災いをもたらすかもしれません。
残念ながらあざ丸は一般公開されていないためお目見えする機会はありませんがとても興味を引く一振りですね✨️ぜひ公開してほしいと願うばかりです✨️
【北谷菜切】
これで「ちゃんたなーちー」と読みます。
読めないですよね(笑)
それも仕方ありません、なんと言ってもこの妖刀は沖縄(琉球王朝時代)の刀ですから、読み方は難しいです✨️
琉球王朝の宝刀として継承され現在は那覇市歴史博物館に収蔵されております✨️
北谷菜切は野菜を切る刀として作られましたが、北谷菜切の持ち主だった農婦が野菜を切った瞬間に農婦の赤ちゃんの首が切れてしまったという悲しい話が残されています。
また、そのあとも北谷菜切は妖刀を使い自ら動いて沢山の人々の首を切ってしまったという逸話も残されています。
とても怖い刀ですね。こちらも残念ながら一般公開されていませんのでお目見えする機会はありません
みなさんの家の台所にある包丁も妖刀をもてばあらゆる不幸をもたらす妖刀ならぬ妖丁になるやもしれません。なんちゃって(笑) ✨️
また、ふざけても絶対に妖刀に触れてはいけません。
といっても展示品にはふれられませんが(笑)
ただもし、妖刀を手にとってしまえばあなたの身体は妖刀に乗っ取られ、あなたの身になにが起こるか保証はできません✨️