ちょっと吐き出したくなった
過去にお付き合いをしていた人が結婚したんだってよ。
その人に対して未練とか引きずっていることとかはないんだけど、私ではなかったなと妙に納得してしまった。
その人とお付き合いをしている間、楽しかった思い出よりも楽しくないこと、苦しかったこと、割り切れなかったことが多かった。
しかし、全部が全部その人の所為ではないことは明白だった。
私は幼少期、父親に虐待を受けていた。
猛暑の中車に数時間閉じ込められたり、暴力、暴言は当たり前。
当の父親本人は、罪の意識はなし。
育児、家事には極力的ではなく、休日はベッドでゲームをしているか、趣味の家電量販店巡りに連れて行かれた。
全く楽しくなかった。
その記憶が今現在でもフラッシュバックをする。
これがお付き合いをする中で弊害になってしまった。
相手がちょっとした強めの冗談を言うとそれを間に受けてしまう。
言った本人は「冗談なんだから間に受けないで。」と一度注意された。
でも、何度かそれが積もりに積もって今でも心に傷が残っている。
デート前日に「やっぱり一人旅に行きたいからデートはなしで。」と連絡が。
私はその人はそういう人だと受け入れていたつもりだったが、やはり傷つくものは傷ついた。
父親にも約束を何度も破られた記憶がある。
私はそういう星の元で生まれてしまったんだなと思った。
このことを素直に話せば良かったのかなとも思うが、こんな人生最低な思い出をわざわざ自分の口から話すのも憚られ、話さなかった。
いつしか、お付き合いしている人と父親を重ねていたのだ。
重ねてしまったが故に本当の相手を見ることができなかったのかもしれない。
私は今後二度と恋愛をすることはないだろう。
ずっと過去に縛られ、苦しむくらいなら恋愛はしたくない。
母と父が離婚するときの泥沼を直に見ている。
一緒になるのは簡単だが、離れることは相当の時間と金と気力を使う。
一度は愛を誓い合った仲でもドロドロな感情に支配され、いい結末になんて早々ならない。
今はそれなりに平穏に暮らしている。
周囲が結婚を選ぶ中、私は結婚を選ばないことで自分を守っている。
「結婚=世間的な幸せ」という考えはもう破綻していると思う。
それでも結婚を選ぶ人は奇跡に近い。
世の中の夫婦は、どうか私のような人を生まれることがないように暖かな幸せを保ってほしい。
子を産むにしても、産まないにしても、どうか人生でずっと心に残るような傷は少しでも無くなるように。
最後に、兄弟の療育費を最後まで入金しなかった父は本当にクズです。
連絡は途絶え、生きているかも不明ですが、なにかあっても絶対に助けてやらない。
結婚を考えている方はこういったクズには引っかからないように…
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