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出張中の執筆、文脈が決める時間の性質。
今日はいつもと少し違う。出張する。
出張日に、執筆ができるか、という話。
習慣の変化の影響力は大きい。
単純に出張が入るだけで、執筆できる見込みが1〜2割くらいに落ちてしまう。
一日のスケジュールの変化が要因だと思う。いつも綺麗に切り分けている24時間が、一度ぐちゃっと潰されてこねられて一つの大きなタマになって、そのあとで改めて、これは執筆の時間、これは移動の時間、これは仕事の時間…と切り分け直す感じ。
執筆に充てられる時間の量だけでなく、タイミングや、前後の位置関係が変わってしまう。
時間とはどうやら、”60分”みたいなボリュームだけで片付けられるものではなさそう。
「ちょっと自転車で運動した後の60分で、その後は同じくちょっと自転車を漕いだらいつもの始業時間」
という、”文脈”が時間の性質を決めている。
出張だと、
「電車移動の果てに辿り着いた駅のカフェでの60分で、そのあとは新幹線に乗って、パソコンで仕事をしなくてはならない」
とか、
「ホテルで朝食を食べた後の、部屋での60分で、そのあとはロビーで同僚と待ち合わせて、フィールドワークが待っている」
とか。
文脈が変わると心のありようが変わるし、それが執筆のありように影響する。
心を常に同じに保つ、というのは現実的ではないだろう。目の前に猫がいるのと虎がいるので、変わらぬ自分を保てやしないし。
だから、出張による文脈の変化を、好機に変えていく力を養っていくんだろうな。
時間の性質が変わる、心持ちが変わる、クリエーティブに確変が起きる。
うまく書けなくていいから、打席には立つように心がけよう。何が起こるかはわからない。