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Lim Blog -Junya Ishikawa-

1. はじめに

はじめまして、Limにて代表を務めております石川純也と申します。
英語国際学部の4回生です。これまでの学校生活では国際交流を軸に、日本文化体験や関西圏を中心に留学生と訪れるフィールドトリップ、母語以外で挑戦するスピーチ企画の立ち上げや学外での教育支援などに情熱を持って様々な活動を行ってまいりました。
この度は、Lim運営メンバーが更新するブログ記事の記念すべき第1回ということで恐縮ながら、当団体の誕生ストーリーと私の大学生活、今後の展望等を私の中高時代まで少し時間を巻き戻して綴らせていただきます。
Limのことはもちろん私のことも皆様にお見知りおきいただければ幸いです。

2. 海外に憧れた中高時代とコロナ真っ只中の大学1回生
小学校で初めて習った英語。最初は当然のことながらALTの先生が何を言っているのか全く理解できませんでした。そんな授業に嫌気がさし、遂には授業を抜け出し校庭でボール遊びを始めるような学年に一人はいる”問題児”でした。
その後、私は何を間違えたのか私立の中高一貫校に入学しました。ビュンビュン進む英語の授業に対し、苦手意識どころか恐怖すら覚えたのです。
そんな時、言葉の壁はもちろん、生徒と教師という関係すら超えた一人の友人として私に接してくれるイギリス人教師の方々と出会いました。彼らとの交流を通じ、私は気が付けば英語や海外文化に興味を持ち始めます。そして高校卒業後は必ず充実した国際交流を経験できる大学に進学すると決心したのです。
しかし、私が大学に入学した2020年は、パンデミックの真っ只中で授業は常に自宅から受講するオンライン形式。国際交流どころかキャンパスライフが始まるには入学から1年の月日を要しました。

3. チャンスを掴むためにもがき続けた大学2回生
2021年4月、待ちに待ったキャンパスライフが始まり、私は2回生になりました。1年間のオンライン授業が続き、大学生活の4分の1が過ぎたことを考えると焦りを感じていました。大学生活で何か新しいことに挑戦したいと思っており、来る日も来る日も新たなアイディアはないか、何か周りの人のためにできることはないかと思考を巡らせていました。しかしどんなに考えても現実は何も変わらず、漠然とした不安が心の中を支配していました。

ある日、教職課程を履修する友人との会話で、彼らが4回生になった際、教育実習に参加することを知りました。私は彼らが教育実習よりも前に教育現場を体験する機会がどれほどあるのか疑問を抱いたのです。もし彼らがより多くの経験を教育実習よりも前に積めば、教育実習はより充実したものになる可能性があるのではないかと。そして、自分が彼らにその機会を提供することができれば、彼らと共に成長することができるとも考えました。「チャンスは今目の前にある!」そう自分に言い聞かせて行動することを決意したのです。

ここでの詳細説明は割愛しますが、私は関西外大内の様々部署のたくさんの職員の方々とお話しさせていただく機会に恵まれました。そして枚方市内の公立中学校にてコロナ禍では他に類を見ない異例の対面開催の国際交流イベントを開催したのです。
アイディアの着想からおよそ半年の期間を経て、2021年10月に夢にまで描いた私の充実した大学生活は素晴らしいプロジェクトの成功とともにスタートしました。

①身の回りで問題や課題を見つける
②自分のアイディアを形にし、その過程で様々な人と協力する
③みんなで結果を残し、プロジェクトに携わった全ての人に幸せになってもらう

この一連のプロセスに私はなんとも形容しがたい高揚感と満足感、幸福感を心の底から感じていました。

4. 挑戦が実を結び始めた大学3回生
前述したプロジェクトが終了した後、2021年8月より私は大学公式の国際交流団体に加入し、数多くのイベント企画の立案・運営に携わりました。活動のほとんどはオンラインで行われましたが、海外の学生とのチームで活動していく上で、毎日が勉強の連続でした。言語や文化の違いがあり、相手も英語が母語ではない場合があるため、言葉の壁を言い訳にすることはできません。
私はこの困難であり素晴らしくある環境で結果を出すことを決意し、私はとことんとチームメイトと向き合い、数多くの試練を共に乗り越えました。そして、プロジェクト終了時には私たちのチームは数あるチームの中で集客数、イベント満足度共に最高成績を記録したのです。

2022年1月、私に当団体の代表就任の話が大学側から舞い込みました。先だってのチーム成績や個人の経験を評価しての昇進のお話です。当時の私はそのポジションに耐えうる自信とスキルは自分にはないと感じていましたが、新たな環境に挑む覚悟をし、昇進のお話をお受けしました。私のポジションはPlayerからManagerへと変化したのです。満足することより迷い悩むことの方が多かったですが、私が代表を務めた期間は過去最多人数のチームメンバーで過去最高のイベント数を作り出すことができました。
見た目や言語、価値観の違う様々な人々と時には衝突しながらも切磋琢磨したあの時間は私にとって一生の財産です。当団体の代表を退任後、私は新たなる挑戦としてLimの立ち上げに取り組んでいくこととなります。

5. 新団体Lim設立、将来を見据える大学4回生
2022年8月、500名を超す留学生の来校のニュースを耳にしました。「今後はコロナ禍以前と比較し、より一層国際交流の需要が増えるだろう」と考えた私は、以下の二つの目的で当団体Limを立ち上げました。
①これまで国際交流の場に恵まれなかった外大生や、これから外大で様々な学生との交流を望む留学生に国際交流の場を提供すること。
②これまでのイベント企画やプロジェクト運営で培った能力を、一人でも多くの人に還元すること。

Limの名前の由来はLife is mineの頭文字です。とてもありふれた言葉ですが、私はこの言葉の意味を「自分で歩く道(人生)は自分で決め、切り拓いていく」と理解しています。団体の代表としてLimを通じて、多くの人が国際交流にとどまらず新しいことに挑戦できる場を提供していきたいと考えております。
2022年8月の団体設立以来、Limは30回以上の様々なイベントを開催しており、国際交流を中心に500名以上の方々にご参加いただいております。Limは、外大生と留学生とが互いに言語や文化を学び、互いの視野を広げるための場所です。今後も、Limがより多くの人々にとって素晴らしい価値を提供し続けられるよう、運営一同努力してまいります。

6. おわりに
ここまで読んで下さりありがとうございました。私は現在たくさんの仲間と日々様々な活動を通じて幸せに生きています。ここまで来れたのは一重に挑戦し続けた結果だと自負しております。「物事は思った通りにはならない、思い行動した通りになる」これは私の信念のひとつです。あなたはどんな挑戦をしていますか?諦めずに挑戦し続けることで、どんな状況からでも起死回生の一打が導き出されます。みなさんの挑戦が成功することを願っております。
次回以降は各Limメンバーのブログ記事が掲載されます。ぜひお楽しみください。
皆さんとイベントでお会いできることを心より楽しみにしています。

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