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髪と春と自律神経の乱れ
春は1年でもっとも寒暖差が大きい季節。40代以降になると、ホルモンバランス、自律神経の影響から気温の変化を受けやすくなる体質の人も出てきます。これは、髪にも影響がありますので、春に起こりやすい不調と対策のお話しをお伝えしますね
中医学的、春の体質チェック
まずはチェック表で、自分に当てはまる症状や状態がないか確認してみましょう。
□ボーっとすることが多い
□頭痛やめまいがある
□なんだかイライラしやすい
□ため息をよくつく
□落ち込みやすい
□足が冷える
これらに2つ以上当てはまる人は、「気」の巡りに影響がでるタイプ
□目が疲れる
□目の周りがピクピクする
□肩や首が凝る
□いつもより疲れやすく、だるい
□顔色が悪い
□55歳以上である
これらに2つ以上当てはまる人は、「血」の巡りに影響がでるタイプ
血行不良で疲れがたまりやすくなっています
2つの不調の根本原因は、「自律神経の乱れ」にあり!おすすめの対策
「気」の巡りに影響がでるタイプは
気の巡りをよくして精神を安定させることを心がけましょう。
香りを活用する
柑橘系のアロマや、お花の香りは、速やかに脳に働きかけ、感情をリセットしてくれるので、即効性も期待できます。
歩く
軽いウオーキングや散歩など、適度な刺激があると自律神経のオンとオフの切り替えがしやすくなります
呼吸を意識する
天井へ向かって鼻から7秒かけて吸い、おへそに向かって口から7秒かけて吐くと、全身がリラックスモードになります。10回繰り返します
「血」の巡りに影響がでるタイプは、
血行をよくして疲れをとるセルフケアを生活に取り入れましょう。
酸味のある物をとる
柑橘類や酢の物、梅干しなど、酸味のある物をとりましょう。酸味には血の流れをよくする作用があると考えられています。因みに梅干しを焼くと、クエン酸が倍になるのでおススメです
温める
足湯をしたり、お風呂にゆっくり浸かって体を温めましょう
予定をいつもの8割にする 3月4月は学校行事も多い時期です。
元気な人でも季節の変わり目は疲れが出やすいので、回せる予定はいつもの8割程度に・・・・
四季は、自然の生命エネルギーの陰と陽を一年通して変化させています。
夏は「陽」のエネルギーが優位になり、人の体も活発になり、外に出たい!など、外へと気持ちも向かいます
冬は「陰」のエネルギーが優位になるので、人の体はあまり動かなくなったり、家でゆっくりしようと内へ気持ちが向かう傾向になります。
その季節の変わり目に当たる秋や春は、自然と共に体のエネルギーも次へ「移動」しようとする間なのですが、季節と逆行して生活している現代人は、疲れや変化に体が追い付かず、気持ちや血の巡りが悪くなり不調として表れます。
髪は、気の巡りも血の巡りも両方の影響を受けますので、春や秋に抜け毛が多くなるのです。
特に冬から春の変わり目は、「陰」に貯まった体の毒素が出始めるので、特に無理をしないことが大事ですね