季節外れの花火
有休消化期間最終日である今日、大学の地から自分の家に帰る。
有休消化のこの数日間はあっという間だった。
4年間通った大学
何度も通った道を歩いた。
あぁあの4年間…思い返すだけで涙が出た。
次から次へと嫌な事が起きただけでなく、あの時の自分は弱かった。
あの時…なんてまた思った。
4年間全てが無駄ではないけれど、あの時…という気持ちが強すぎる。
そんな思いに耽りながら歩いたコンビニまでの道
その帰りに季節外れの花火が上がっていた。
しかも2日連続だ。
季節外れの花火は遠くて小さかったけれど、キラキラ輝いていて美しかった。
そんな花火がこれからの私を応援してくれているような気がした。
そして、4年間よく頑張ったねと言ってくれているような気がした。
明日はいよいよ退社日。
最後の挨拶をどうするかソワソワしている。
そして明後日は入社日。
めちゃくちゃ緊張する。不安でいっぱいだ。
そんな風に思いながら、高速バスを待っている私である。