普通二輪免許の限定解除
私が持っているバイクの免許は、普通自動二輪(小型AT限定)です。
以前のnote記事で秋以降に教習所に通うかも的なことを書きましたが、色々考えてるうちに待ちきれなくなり、「小型AT限定」を解除するために教習所に入校し卒業してしまったので、今回はその日記を書こうと思います。
※本文中では、「普通自動二輪免許(小型AT限定)」のことを「小型AT免許」と表現します。
入校
5月14日(日曜)、自動車学校に入校しました。
4年ほど前に小型AT免許を取る際にお世話になった教習所です。
視力検査や写真撮影、適性検査を行いました。
適性検査で使う筆記用具を持参するのをすっかり忘れていたことに気付き、空き時間にコンビニにダッシュしてペンを買いました。
新生活準備シーズンと夏休みシーズンの間の時期なので自動車学校は空いてるだろうと思ったのですが、どうやら皆さん考えることは同じようで……バイクの教習を受ける人が非常に多く混み合っているとのことでした。
初回教習の予約をしようにもすぐに教習枠が埋まってしまうので、まずは予約取りに苦労することになりました。
初回教習
なんとか予約を取れた初回教習は5月19日(金曜)。
教習を受ける前は「自分なんぞがギア付き二輪を操れるんだろうか。何かの気の迷いで早まってしまったのでは」と心配してましたが、説明を受けていざ自分で走ってみた感想としては「ただただ、ひたすら楽しい!楽しすぎる!」でした。
引き起こしも練習しましたが、想像してた以上にバイクは重かったです。
2、3回目教習
5月21日(日曜)に2コマ連続で教習を受けました。
この日でS字、クランク、坂道発進、スラローム、一本橋、急制動といった一通りの試験課題の練習をしました。
まだまだ半クラの感覚が身に付いてなくて、挙動はかなりぎこちないものの一応課題はクリアできました。
特に苦手意識があるのはスラロームです。小型AT免許を取る時には無かった初めて体験する課題なだけあって、スムーズに連続して車体を倒す&適切なアクセル操作のコツが分からず、何度もパイロンに直撃しそうになりヒヤヒヤしました。
一方で、一本橋と急制動は特に苦労することもなく簡単にクリアできました。小型AT免許を取る時に練習したことや、今日までずっとPCXに乗り続けてきたことで養われた感覚が活きていると感じました。
2時間連続でスーフォアに乗った後の帰り道にPCXに乗ると「こいつはなんて楽チンで軽快なバイクなんだ」とひどく感動しました。
4、5回目教習
5月27日(土曜)、また2コマ連続で教習を受けました。
この日は自分が先導し教官が後ろを着いてくる形で検定コースを走りました。
頭では覚えたつもりでも、いざコースに出て慣れないクラッチ操作などをしながら走っていると次の道順を思い出す余裕がなくなり、コース間違いを何度かしました。
それでも一応課題はなんとかこなし、無事に走り終えることができました。
6回目教習
5月28日(日曜)に1コマ受講しました。
ウォーミングアップで教習所内をブイブイ走ってる際に勢い余ってスラロームのパイロンをひとつ引っ掛けて倒してしまいました。
ウォーミングアップ後の教習では特に問題なかったのですが、地味に凹みました。
7回目教習
6月2日(金曜)に1コマ受講。入校時に「梅雨入りするまでに卒業できるといいなあ」などと思っていましたが、梅雨入りしてしまいました。
教習をもっとガンガン詰めて予約すればいけたのかもしれませんが……。
教習が順調だったからなのかどうかは分かりませんが、検定に直接関係ないスタンディング姿勢での走行の練習をしました。
教官曰く「大型二輪にしかない試験課題ではあるんだけど、路上に出てからは普通二輪でも必要なシーンがあるかもしれないから、こういう走り方もあるってことを一応覚えといて」とのこと。
バイクに立って乗るなんてバランス崩れるのではと思ってましたが、これが案外安定するもので面白いなぁと思いました。
その後の教習は検定の2コースを走りました。
ここまで来るとコースを間違えることもなくなり、課題も特に難なくクリアできるようになりました。
教官からは、指示器を出すタイミングなど細かいところのアドバイスをもらいました。
8回目教習(最終日)
AT小型免許の限定解除は補習など無くストレートにいけば8コマの教習で終わりです。
6月10日(土曜)に最後の教習を受けました。
検定の2コースを2回ずつ練習しました。
教官は終始優しく、この走りを検定で披露してもらえれば合格できると言ってもらえました(検定直前の最後の教習だから自信をつけさせようという意図があったのかもしれませんが)。
ここに来て、今まで何の気なしにスイスイーっと通過していたクランクに謎の不安が芽生えてしまいました。
検定で意味不明なミスをしてパイロン接触一発不合格になったらどうしようと、検定が終わるまでずっとビクビクしてました。
限定解除審査(卒業検定)
6月11日(日曜)、卒業検定の日です。
一週間前から卒検当日の天気がどうなるかずーっと気になってましたが、梅雨入りしていることもありなかなか見通しが立たず……ある時は晴れ予報になってても翌日確認すると雨予報に変わってたりして「どっちやねん!」とやきもきしていました。
が、実際の天気は曇り。夜中に雨が降ったようですが、検定の時間にはアスファルトはすっかり乾いてました。
4年間通勤でPCXに乗っているので雨の日の走行に不慣れというわけではないですが、やっぱり検定時はできるだけいいコンディションで走りたいものです。結果として天気に恵まれ助かりました。
普通自動車、大型二種など様々な免許の検定を受ける人がおり、その中で普通二輪は自分を含め4名、大型二輪は2名でした。
私の順番は二輪関係の中で何と大トリ。
緊張の時間が長く続くのは嫌なのでなんならトップバッターがいいと思ってたくらいだったのですが、残念ながら希望とは真反対でした。
他の人がスムーズに検定を終えて帰ってくるのを迎えながら待ち、ようやく自分の番になりました。
試験官に合図を送り、安全確認、スタンドを払い乗車、ミラー調整、エンジン始動、ギアを一速に入れ、指示器を出し、後方確認、クラッチを緩やかに繋ぎながら発進しました。
踏切を渡りスラロームと一本橋をクリア。
外周をぐるりと回りS字をクリア、不安だったクランクもクリア。
ここで安堵したせいか、教習中は一度もやったことのない謎のコース間違いをやらかしました。
曲がるべきところを直進してしまい、直進してる最中に「あっ、これ違うやん」と気付きました。
安全なところで停止し、教官の指示を仰ぎ無事にコース復帰しました。
その後は坂道発進と急制動をクリアし、なんとか終着点に帰ってこれました。
ギアをニュートラルに入れ、指示器を切りエンジンを止め、安全確認をしてから降車、スタンドを立てて試験官に合図を送り、検定は終了しました。
思いもしなかったコースミスがあったものの、一発アウトは無く無事に終了でき一安心です。
完走したもののまさか減点が積み重なって不合格になってたりして……と不安な気持ちで結果発表を待ちましたが、そんなことはなく無事に合格していました。
ちなみに一緒に検定を受けた他の普通・大型二輪の人も全員合格していました。めでたい。
別室に移動し卒業式があり、合格証明書を受け取り帰宅しました。
約1ヶ月という短い期間ではありましたが、非常に濃い時間を過ごしました。
特に教習終盤で襲ってきた謎の不安との戦いや、検定日の天気がどうなるか分からないソワソワ感でかなり精神を消耗した感じがします。
今後大型二輪免許を取ることになるかどうか今のところは分かりませんが(少なくとも現時点でそんな予定はない)、もしその際はできるだけ期間を空けずガーッと一気に教習を進めて検定まで辿り着いた方が、精神的にラクかなぁと思っています。
あとは警察署に行き免許証の書き換え手続きを済ませれば、晴れて公道で普通二輪のMTバイクを運転できるようになります。
肝心のバイクはどうするのかという話なんですが、実は既に契約を済ませており、7月上旬以降に納車される予定になってます。
そのことについては納車後に改めて別の記事を書こうと思います。
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