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クリスマスパーティーとアメリカの解雇事情。(?)

先日、住んでいるアパートでクリスマスパーティーがありました。
アパートの共有エリアにケータリングとお酒が用意されて、住民が集まって飲んだり食べたり話したり。

かわいいデザート

私が住んでいるアパートでは
クリスマスの他にもハロウィーンやサンクスギビング、謎のカラオケ大会などなど(笑)、ことあるごとにパーティーが開かれるので、Leasing officeのスタッフさんがパリピこのコミュニティを盛り上げようとしているのが伝わります。

私は引きこもりでいることに危機感を持っていたこともあって、5月にアパートに入居してからイベントごとには毎回参加していました。
でも特に誰と話すでもなく、ただただ毎回美味しく食べて飲んで帰宅。
毎回壁の花になっていました。
アメリカ人たちが楽しく話している輪の中に、英語カタコトのアジア人が入ったら迷惑だよね。。なんて考えていたんですよね。ひ、卑屈〜!🥹

それが最近は、毎回イベントで顔を合わせる何人かと少しずつ話せるようになってきて、先日のクリスマスパーティーではお互いの名前を覚えて電話番号を交換、世間話もできるようになりました。
「日本語でCheersってなんて言うの?カンパイ?じゃあみんなでカンパイしよう!🍻」と盛り上げてくれて、すごく嬉しかった。
毎回めげずに顔出しててよかった……!涙

そんなクリスマスパーティーのときに、驚いた出来事がありました。
いつも会うと明るく挨拶してくれるleasing officeの女性スタッフさん(ターシャ:仮名)がその日は見当たらなかったので、
マネージャーの男性に「ターシャ(仮名)は?」と聞いてみたんです。
するとマネージャー、「彼女のことはクビにしたよ!」と明るく一言。
そう、明るく。軽い感じで言ったんです。

完全に冗談だと思った私は、え、またまた〜!😂
と言ってたのだけど、突っ込んで聞いてみるとどうやら本当に解雇したらしい。
理由は詳しく聞かなかったけれど、マネージャー曰く、
「彼女はいい奴だけど、仕事の面では良くなかった」とのこと。
え、めちゃくちゃドライ。

ターシャ(仮名)は数日前までアパートの管理オフィスに出勤していて、「クリスマスパーティーに来るよね!?」と声をかけてくれていたので、
突然のことにびっくり。

調べてみると、アメリカではほとんどの州でAt-will employment(任意雇用)が採用されていて、特にテキサスはこの原則が強い州らしい。
At-will employmentというのは、雇用主・従業員のどちらからでも、理由を問わず、いつでも雇用関係を終了できる制度。
年齢や国籍などの差別的な理由での解雇はできないらしいのだけど、
だいたい以下の理由で解雇されることが多いそうです。

  1. パフォーマンスの問題:期待された仕事の水準に達していない場合。

  2. 規律違反:遅刻や無断欠勤、不正行為など。

  3. 職場の経営方針変更:コスト削減や再編成による人員削減。(いわゆるリストラ)

ターシャ(仮名)は、確かに結構遅刻とかしていそうな雰囲気だったかも。。雨の日は来ないとかもあった気がします。
アメリカはスーパーの店員さんが歌いながら仕事したり、
オフィスの職員さんでも仕事中にイヤホンつけていたりで
ゆるくていいわねなんて思っていたけれど、雇用主の裁量であっさりクビを切られてしまうんだな。
なんて、またしてもカルチャーショックでした。
(カルチャーの違いにはもう慣れたつもりだったけど、さらに上回ってきた。。。)

ということは、
よく行くスーパーにいつもいる、あの感じのいい店員さんも、
最近私の名前を覚えてくれたペット用品店のあの優しいスタッフさんも、
ある日突然いなくなってしまう可能性があるのだな。
それは私にはどうしようもないことだけど、
お店に行ったらできるだけ話をして、よい接客をありがとうと感謝を伝えるようにしよう。




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